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兵器FAQ目次


(画像掲示板より引用)


 【link】

「Togetter」◆(2013/03/26) 基礎からはじめる大砲のつくりかた(大口径艦砲編)


 【質問】
 砲塔は2連装は簡単だけど,3連装以降は設計が難しくなるみたいだけどなんで?

 【回答】
 1砲塔あたりの重量が増して,取り回しが悪くなるから.

 砲ってのは,砲塔から突き出てる砲身の部分だけじゃなくて,砲塔の中の基部の設計がかなり重要.
 大きな砲弾を使うものとなると,その基部もかなりスペースを取る.
 さらに装填だの,弾薬庫からの揚弾設備だの・・・・と色んな要素が絡む.
 その巨大な砲の角度を上げる装置なんかも必要になる.

 3連装にするって事は,当然,限られたスペースで3つ分の砲を運用する設計にしなきゃならんので,難しい.
 連装だとラマーや揚弾機を左右対称に配置すればいいけど,三連装以降はその辺の配置を工夫しないと,砲塔容積が大きくなってしまって装甲に問題が出たり,余分に排水量が増えてしまう.

 この辺を見ることをお勧めする.
http://www.d3.dion.ne.jp/~ironclad/wardroom/TurretProgress/turretprogress1.htm

 砲塔の内部は苦難と努力の結晶だ.
 4連装なんか故障しまくりとか言われてたものな.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 護衛艦の艦砲は果たして必要なのか?
 そもそも艦砲使わなきゃならないほど敵に近づかれた状態になった時点でアウトだろ?
 艦砲が一門あるだけで,そのための人員と砲弾が,俺らの税金で無駄に賄われてるんだろ?,使われもしないのに.
 そのスペースを使ってミサイルを一発でも多く積んだほうが良いと思うが.

 【回答】
 現代水上戦闘艦艇における艦砲の意義は,第一に対空戦における個艦防御機能です.
 現代の艦砲は高初速,速射化という砲機能の改善と,高性能の指揮管制装置,高性能の弾薬の開発により,第二次大戦時に比べその性能を一新しています.

 第二に対地支援能力です.
 これは艦砲の打撃力そのもので,一般的には5インチ以上でないと効果が少ないと言われています.
 支援射撃の重要性が特に強調されるのは上陸作戦で,英国防省の「フォークランド紛争の教訓」では,
「砲兵,艦砲の支援無くして歩兵は動けず」
と述べています.

 第三は艦砲の原点である水上打撃です.
 SSMや巡航ミサイルの出現により水上艦艇の打撃力が見直されていますが,中小口径砲も射撃指揮装置の性能向上により命中精度が高くなり,発射速度の向上と相俟って短時間に持続的な破壊力を加え得ることが可能です.

 第四にコストの問題があります.
 76mm対空弾の価格は約18万円,シー・スパロー・ミサイルは約7,700万円.
 威嚇射撃などにそうそうミサイルなどを撃つ訳には行きません.
 安価で取り扱いが容易という費用対効果の高さから,軽艦艇の主装備として,海上哨戒,作戦任務に欠かせないものと成っています.

 最後に,艦砲の魅力は何と言ってもその多用途性にあります.
 砲弾を取り替える事により水上戦,対空戦,対地戦など,幾つもの任務をこなす事が可能です.

 こういった他用途性と共に妨害や被害に強い艦砲は,乗組員の最後の寄りどころとして非常に高い信頼を保っています.


 【質問】
 軍艦の砲術で「交互撃ち方」というのがありますよね?
 あれたとえば8門しかない船だったら,4門で撃ってみるわけですよね?
 で,たった4門で意味のある散布界が形成できるのかな?って心配になるんですけど・・

 【回答】
 その4門ずつ交互に撃つことで,射撃間隔が短くなり,相手からすれば絶え間なく連続で砲撃されているかのような心理的効果を得ることが出来る.

 迅速に射撃できる交互打ち方を行うことで,挟叉までの時間を短縮する.
 挟叉したら以後は,斉射(サルヴォー)を行って命中確率を高める.

 公算射撃するには最低でも6門必要と言われるが,その6門というのは3門+3門ということなのだ.

 挟叉に必要な弾着は

   ●  ●
 □□□□□ ←目標艦
    ●

の最低3発で形成可能なんだよ.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 艦艇に旋回砲塔が出始めたのはいつ頃からでしょうか?

 【回答】
 おそらくスウェーデン人技術者ジョン・エリクソンの設計によるモニターが一番最初だろう.
 クリミア戦争中の1854年,ジョン・エリクソンがフランス海軍に旋回砲塔を備えた装甲艦を提案したが,容れられなかった.
 エリクソンはこの後,南北戦争中の1862年に完成したモニターの設計を担当した.

 モニターが低乾舷で航洋性が低かったのに対して,大型の航洋艦に砲塔の装備を行ったのがイギリス海軍である.
 クーパー・フィッリプス・コールス大佐がクリミア戦争の戦訓に基づき,1850年代末から浮砲台の建造,続いて大型で航洋性のある艦への砲等の搭載を主張していた.
 1860年代初めからコールス式砲塔艦と呼ばれる砲塔の下部を船体に埋め込んだ型の装甲艦が各国で建造されたが,大型航洋艦でそれが実現したのは1860年代の末になってからであった.
 イギリスで1869年モナーク,1870年キャプテンが竣工したが,1870年にキャプテンは転覆してコールス大佐を初め472名が死亡した.
 原因は乾舷の不足とトップヘビーによる復元力不足と言われる.

 この事件から暫らくは砲塔は沿岸防衛用の小型艦に限定されたが,1873年にはある程度航洋性を犠牲にして帆走設備を削減した大型の砲塔搭載艦デバステーションがイギリスで竣工する.
 蒸気機関の発達により帆走設備の大幅な削減や撤廃が可能になった為,上部の重量の減少や砲塔の射界の確保・旋回・配置が容易になり,また,動力に蒸気・水圧が利用されるようになると砲塔搭載の利点が大きくなり,大型航洋艦への砲塔の搭載が一般化していく.
 しかし,砲塔は重心位置の低下の為に低い位置におかれることが殆んどであり,航洋性を損なうことが多かった.

 1880年の末になると,この欠点の解消と,より大型の後装砲の搭載のためバーベット艦が登場する.
 これは,バーベットと砲身を分離し砲身をバーベットの上に剥き出しで配置してバーベットの上部まで乾舷を増し航洋性が高められたものである.
 そして砲身部分の周囲が次第に装甲で覆われるようになっていき,これ以降一般的に見ることができる砲塔が完成する.

軍事板,2005/01/23
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 艦艇の砲塔の駆動方式に水圧型と電動型があるみたいですが,これはどういう違いがあるのでしょうか?

 【回答】
水圧式
 初期~第二次大戦前くらいまで主流だったタイプ.古いが,機構は単純でその分,信頼性がある.
パワーがある奴はでかくて重くなるのが欠点.小型化も難しく,モーターの効率や信頼性が向上すると廃れた.

電動式
 モーターで動かすタイプ.20世紀くらいからチラホラ見かけるようになって,現代ではこっちが主流.
 初期は高価なモーターを用いる割にはパワーや信頼性に難があったが,技術が進歩すると採用する船が増えていった.
 水圧式と比べると動作が軽く,精密に出来るのが特徴.
 大出力のモーター作成にはそれなりの技術力が必要.船に強力な発電能力が無いと逆効果.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 1910年代に作られたパリ砲の射程が100kmを越えていたのに,同じ位の口径の条約型重巡洋艦の射程は30km以下で,戦艦の主砲でもたった40kmほどしか飛ばなかった(飛ばさなかった)のは何故なのですか?

 【回答】
 ”パリ砲(Kaiser Wilhelm Geschuetz)”は210mmの砲で,65発発射後に240mmにボアアウトされる必要がありました.
 このため,確かに長射程ではありましたが,実用的ではなく,実際の破壊力より,精神的被害を目的としていた,との記載があります(les Canonsde l'Apocalypse).
 ですから,当時の艦船に搭載されていた砲は,実用性(耐久性)を重視した結果パリ砲よりも短射程になったと思います.

軍事板

 当初の口径は21cmでしたが,約70発を発射すると口径が約23.2cmに広がってしまったそうです.
 また,その長砲身が下方に曲がってしまうため,外装式の支策が必要でした.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE

 また,パリ砲は巨大すぎて戦艦にも積めません.
 また仮に積むことができても,敵艦に当たりません.
 軍艦はお互いに動いているので,艦砲射撃の際には敵艦の未来の位置を予測して撃ちます.
 しかし,ろくなコンピュータのない時代に,100キロ先の敵艦の未来位置を算出するのは不可能です.

202解説中隊 ◆tsQRBnY96M


 【質問】
 戦艦の艦砲は.質量で装甲を貫こうとするから大変なんであって,成形炸薬弾にすればいいのでは?

 【回答】
 小区画で分割されてる軍艦の場合,スペースドアーマー効果がすでに素で…

軍事板,2009/06/05(金)
青文字:加筆改修部分

▼ 前の戦争の末期に,未完成空母「阿蘇」を用いて,桜弾という2メートル近い大きさの対艦成型炸薬弾がテストされたことがあります.
 結果は「直線的にメタルジェット進行上のものは破壊することができるが,少しでもずれたら効果がない」
 ゆえに大きな効果は期待できない,ということでした.
(メタルジェットじゃなくて,自己鍛造弾だったかも)

極東の名無し三等兵 in 「軍事板常見問題 mixi支隊」,2009年08月01日 00:45
青文字:加筆改修部分

 思いついたんだが,現実の成形炸薬弾にタンデム弾頭ってのがあるけど,区画分割対策でタンデム弾頭を幾重にも連ねたタマなんてどうだろう.
 着弾すると爆破レンズが炸裂して,最初の区画を食い破りつつ進み,第二区画で次のレンズが……てな具合に,あたたたたっ!と,完全に貫通するか食い止められるかまで進む.
 完全貫通は言うまでもないとして,フネの中で完全に食い止められると,残りのレンズ全てが連続的に起爆して発生した,内圧でどっかーん,とかね.

 うむ,どう見ても厨兵器だな.
 本当に(ry

軍事板,2009/06/05(金)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 えーとですね,海上自衛隊の船がバーッと並んで進んでる写真を見て思ったんですが,どの船も必ず先っぽにちっこい砲が1個ついていますよね.
 でもたまにTVとか映画で,今時の海上戦闘を見るとミサイルを,ガンガン撃ちまくってるのがほとんどで,砲をドカドカ撃ってるのなんて見たことありません.
 あれはなんのために載せてあるんですか?
 ミサイルが弾切れになったときの苦し紛れのため?
 それともやっぱり軍艦の象徴として?
 なんか普通の人の知らない使い道があるんでしょうか.

 【回答】
1.ミサイルを使うまでもないザコ用として
2.敵が肉薄しすぎてミサイルが使えない場合
3.ミサイル迎撃用に
4.これからは上陸の援護射撃もしようと画策中

 世界初の原子力推進式軍艦である米巡洋艦のロングビーチは最初は,テリアとタロスというSAMしか装備していなかったが,後年,艦橋後方の艦中央部に5インチ単装砲を両舷に装備した.

 何故か?  それには種々の理由がある.

 理由の一つとして,費用対効果の問題がある.
 すべての脅威にミサイルで対抗するにはミサイルは高価すぎた.
 敵性の魚雷艇が接近してきた場合,威嚇射撃をテリアでするか? もったいない.
 また,ミサイルの場合,最短発射可能距離というものがあって,近づき過ぎた相手には撃てないという性格がある.
 槍での戦での弱点が懐に入られることにあるのと同じだ.

 その点,GUNはある意味万能なのだ.
 F-4ファントムが後年バルカン砲を装備したのと同じ理由である.

 さらに砲は,対艦ミサイルの迎撃にも使います.ただしレーダその他電子兵装などがそれなりになってるという条件がありますが.

 さらにまた,米海軍では「From the Sea」と,その続編(笑)において「低強度紛争における海上からの部隊展開(要は敵前上陸のことですね)」において,海軍艦艇を事実上のbatteryとして火砲支援に充てるため,これまで対水・対空能力に特化していた各種システムに対地攻撃能力を付加する試験を繰り返してます.
 8インチの速射砲なんて化け物の試験もされてたみたいですね.

 それからミサイルって,案外当たらないものなんですよ,実際.

(海の人・キルロイ他)


 【質問】
 何故現在の,巡洋艦,駆逐艦,護衛艦,フリゲート,デストロイヤーなどの戦闘艦には,主砲は,単装砲塔が一基だけ搭載されるだけなのですか?

 【回答】
 「軍艦を作ろう!」と考えたとしてください.

 現代であれば,対空対水上射撃の各レーダーとかアンテナを,マストに載せます.
 いわば軍艦の一等地です.
 これらが増えれば,載せるマストも大きく頑丈になり,場所もとります.

 船の速度を出そう,とすると大きな煙突が要ります.
 ガスタービンの吸排気塔ともなれば,それは巨大になります.

 ヘリコプター甲板.
 ASWでも捜索でもヘリがあるとないとでは大違いです.
 格納庫で雨風潮を防いで整備すれば,高いヘリを買ったかいがあるというものです.

 ここまでのっけると,武装に割ける甲板というのは結構狭くなってきます.
 昔であれば対戦任務艦なら,射程の違いによってアスロック,ボフォース,ヘッジホッグ,短魚雷と一通り並べる必要がありましたが,技術の進歩した現代であれば,VLSにアスロック詰めたり,ヘリに短魚雷載せて遠くまでカバーさせられます.
 VLSにはエリアディフェンスのスタンダードや,ポイントディフェンスのESSMも詰められますから,さらに場所を節約できますね.

 とはいえ,砲に割けるスペースはあまり残ってません.
 対空,対水上,対地と何にでも使えた主砲ですが,ミサイルの性能,信頼性が上がっているので,対空でも対艦でもそっちを強化したほうが安いです.

 砲で40キロ先の目標に当てようなんて考えたら,大口径砲と公算射撃ができる門数が必要ですが,ASMなら8発積んでも,ミサイルだけなら5トン以下ですし,100キロ先でもへいちゃらです.
 基本的に連装砲,複数塔ってのは命中率の低さや発射速度の遅さを補う為のもの.
 高度なFCSや自動装填装置が存在するのならば基本的に連装はいらないのです.
 ロシアの連装砲は,自動装填装置の性能の低さを補う為のものでした.

 対空射撃もミサイルの発達と,「軽量でどこでも置ける」CIWSのおかげで,砲だけに頼る必要もなくなりました.
 発射速度を上げれば,複数搭載しなくても効果は同じですし.対地攻撃なら射程と弾等重量が重要なので,やはり門数は必要条件にはなりません.
 無くすには割り切りも必要ですが,残すにしても重量ウン十トンの砲熕兵装なんて,1基あれば十分なわけです.

 ま,射界だの投射弾等重量だの砲の発射速度だのドクトリンだので,取捨選択はあるでしょうが,基本的には多連装砲塔を複数装備しなきゃ対処できない敵というものが,存在していない,ということです.

 もっとも,砲塔の数は,その艦の設計思想によって変わります.

 イタリア艦が砲装重視なのは,地中海での運用を想定した小艦艇への対抗の為.
 ズムウォルト級は,対地砲撃を重視した設計の為です.
 また,イタリアの場合,スーパーラピッドがCIWSを兼ねているためでもあります.

軍事板,2009/05/03(日)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 艦砲が俯角を取る必要性ってあるんでしょうか?
 水に向かって撃つなんて無駄機能だと思うのですが.

 【回答】
 零距離より更に近距離を狙うなら必要.
 主に魚雷艇とかが相手.
 なぜなら水平直射でも弾道は基本的に山なりだから.

 俯角といっても-5度程度だから,海面に落ちるのは40m~50mくらいになる計算.

 もう一つ理由がある.
 船は揺れる.
 つまり水平に射撃しようとしても船体が横に5度傾いたら,その分砲身を5度上げ下げしなければならない.
 動揺周期の短い小型艦では特に重要.

 そんな射ち方ねぇよ,て人は甘い.
 針路変えるとき,つまり曲がっているときは,遠心力で船体が強く傾きっぱなしになる.
 この時なんかに俯角の効果はかなり大きく出るのだ.

軍事板


 【質問】
 水上艦同士の海戦では,接近戦になれば対空砲まで用いることは普通なんでしょうか?

 【回答】
 水上艦艇同士の戦いとは言いがたいのですが参考までにということで.

 現在の艦艇,ことにテロや非対称脅威を考えているところでは,海賊や自爆ボート(震洋みたいなもの)対策で,舷側に機関砲座を設けたり,接舷乗り込み要員として小銃などを装備した要員が搭乗したりなどしています.

 また,例えばスタンダードやシースパローなどはそれぞれ艦船など水上目標にも使えるとはいえ,自衛隊の艦船などの場合,対艦ミサイルは最大8発までの搭載です.

 ことに高速艇(日本だとハヤブサ型など)の場合では,艦載砲を用いての交戦も任務上考えているといっていいでしょう.

 ちなみにお隣の韓国と北朝鮮は黄海海上で衝突することがあり,北朝鮮はT-34戦車の砲塔をのせた警備艇を繰り出して,韓国海軍の警備艇と勝負したことがあります.

 たぶん,警備艇などは含めておられないと思いますが,これも蛇足までにどうぞ.

軍事板
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 【質問】
 高角砲とか両用砲とか,普通の砲と発射速度や最大仰角以外に何が違うの?
 高角砲で対艦攻撃等は出来ないの?

 【回答】
 やりまくり.
 「高角砲(高射砲)」というのは大仰角(乱暴に言うと物凄く上向きにできる)が取れる対空用の砲.
 「両用砲」というのは,高角砲としても対艦対地用としても使える砲の事.

 対艦用の弾が用意されてれば,高角砲で対艦攻撃をすることも勿論可能だが,当初は高角砲は対艦用としては比較的口径が小さい(76mmとか8cmとか)ものが多かったので,射程も威力も低く,対艦用には向いてなかった.
 また,高角砲は対空射撃のために取り回しを良くしている.
 飛行機を狙う分素早く旋回しなくてはいけないので,軽くするためにシールドがないものが多く,撃ち合いをするには向いていなかった.
 砲身長を短くするなどの軽量化られており,これは対水上戦闘においてはハンディとなる.
 射程の短さや安定の悪さにつながるから

 さらに,高角砲はその名の通り,大きな角度をつけて撃つので,装填部が高いところにある(そうしないと角度つけたときつっかえる)ため,水平状態での装填作業がやり辛い.

 その辺を考慮し,対水上でも十分な性能を発揮できるようバランスを見直したものが両用砲.
 対艦対地用にある程度の口径のある砲に,大仰角射撃能力と高速旋回能力を持たせた.
 また,効率的な対空射撃には大量の弾をバラ撒かなくてはいけない(1,2発撃ったくらいではまず当たらない)ので半自動式の高速装填装置が装備されるようになり,現代の自動装填装置付きの両用砲に繋がっていく.

 しかしこれもイギリスは対水上寄り,アメリカは対空寄りのバランスしてる.

 結局は言ったもん勝ちの世界で,両用砲=高角砲と考えても間違いではない.

軍事板
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 【質問】
 護衛艦などに搭載されてる速射砲などの解説文を読むと,1分間で約100発発射可能とか書いてあったんですが,どんな感じで発射されるんでしょうか?
 大砲と言うとゆっくり一発ずつ撃つイメージがあるので,いまいち想像ができなくて.
 マシンガンみたいにダダダって発射されるんでしょうか?

 【回答】

196 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/02(火) 23:58:12 ID:???

百聞は一見にしかず.
http://jp.youtube.com/watch?v=yx-NtrAKaoI&feature=related


197 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/03(水) 00:00:09 ID:???

論より証拠.
http://jp.youtube.com/watch?v=yx-NtrAKaoI


198 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/03(水) 00:00:12 ID:???

実際に見た方が早いかと
http://jp.youtube.com/watch?v=yx-NtrAKaoI


200 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2008/09/03(水) 00:01:19 ID:???
>>196-198
三重婚オメ(笑)


 発射間隔としては自動拳銃の方が近いかもね.
 マシンガンの発射速度は,ものによってはその8~10倍以上だから.

 ちなみにこう言う構造になっている.
http://img176.imageshack.us/img176/4564/76mmnj2.jpg

 16インチ砲の装填作業.
http://jp.youtube.com/watch?v=-5ATYPrZnSQ&feature=related

 給弾,装填は自動だが,弾の補充は人力だったりする.
 砲塔内部は完全に無人で,動力装填装置が砲に自動的に弾を送り込み,薬莢は閉鎖機から排出後,エキストラクター(これって日本語で何だっけ)が砲塔外へ蹴り出す.
 動画を見ると砲身の下から薬莢が出てる.
 動力装填装置には,砲塔下の艦内部分に,円周形の弾薬ラックから自動揚弾装置を通じて弾が送られる.
 ラックに弾を並べるのは人力.

 いわゆる「機関砲」とどこが違うのか,と言うと難しいが,あえて言うなら,銃器のようなボルト&チェンバーの構造にはなっていないところかな.
 銃器の場合は閉鎖機自体が尾栓であって装填機であって排莢装置である,的構造だけど,速射砲はあくまで尾栓or閉鎖機は独立してる.

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 【質問 kérdés】
 この写真主砲砲塔に書かれてるメモリみたいなものの意味や名前解る方いらっしゃいますか?

 【回答 válasz】
 日本語でなんと呼ぶか知らないけど,英語では「Declination Marks」
http://www.navweaps.com/Weapons/Gun_Data_p3.php
に書いてあるとおり,砲塔の向きを示しており,同じサイトに解説がある.

 「Concentration Dial (またはRange Clock)」 で距離を示すことによって,僚艦に射撃の方位と距離を伝えることが出来る.
 また,自艦の砲撃煙で目標が見えなくなっても,他艦のConcentration Dial(斉射盤?)とDeclination Marks(偏角表示?)を見ることで,砲が目標を追尾することが出来る.

 針路を同じくする全艦が,この仕掛けで同一目標に斉射を加えることが出来る.

system ◆system65t. :軍事板,2017/02/20(月)
system ◆system65t. :"2 csatornás" katonai BBS,2017/02/20 (hétfő)

青文字:加筆改修部分
Kék karakter: retusált vagy átalakított rész


 【質問】
 メラーラ製76mm艦載速射砲の命中精度教えて下さい.

 【回答】
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_3-62_mk75.htm
によると,Oto-Melara の 76mm Super Rapid Gunは,最大連射速度で10発撃った場合,1000mの距離で0.3mil内(約30cm内)に標準偏差としておさまるとメーカーは主張している.
(標準偏差を統計的に正確な意味で使用しているなら,射弾の99.7%が1m以内に命中することになる)

 おなじ76mmでも Compact Gunの場合は,最大連射速度で発射すると故障しやすく,また460m射距離でも20発の最大速度連射を6×6mの標的内に留めることが困難と言われる.

 Super Rapid Gunの方が改良されていると同時に,可動部品数が少ないのが,この精度の差を生んだらしい.

軍事板
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 【質問】
 この命中精度は弾道計算コンピューター込みの精度ですか?

 【回答】
 このように砲の精度,として出す場合は照準なしが普通.
 つまり,地上で砲を固定して発射し,標的への命中率ではなく,弾着のばらつき(グルーピング)を見ます.

 船に乗せて照準して撃って,的に当たるかどうかは,砲単体の性能ではなく,砲座の安定化装置や火器管制装置,センサー類の精度に大きく影響されるので,砲自体の精度として評価できなくなってしまいます.

 逆に言えば,それらの違いによって同じ砲でも命中率は極端に変わります.
 艦船の場合,いくら火器管制装置が優れていても,砲の安定化装置がなければ命中は運任せですし,安定化装置といっても,ピッチ・ロール・ヨーの三軸安定なのか,さらに艦の上下動まで加えるのか,どの程度の揺れまでカバーできるのか,反応速度,精度はどうかとキリがありません.

 これに加えて,相互の運動ベクトル,気温や風速なども計測・計算するわけですから,システムとしての精度は砲の精度とはまったく異なってきます.
 もっとも砲自体が精度に限界がありますが.

軍事板
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 【質問】
 76mm平頭弾ってなに?

 【回答】
 03式62口径76mm砲曳光平頭弾薬包は,対不審船用に用意された,炸薬無し76mm砲弾.
 水面に当たって跳弾となるのを防ぐ為,弾頭部は平たい構造になっている.
 水中弾効果を狙っており,不審船の喫水線下に穴を開けて浸水させ,逃走行動を封じる.
 能登半島沖不審船事件の教訓から開発.

 これからちょっくらインド洋で試してみる予定.

JSF in mixi,2009年03月15日23:43


 【質問】
 艦砲について質問です.
 今後は誘導砲弾と呼ばれるタイプの主砲弾が主流になり,それは発射後,ロケットモーターに点火.高高度まで飛翔して,シーカーやGPSで目標を捕らえて,誘導.ロケットモーターの推進力で一気に目標を貫通する・・・ と,要約すると,その様なタイプの砲が登場するそうなのですが,それってつまり,VLSやランチャーから撃ち出す「ミサイル」と結局何が違うの?

 【回答】
 艦船の話ね?
 まあ,従来の砲弾とミサイルの中間的な性質とでも言うべきだろうか

 誘導砲弾の場合,砲の助けを借りて加速するので,砲弾自体にややこしいエンジンやら高度な航法装置やらが必要ない.
 つまり弾単価がミサイルよりは安い.
http://toymilitary.militaryblog.jp/e16464.html

 また,小型で艦船にも多数積める(ズムウォルトで2門1500発)ので,火力投射に持続力がある.

 その代わり,プラットフォームに大掛かりな発射システムは必要.
 航空機や潜水艦からでも発射でき,飛行経路も緻密に設定できるミサイルほどの柔軟性は無い.

軍事板
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