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(画像掲示板より引用)


 【Link】

「AFP」◆(2010/10/06) インド空軍,兵器の半数が時代遅れ 近代化を急ぐ

「an Arms Watcher」◆(2010/06/25) インド海軍向けフリゲイト艦 ロシアの造船所で進水

「an Arms Watcher」◆(2010/08/22)インド,Su-30戦闘機アップグレードに20億ドル投資か

「an Arms Watcher」◆(2010/08/23)ロシア,今秋インドに原潜をリース

「An Arms Watcher」◆(2011/07/14)ロシア,インドの潜水艦増強に入札か

「An Arms Watcher」◆(2011/08/05)露大手航空機メーカー,インド向けに戦闘機生産開始 −空母保有に向けて

Bharat Rakshak(インド軍事全般,英語)

Defenceindia(英語)

「Defense News」◆(2012/06/18)India Scraps Domestic Jet Engine Plan

「Defense News」◆(2012/07/23)U.S. To Sell Six More C-130Js to India

「Defense News」◆(2012/07/25)Private Local Firm May Lead India's New Airlifter Project

「Defence News」◆(2012/09/05)Minister Reports Subsystem Failure From BrahMos Test

「Defense News」◆(2012/09/27)India Developing New AESA Radar for Light Combat Aircraft

「Defense News」◆(2012/10/31) Airbus Wins India's Tanker Rebid

「Defense News」◆(2012/11/01)Indian Air Force Avoids Israel, Goes Global for Aerostats

「Defence News」◆(2013/03/06) India: No Decision on Blacklisting AgustaWestland

「Defence News」◆(2013/03/08) Indian Navy To Be Without Carrier Until December

「dragoner.ねっと」◆(2012/06/07)インド海軍艦艇公開レポート

「FLOT.com」◆(2010/05/02)В Аравийском море пройдут российско-индийские учения. С российской стороны в них принимает участие флагман Черноморского флота ракетный крейсер "Москва".
ミサイル巡洋艦モスクワ,アラビア海でインドと演習

「FLOT.com」◆(2010/07/02)Крылатые ракеты "Брамос" планируется установить на перспективные подводные лодки проекта 75И

「FLOT.com」◆(2010/09/16)ВМС Индии приступили к испытаниям легкого истребителя Tejas над морем
インド海軍,Tejas戦闘機の海上テスト開始

「FLOT.com」◆(2011/04/14)Россия передаст Индии "Нерпу" до октября
ロシアは10月までに,インドに原潜「Nerpaをリース

「IBN」◆(2011/11/19)India to pick combat fighter by mid-December
インド次期戦闘機MMRCAは12月中旬までに決めるよ

「Indian Defence」◆(2013/03/02) india scorpane subs and aip

「Indian Defence」◆(2013/03/02) Moderate intensity quake jolts India-Bangladesh border

「Indian Defence」◆(2013/03/02) Rajapaksa denies Army killed Balachandran

「Indian Defence」◆(2013/06/13) India To Speed BMP-2 Upgrades; FICV Stalls

「Indian Defence」◆(2013/06/13) India Adding 40,000 Mountain Troops at China Border

「Indian Defence」◆(2013/06/30) Stealth frigate 'INS Trikand' joins Indian Navy

「Indian Defence」◆(2013/07/03) Russians pushing Yak-130 to India for training FGFA pilots

Indian Navy(英語)

「Military Technology」◆(2013/05/23) Indian Navy demonstrates ship-based Brahmos missile capability

「Military Technology」◆(2013/07/11) Indian Army to induct first Rudra helicopter squadron next month

「Military Technology」◆(2013/07/12) Indian MoD to issue new tender for sound ranging systems next month

「Military Technology」◆(2013/08/13) Indian Navy launches first Vikrant-class aircraft carrier

「Military Technology」◆(2013/08/13) Indian Army successfully test launches Prithvi-II missile

「Military Technology」◆(2013/08/12) Indian Navy activates first indigenous submarine’s nuclear reactor

「Novosti」◆(2010/10/11) Russia to hand over Nerpa nuclear sub to India in March 2011

「Novosti」◆(2010/10/28)Russian, Indian troops complete military exercises in Himalayas

「OSINTSUM」:インド海軍のミゼット潜水艦(SSm)の取得動向関連

「OSINTSUM」:(2010年1月12日)インド海軍の航空母艦(IAC),原子力潜水艦(SSN)関連事象

「Strategy Page」◆(2013/04/04) ATTRITION: The Pain And Iron Rain In India
 インド空軍の航空機事故の多さについて

「Strategy Page」◆(2013/04/22) SUBMARINES: India Finds Another Way To Delay

「Strategy Page」◆(2013/04/30) WARPLANES: India And The Tejas Tragedy

「Strategy Page」◆(2013/05/09) LEADERSHIP: Cold War Shadows In The Indian Ocean

「Strategy Page」◆(2013/07/23) ARTILLERY: Indian SCUD Goes 21st Century

「Strategy Page」◆(2013/07/23) LEADERSHIP: Pretending Is Not Enough For India
 大規模な汚職に蝕まれているインド軍

「The Times of India」◆(2010/10/08)India to buy 250-300 fighter jets from Russia: Antony
 PAK-FA売れたよー

「Time」◆(2013/05/20) After fighting over mountains, India and China get in a scuffle in the Indian Ocean

「Times of India」◆(2013/05/15) Indian Navy to strengthen defences in Andamans - Video

「Times of India」◆(2013/05/15) Navy inducts Poseidon-8I to tighten coastal security

「VOR」◆(2012/01/13)「ニェルパ(あざらし)」が「チャクラ」に改名 露原潜を印がリース

「VOR」◆(2012/03/05)インド ロ印共同開発ミサイル「ブラモス」発射実験成功

「VOR」◆(2012/03/27)ロシア,インドに最新型潜水艦の建造を提案

「VOR」◆(2012/03/30)インド 露共同開発の超音速巡航ミサイルの発射実験

「VOR」◆(2012/03/30)ロシア インドへの武器輸出 年間30億ドルまで拡大へ

「VOR」◆(2012/05/30)ロシアとインド 軍事輸送機の製造に関する協定に調印

「VOR」◆(2012/06/04)インド 1ヶ月以内に初の軍事衛星打ち上げ

「VOR」◆(2012/06/08)日印 近く歴史上初の海軍合同軍事演習

「VOR」◆(2012/06/28)インドとロシア 超音速巡航ミサイルプロジェクトで共同作業

「VOR」◆(2012/08/09)インド 核兵器の三位一体が出揃う

「VOR」◆(2012/08/21)ロシア インド スホイ戦闘機の追加契約に契約へ 今年中

「VOR」◆(2012/08/28)インドとロシア 弾薬製造工場設立に関する文書に調印

「VOR」◆(2012/10/07)インド ロシアとの共同開発ミサイル「ブラモス」 発射実験に成功

「VOR」◆(2012/10/13)露印 多目的輸送機共同開発プロジェクトがスタート

「VOR」◆(2012/10/13)ロシア 2015年までに約140億ドルの兵器をインドに供与

「VOR」◆(2012/11/14) インド ロシアと共同開発したミサイル「ブラモス」の2つめの組立工場開設

「VOR」◆(2012/11/23) インド 迎撃ミサイル実験 成功

「VOR」◆(2012/12/12)インド 弾道ミサイル発射実験 成功

「VOR」◆(2012/12/20)インド,弾道ミサイルの発射実験に成功

「VOR」◆(2012/12/24)インド さらに40機の戦闘機および70機のヘリコプターを ロシアから購入へ

「VOR」◆(2012/12/27)ロシア,2015年末までにインドにミグ17B5ヘリ数機を納品

「VOR」◆(2012/12/29)第2契約にそって初のミグ29がインドへ供給

「VOR」◆(2013/03/13) インド初の巡航ミサイル 実験中にコースから外れる

「VOR」◆(2013/04/09) インド サイの保護のために無人飛行機

「VOR」◆(2013/04/26) インドのタージマハールで爆発
「VOR」◆(2013/04/26) タージマハル廟付近の爆発は軍のごみが原因か

「VOR」◆(2013/05/15) インド唯一の女性兵士が自殺

「VOR」◆(2013/05/22) インド,「ブラモス」ミサイル発射実験に成功

「VOR」◆(2013/06/29) ロシア インドにTrikandフリゲート艦を引き渡す

「VOR」◆(2013/08/14) インドの潜水艦で火災が起こり武器庫でミサイル爆発
「VOR」◆(2013/08/14) インド出潜水艦沈没 艦内に18人

「数多久遠のブログ」◆(2013/04/03) インドはUS-2を救難なんかに使わない

「孤帆の遠影碧空に尽き」◆(2013/07/18) 中国の強硬な外交姿勢に対し,インドは国境軍事力増強,南シナ海の仲裁審理開始

「週刊オブイェクト」:インド初の国産原子力潜水艦「アリハント」

「週刊オブイェクト」:インド原潜アリハントの名前の由来

「大艦巨砲主義!」◆(2013/08/04) インド元海軍少将「我々はインド洋上の原子力潜水艦と空母を強化すれば中国経済をまひさせられる」

「地政学を英国で学ぶ」◆(2010/02/01)グワダル港の地政学:インド海軍からの視点

「地政学を英国で学ぶ」◆(2010/03/15)カプランの講演の内容
>インド洋をめぐる地政学

「東京の郊外より・・・」◆(2013-08-09) インド国産空母は大幅遅れ

「日刊 アジアのエネルギー最前線」◆(2013/09/16) 中国射程のミサイル実験=2度目の成功,量産体制に−インド|時事通信

「ニューズウィーク」:インド海軍大国へのハードル

「働くモノニュース」:(2010/01/17)インド軍の軍事パレードが何か凄い件

「六課」:インド首相とロシア大統領は空母「ヴィクラマーディティヤ」問題について話し合う

「六課」:原潜「ネルパ」のインド人乗員は,2009年9月中旬に試験へと参加する

「六課」◆(2010/01/18)インドは,艦上戦闘機MiG-29Kを29機追加購入する

「六課」◆(2010/1/22)"Google Earth"で見るアドミラル・ゴルシコフ/ヴィクラマーディティヤの変遷

「六課」◆(2010/1/23)空母「ヴィクラマーディティヤ」は70パーセント完成している

「六課」◆(2010/2/2)原潜「ネルパ」は,今年5月までにインドへ貸与される

「六課」◆(2010年02月13日)インドは,艦上戦闘機MiG-29Kの追加バッチを購入する

「六課」◆(2010年02月14日)インドがMD実験を今月中に予定

「六課」◆(2010/2/19)ロシアとインドは,1ヶ月以内に艦上戦闘機MiG-29Kの追加購入契約に署名する?

「六課」◆(2010/03/17)インド海軍将兵は,原潜「ネルパ」試験の為,ロシアへ到着する

「六課」◆(2011/12/31)原潜「ネルパ」のインドへの引き渡し日時は,まだ決まっていない

「六課」◆(2011/12/17)空母「ヴィクラマーディティヤ」は2012年末までにインドへ引き渡される

「六課」◆(2011/12/21)空母「ヴィクラマーディティヤ」の為の艦上戦闘機MiG-29K/KUBの納入は2011年末までに完了する

「六課」◆(2011/12/22)インド空母「ヴィクラマーディティヤ」の最初の海上公試は2012年5月25日に予定されている

「六課」◆(2011/12/29)ロシアは,原潜「ネルパ」をインドへ引き渡す準備を整えている

「六課」◆(2012/01/11)インド向け艦上戦闘機MiG-29K/KUB第2バッチの納入は今年(2012年)から始まる

「六課」◆(2012/01/17)インド空母「ヴィクラマーディティヤ」の海洋試験は2012年5月末に予定されている

「六課」◆(2012/01/18)インド空母「ヴィクラマーディティヤ」は2012年12月に納入される

「六課」◆(2012/01/13)原子力潜水艦「ネルパ」は1月末までにインドへ引き渡される

「六課」◆(2012/1/20)原子力潜水艦「ネルパ」は1月23日にインドへ引き渡される

「六課」◆(2012/1/23)原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」はインド海軍に引き渡された

「六課」◆(2012/01/29)2012年の艦船修理工場「ネルパ」への国家発注は大幅に増加する

「六課」◆(2012/01/30)原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は2月10日に出港する

「六課」◆(2012/02/21)原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は3月末にインドへ到着する

「六課」◆(2012/02/25)原潜「チャクラ」(ネルパ)は既に出港している

「六課」◆(2012/03/01)空母ヴィクラマーディティヤは予定通りに納入される

新「六課」◆(2012/03/06)空母ヴィクラマーディティヤは2012年12月4日にインド海軍へ引き渡される

新「六課」◆(2012/03/14)空母ヴィクラマーディティヤの艦内作業は無休で進められた

新「六課」◆(2012/03/21)ロシアは空母ヴィクラマーディティヤを12月に納入する

新「六課」◆(2012/03/28)ロシアはインドに対し最新AIP装備の潜水艦アムール-1650を建造する用意がある

新「六課」◆(2012/03/31)原潜チャクラ(ネルパ)は4月4日にインド海軍へ就役する

新「六課」◆(2012/03/31)ロシアは,2012年にフリゲート2隻と空母1隻をインドへ納入する

新「六課」◆(2012/04/02)ルビーン設計局はインド向けの潜水艦アムール-1650にブラーモスを装備する用意がある

新「六課」◆(2012/04/04)原潜ネルパ改めチャクラはインド海軍に就役した

新「六課」◆(2012/04/04)原潜ネルパはインド海軍へ就役した

新「六課」◆(2012/04/05)インド,2隻目のアクラ級原潜をリース?

新「六課」◆(2012/04/07)原潜チャクラ(ネルパ)は10億ドルで10年間リースされる

新「六課」◆(2012/04/07)インド空母ヴィクラマーディティヤの出航準備は進められる

新「六課」◆(2012/04/10)空母ヴィクラマーディティヤは消磁作業を行なう

新「六課」◆(2012/05/19)ヤンターリ造船所は2012年にインド海軍用の新たなタルワー級フリゲート3隻を起工する

新「六課」◆(2012/05/22) インド空母ヴィクラマーディティヤの最初の航海試験は延期されるかもしれない

新「六課」◆(2012/05/24) インド空母ヴィクラマーディティヤの最初の航海試験は嵐の為に延期されるかもしれない

新「六課」◆(2012/06/06) インド空母ヴィクラマーディティヤは6月8日に出港する

新「六課」◆(2012/06/08) インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験の為に出航した

新「六課」◆(2012/06/28) インド空母ヴィクラマーディティヤ,セヴェロモルスク入港(2012年6月26日)

新「六課」◆(2012/07/01) セヴェロモルスクのインド空母ヴィクラマーディティヤ(2012年6月30日)

新「六課」◆(2012/06/22) インド空母ヴィクラマーディティヤの最初の航海試験は成功裏に完了する

新「六課」◆(2012/07/17) インド空母ヴィクラマーディティヤの第2段階航海試験が実施された

新「六課」◆(2012/07/23) インド空母ヴィクラマーディティヤはロシア海軍記念日観艦式に参加する

新「六課」◆(2012/07/24) 艦上戦闘機MiG-29KUBは空母ヴィクラマーディティヤへタッチアンドゴーを行なった

新「六課」◆(2012/07/29) 艦上戦闘機MiG-29KUBはインド空母ヴィクラマーディティヤへ初着艦した

新「六課」◆(2012/09/17) 空母ヴィクラマーディティヤ,引渡し延期?

新「六課」◆(2012/09/18) 空母ヴィクラマーディティヤは23ノットでセヴェロドヴィンスクへ向かっている

新「六課」◆(2012/09/21) 空母ヴィクラマーディティヤに使われている外国製品に問題が生じた

新「六課」◆(2012/09/23) 空母ヴィクラマーディティヤはセヴェロドヴィンスクへ戻った

新「六課」◆(2012/09/24) 空母ヴィクラマーディティヤ,セヴェロドヴィンスク入港(2012年9月23日)

新「六課」◆(2012/09/30) 中国はロシアへの耐火レンガ輸出を否定した

新「六課」◆(2012/10/03) 空母ヴィクラマーディティヤの修理には3ヶ月以上掛からない

新「六課」◆(2012/10/09) インドは空母ヴィクラマーディティヤ納入遅延に関し,ロシアへ違約金を科すかもしれない

新「六課」◆(2012/10/10) インドは空母ヴィクラマーディティヤ引渡し延期の違約金を請求しない

新「六課」◆(2012/10/10) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年10-12月にインドへ引き渡される

新「六課」◆(2012/10/30) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年末にインドへ引き渡される

「六課」ACS◆(2012/11/24) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年7月3日から再び航海試験を開始する

「六課」ACS◆(2012/12/04) ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2012」は終了した

「六課」ACS◆(2012/12/07) インドは空母ヴィクラマーディティヤのボイラーへのアスベスト使用に同意した

「六課」ACS◆(2012/12/09) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年初夏に航海試験を再開する

「六課」ACS◆(2012/12/29) 原子力潜水艦チャクラ(ネルパ)はコンポーネントを交換する

「六課」ACS◆(2013/01/23) 空母ヴィクラマーディティヤの航海試験準備は2月1日より始まる

「六課」ACS◆(2013/01/27) 空母ヴィクラマーディティヤの試験は5月に再開される

「六課」ACS◆(2013/02/02) 空母ヴィクラマーディティヤの修理は完了した

「六課」ACS◆(2013/02/07) 空母ヴィクラマーディティヤは今年夏に航海試験を開始する

「六課」ACS◆(2013/02/08) ロシアはインドの空母建造を支援する用意がある

「六課」ACS◆(2013/03/08) 空母ヴィクラマーディティヤの艦長室及び司令官室はグレードアップされる

「六課」ACS◆(2013/03/14) アクラ級原潜イルビスはインドへリースされるかもしれない

「六課」ACS◆(2013/08/18) インドはロシア海軍のキロ級潜水艦をリースするかもしれない

●空母ヴィクラマーディティヤ

「六課」ACS◆(2013/03/27) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年4月下旬にドック入りする

「六課」ACS◆(2013/03/28) インドは空母ヴィクラマーディティヤに関する違約金の支払いを求めていない

「六課」ACS◆(2013/03/28) 空母ヴィクラマーディティヤのインド人乗員は航海試験中に訓練を行なう

「六課」ACS◆(2013/03/28) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年9月30日に航海試験を完了し11月15日にインドへ引き渡される

「六課」ACS◆(2013/03/28) 空母ヴィクラマーディティヤは4月下旬から5月までドック入りする

「六課」ACS◆(2013/03/29) 空母ヴィクラマーディティヤはロシア造船業の空母建造経験の回復に役立った

「六課」ACS◆(2013/02/23) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月にインドへ引き渡される

「六課」ACS◆(2013/04/25) 空母ヴィクラマーディティヤは屋外ドックへ入渠した

「六課」ACS◆(2013/05/08) 空母ヴィクラマーディティヤの最後の修理作業が始まった

「六課」ACS◆(2013/05/12) 空母ヴィクラマーディティヤMiG-29K飛行隊は正式に実戦配備へ就いた

「六課」ACS◆(2013/06/05) 空母ヴィクラマーディティヤはボイラー修理を完了した

「六課」ACS◆(2013/06/25) 空母ヴィクラマーディティヤは屋外ドックから出渠した

「六課」ACS◆(2013/07/03) インド空母ヴィクラマーディティヤは航海試験へ出発する

「六課」ACS◆(2013/07/07) インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で航海試験を始めた

「六課」ACS◆(2013/07/12) インド空母ヴィクラマーディティヤは白海で各種機器を点検する

「六課」ACS◆(2013/07/29) インド空母ヴィクラマーディティヤは最大速力32ノットを達成した

「六課」ACS◆(2013/07/30) インド空母ヴィクラマーディティヤは29ノット以上を出した

「六課」ACS◆(2013/08/03) インド空母ヴィクラマーディティヤはバレンツ海で飛行試験を行なう

「六課」ACS◆(2013/08/06) 空母ヴィクラマーディティヤは就役後3年間は対空ミサイルを装備しない

「六課」ACS◆(2013/08/06) 空母ヴィクラマーディティヤから艦上戦闘機Su-33とMiG-29KUB/MiG-29Kのフライトが実施される

「六課」ACS◆(2013/08/09) 空母ヴィクラマーディティヤはインド海軍で30-40年就役するかもしれない

「六課」ACS◆(2013/08/28) 空母ヴィクラマーディティヤの夜間着艦試験は成功した

「六課」ACS◆(2013/09/14) インド空母ヴィクラマーディティヤの海洋試験はスケジュール通りに進んでいる

「六課」ACS◆(2013/09/22) インド空母ヴィクラマーディティヤは全ての海上試験を成功裏に終えてセヴェロドヴィンスクへ戻った

「六課」ACS◆(2013/09/25) 空母ヴィクラマーディティヤは2014年2月にインドへ到着する

「六課」ACS◆(2013/10/07) インド国防相は11月15日の空母ヴィクラマーディティヤ引渡し式典へ招待された

「六課」ACS◆(2013/10/14) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月30日にインドへ向けて出港する

「六課」ACS◆(2013/10/21) 空母ヴィクラマーディティヤのインド人乗員の編成が完了した

「六課」ACS◆(2013/10/24) 空母ヴィクラマーディティヤは2013年11月16日にインド海軍へ引き渡される

「六課」ACS◆(2013/11/04) 空母ヴィクラマーディティヤのインド人パイロットはロシアで訓練を行なう

「六課」ACS◆(2013/11/14) 空母ヴィクラマーディティヤは土曜日(2013年11月16日)に引き渡される

「六課」ACS◆(2013/11/16) 重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された

「六課」ACS◆(2013/11/22) 空母ヴィクラマーディティヤはインドへの移動準備を進める

「六課」ACS◆(2013/11/26) R33ヴィクラマーディティヤはインドへ向けて出発した

「六課」ACS◆(2013/11/26) セヴマシュは空母ヴィクラマーディティヤの20-40年のアフターサービスを提供する

「六課」ACS◆(2013/11/27) 空母ヴィクラマーディティヤはセヴマシュとセヴェロドヴィンスクに別れを告げた

「六課」ACS◆(2013/11/29) 空母ヴィクラマーディティヤにロシア軍人は乗っていない

「六課」ACS◆(2013/12/02) 空母ヴィクラマーディティヤは白海を抜錨し,ムルマンスクへ向かった

「六課」ACS◆(2013/12/03) 空母ヴィクラマーディティヤはバレンツ海で天候の回復を待つ

「六課」ACS◆(2013/12/05) 空母ヴィクラマーディティヤはムルマンスク沖に投錨した

「六課」ACS◆(2013/12/09) 空母ヴィクラマーディティヤはコラ湾を抜錨し,新たな祖国へと向かった

「六課」ACS◆(2013/12/16) 空母ヴィクラマーディティヤはリスボンに居る

「六課」ACS◆(2013/12/27) 空母ヴィクラマーディティヤの為にバラク-1艦対空ミサイルが購入される

「六課」ACS◆(2014/01/05) 空母ヴィクラマーディティヤ,アラビア海に到着

「六課」ACS◆(2014/01/08) 空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した

「六課」ACS◆(2014/01/14) ロシア人専門技術者は空母ヴィクラマーディティヤより去る

「六課」ACS◆(2014/01/22) 空母ヴィクラマーディティヤ航空隊のインド人パイロットはロシアでの研修を終えてインドへ戻ってきた

「六課」ACS◆(2014/02/13) インドは空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス期間を40年にする事を望む

「六課」ACS◆(2014/03/12) 空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約は2014年5月に締結される

「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/3)  インド空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約が締結される

「ロシア海軍情報管理局」◆(2014/6/9)  インド空母ヴィクラマーディティヤの為の予備パーツがロシアから届けられる

「ワレYouTube発見セリ」:Ex- Indradhanush(インド空軍)

「ワレYouTube発見セリ」:I.A.F. (Indian Air Force)

「ワレYouTube発見セリ」:Indian Air Force-IAF

「ワレYouTube発見セリ」:IAF SU-30MKI(インド空軍)

『軍事大国化するインド』(西原正&堀本武功編,亜紀書房,2010.10)

 南アジア研究者の論文集.
 米中印三極を目指すインドの軍拡の話だけど,潜在的同盟国だけに,読んでいて精神衛生的にとても良い(笑)
 「中国をめぐる安全保障」ほどのボリュームはないけど,インドの安全保障に関する基本文献になると思う.

――――――軍事板,2010/09/24(金)

 【質問】
 インド軍ってどのくらいの規模の軍隊?
 基本戦略みたいなのも教えてくれると助かります.

 【回答】
 たぶんここ
http://en.wikipedia.org/wiki/Indian_Armed_Forces
にいろいろ書いてあると思います.
 主敵というか最近緩和しつつあるようなことが言われているが,なおも緊張した関係にあるのがパキスタン(インドと同様に核保有国).
 そのほか中国とカシミールで戦ったり,かつてはスリランカに平和維持部隊を出したけど撤退したり,とか色々.

 装備面では主力兵器はソヴィエト製が多いが,英国艦船の中古を買うことも多いです.
 自力開発をも長年進めており,主力戦車アージュンなどはかなり開発が難航している模様.

 ウィキのほうがみやすいとは思うけど,参考までにどうぞ.
http://www.globalsecurity.org/military/world/india/intro.htm

軍事板

Akash Missile

Arjun Tank

T-72にArjunの砲塔を載っけたもの


 【質問】
 インドの軍事力増強の現況は?

 【回答】
 報道では
・経済成長に伴い国防予算は拡大している.
・米国との関係改善,軍事協力が急速に進んでいる.
・依然として対インド武器輸出では,ロシアが最大のシェアを占める.
・欧州からの軍事技術吸収も視野に入れている模様.
だとされる.
 以下引用.

 インドは隣国,パキスタンとの緊張関係が緩和され,中国との国境問題についても解決の方向がみえているものの,経済成長に伴い国防予算は拡大している.
 米連邦議会調査局が8月末に発表したリポートによれば,日,米,露,加,豪,ニュージーランドを除くすべての国・地域間で,インドの04年の武器輸入額は57億ドル(約6270億円)で昨年の3位からサウジアラビア,中国を押さえて首位に立った.
 冷戦時代に旧ソ連との関係が強く,旧ソ連製の武器を利用するケースが多かったインドだが,老朽化に伴い,事故が相次いだため,現在,装備の近代化に力を入れている.

 インドの軍事市場に熱い視線を送っているのは米国だ.
 98年の核実験を受け関係が悪化していた米国とは,01年の米印共同宣言発表以降,関係が急速に改善.両国間の軍事演習が活発化しているほか,戦略上のパートナーとしての関係も強化されている.
 その一方では,米軍事大手ロッキード・マーチン,航空大手ボーイングが初のインドへの戦闘機納入を推し進めているといわれ,新興市場としてのインドへの進出を強力に進める.

 一方,長年の関係を持つロシアも,インドへの武器輸出では最大のシェアを持つ.
 04年1月にはイワノフ国防相が訪印し,ロシアの退役空母の売却契約を結んだほか,同12月にはプーチン大統領自らが訪印し,武器の共同開発を含む軍事技術協力について話し合いを行った.

 また,インド海軍はフランスの「スコルペン」級潜水艦の同型艦6隻をムンバイで建造する計画を進めているとも伝えられ,将来的には艦艇の建造ノウハウを蓄積し,自国での建造に注力するとみられている.

(黒川信雄 from Fuji Sankei Business i.,2005/9/10)

 上記に補足.

 ロシアの退役したキエフ級航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ(旧バクー)」は,長年の交渉の末,「フネそのものは無償譲渡,改造費用及び艦載機(MIG-29K)の代金・約15億ドルを支払う」コトで合意.
 ただいまロシアのセヴマシュ・プレドプリャーチェ(北方機械建造会社,セーヴェロドヴィンスク造船所)で改造工事の真っ最中.
 この改造工事は,甲板上の兵器類を全て撤去して全通飛行甲板にし,艦首にスキージャンプ台を設け,併せて格納庫やエレベータも拡張し,機関も換装するというかなり大規模なモノで,要するに,VSTOL機とヘリコプターしか運用できない「航空巡洋艦」を,通常のCTOL機運用可能な「正規空母」に変身させるという,空母史上に前例の無い改造工事というわけだ.
(ちなみに,CTOL空母をVTOL空母に変身させる改造は,いくつかの例が有る)

 2005年3月10日には,(セーヴェロドヴィンスク造船所で)早々とインドに引き渡され,「ヴィクラマーディティヤ」(シヴァ神が地上に降りた神敵アシュラを退治する為,自らも地上に降臨した時の仮の姿)と改名されている.
 改造工事の完了は2008年の予定.

 この他,インドは空母の国内建造を目指しており,3万トン級の防空艦(空母)「ヴィクラントII」が近いうちに起工される・・・・らしい(既に起工されたという話も有るが)
 外見は,現在インド海軍唯一の空母である「ヴィラート(旧英ハーミス)」を拡大したような艦で,「ヴィクラマーディティヤ」と同様に艦首スキージャンプ台が設置される.
 艦載機も,今のところ,MIG-29Kになるようだ.
 こちらに関しては,ロシアではなく,フランスあたりの協力を仰ぐつもりのようだ.

 インドは既に877(キロ)型潜水艦を10隻購入しているが,これに加え,ロシアの造船所において建造途中で工事がストップしている971(アクラ)型原潜2隻(クーグアル,ネルパ)の建造費を援助して完成させ,完成後はインドがリースする話も進んでいる.
 インドはもともと,国産原子力潜水艦の建造を目指していたんだが,具体的な建造の目処は立っていないので,「ストップギャップ」として導入するつもりらしいね.

 この他,1135(クリヴァク)型をベースにしたフリゲート「タルワー」級3隻がロシアの造船所で建造され,既にインドへ引き渡されている.
 同級は6隻調達予定で,残り3隻は,インド国内で建造するつもりのようだ.

 陸上兵器では,ロシアのT-72の発展型のT-90を導入するし,空軍は,Su-27の発展型で,推力偏向ノズルを装備して機動性が大幅に向上したSu-30MKIを導入している.
 ちなみに,インドと並ぶロシア兵器輸出のお得意先である中国には,戦車は一輌たりとも売却していない.
「中国に戦車を売って中国陸軍が強化されれば,シベリアが脅かされる」
というのがロシアの「本音」らしい.

 アメリカのボーイングが「初のインドへの戦闘機納入を推し進めている」のは,F/A-18ホーネット艦上戦闘攻撃機だね.
 もしもコレが実現したら,「ヴィクラマーディティヤ」(旧露アドミラル・ゴルシコフ)や「ヴィクラントII」の艦上に,MIG-29KとF/A-18が翼を並べるコトになるが,インドは,外国から戦闘機を購入する一方で,国産戦闘機「テジャス(LCA)」の開発を進めており,将来的には艦上戦闘機型も作りたいようなので,実現するかどうかは微妙なトコロですなァ・・・・

夏光華(シア・クァンファ) in FAQ BBS

インド陸軍
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 2007年現在,世界最大の軍備輸入国はインド,というのは本当か?

 【回答】
「Strategy Page」:Who's The Biggest Buyer Of Them All? May 9, 2007
によれば本当.
 同年から過去3年間に$10B(1.2兆円)の軍備を輸入している.
 中国はGDPが$2.5Tで,GDPの5%余りを軍事費に使っているが,インドのGDPは$800Bで,GDPの2.5%を軍事費に使っているという.
 その理由は,中国は国内での兵器製造が多いからだという.
(それでも尚,インドに近い額の軍備を輸入している)

 インドは国内に軍需産業を育てたいのだが,これは時間と資金を要する仕事だろうと述べられている.

 ちなみにパキスタンは,人口がインドの七分の一だが,GDPは$125Bで,その4.5%を軍事費に使っているという.

ニュース極東板


 【質問】
 DRDOには,どんな問題があるのか?

 【回答】
「Asian Defence」:インド政府外部機関,兵器開発を担当するDRDOの非効率性の調査報告を発表
によれば,DRDO改革のために組織されたP Rama Rao委員会は,DRDOの計画立案の杜撰さ,過度に楽観的なタイムスケジュール,軍隊との調整の欠如が兵器開発にコスト増大と予定超過をもたらしたと結論づけている.

 委員会は,テジャス戦闘機,アージュン戦車,カヴェリエンジン,アカ シュSAMについて再検討した結果,その全てで過度の楽観性と計画立案の問題があることを指摘した.テジャスについては,本来既に48機が配備されているはずなのに,戦闘機の要求性能を引き下げた上に,5つの問題が未解決のままであると批判した.

 組織の能力についてDRDO科学者の過度の熱狂がアージュン戦車の開発遅延の主要な原因であるとした.委員会は政府に対して,DRDOが世界の標準的技術を学ぶために海外の開発パートナーを参与させるべきであると勧告.

テジャスについて
 DRDOは,予定している試験飛行をこなす事が出来ないため,2010年12月の就役予定を「1〜2年」遅らせる可能性がある.
 現在のテジャスは1985年に空軍が設定した要求性能を満たしていない.
 部隊配備後も解決できていない未達成の要求性能としては,エンジン推力に見合った機体重量,旋回性能の不足,攻撃力の低さ,超音速での加速性の低さなどを含む.
 カヴェリエンジンは完成には程遠い.
 テジャスの機体重量は要求値の9tに900kg上乗せした状態である.

対応策
 @次善の策として,現在のエンジン推力不足のテジャスをテジャスMk.1 として48機生産
 A新しい開発陣の元で1985年に設定された要求値を満たす機体をテジャスMk.2として開発する.
 B開発を担当するADA(Aeronautic Development Agency)とHAL(Hindustan Aeronautics Limited)を統合する組織改革.
 C将来の航空機開発では,外国の航空機メーカーと共同開発を行うべし.
 Dカヴェリエンジンは,外国の支援により再設計すべし.

アージュン戦車の問題
 もともとの要求は1972年に提出された.
 陸軍は124両の発注を行っているが(量産は行われず)いまだに試験中.
 委員会は,陸軍が1982年と85年に二度に渡って要求を変更した事が,計画遅延に寄与したが,主要な計画 遅延の理由は,兵器開発に必要な時間の見積もりにおいて「経験不足」の開発者の,「過度の楽観主義」にあるとした.

エンジン開発の失敗
 戦車砲の独自開発の頓挫
 設計作業の遅延
 製造された試製戦車が予定通りの品質で生産されなかった

委員会のDRDOへの勧告
 @陸軍の当初の要求を満たし得るアージュンMk.Uの開発に,ただちに着手すべし
 A先進的な戦車と専門的知識を得るため外国企業をパートナーとすべし
 BDRDOはエンジン,砲,FCSの国産化に着手すべし

アカシュ中距離SAMについて
 開発は1983年に開始されたが,開発予定は完全に遅延しており,空軍型は就役が近いが,陸軍型は要求項目を未達成.
 砂漠でのテストでは,車体重量が過大で砂丘での機動性に問題が発生.
 開発元が自身の能力を過信して,非現実的な目標を設定して,さらに開発過程に軍隊を関与させなかったとした.

委員会の勧告
 @ただちに新しいMk.Uバージョンの開発に着手すべし.
 ADRDOは,陸軍と空軍を,彼らのの供給項目を全て満たす,新しいシステムの開発に関与させる努力をしなければならない.
 B外国企業との共同開発を検討すべし.

軍事板
青文字:加筆改修部分

 問題が「経験不足」はわかるにしろ,「過度の楽観主義」ってなぁ.
 他にも要求者の軍との調整もしてないとは・・・ウーム
 DRDOが作成した各計画は,過程に色々問題があり過ぎて,失敗作が出来上がりましたということに.

 この一連の反省から,完全国産化と言わないまでも,構成パーツだけは国産化しよう!というのがインドの目論見のようです.
 とりあえず正しい判断かもしれませんね.

CRS@空挺軍 in mixi,2009年03月16日21:43


 【質問】
 インド防衛研究開発機構(DRDO)の内情を教えてください.

 【回答】
「マジでインド軍事筋のガンなんじゃねーの」
という主張もある.
 しばしば効率化の題目で,機構改革が主張されるのだが,なかなか上手くいかないのが現状.
 大統領まで輩出している,強力な研究開発機関だからなあ.
アブドゥル・カラーム - Wikipedia
 カラームは優れた科学者で,「インドの核とロケットの父」と呼ばれたが,彼の力量を以てしても,DRDO改革は困難だったようで,以下のDROD糾弾記事
http://www.rediff.com/news/2000/mar/13drdo1.htm
の連載記事の最後では,同機構の非効率性について,アブドゥル・カラーム氏自身にも責があると指摘している.
http://www.rediff.com/news/2000/mar/17drdo.htm

軍事板,2010/06/13(日)
青文字:加筆改修部分

 仕分け(笑)の必要性がある機関ですな.
 だが仕分けを行う矢先に,仕分け人が“自殺”したり,”不慮の事故”で亡くなったりするんですね,わかります.

CRS@空挺軍 in mixi,2010年06月14日21:57


 【質問】
 インド軍にはカースト制度の影響はないのか?

 【回答】
 軍事的合理性により,部隊は民族,宗教,カースト毎に編成されているという.
 また,戦場には僧兵が同行し,銃に祝福を与えているという.

 以下はカルギル紛争における例.

 ベルが鳴りオイルランプがともる中,テントを張ったヒンドゥー教の寺院では,祈りながら入って行き,礼を述べながら出てくる兵士達の列が絶えることなく続いた.
 迷彩服を身につけた僧兵達は,仲間の兵士達の手首に聖なる紐を結び,銃に祝福を与えるために,銃身にティッカと呼ばれる赤い粉をつけた.
 彼らは自分達をクルクシェートラの戦いのときのアルジュナ〔叙事詩『マハーバーラタ』に登場する武将〕の化身と考えていた.
 戦いの前夜,クリシュナの神は,非好戦的な戦士に,一族の敵と戦うという道徳上の義務について助言を与えた.
 山の上にいる敵のムスリム達と違って,インドの兵士達は様々な宗教を信仰しており,テント村には,ヒンドゥー教の寺院マンディールの他に,シーク教の寺院ガードワラ,キリスト教徒のための礼拝堂,それにゾロアスター教徒のための寺院もあった.
 インドでは,今だ衰えを見せることなく,根強い階層制度が残っていた.
 言語が違い,同じコップを使って飲む事ができない以上,マラータ族とジャート族を同じ部隊に入れることは無意味であり,部隊は民族や宗教,さらにはカースト毎に編成され,それぞれが相手に引けを取らないよう競い合っていた.
 漠然として統制がとれないながらも,宗教を越えた民主的な憲法にのっとったインドは,あたかも多くの文化を持つ象のようにどっかりと腰を据え,イスラムの新たなサラディン達が熱烈に求める統一化への道を阻んでいた.

 〔略〕

 ムスリムを解放すると聞いていたパキスタン兵達は,インドのイスラム兵が彼らを殺そうと立ち向かってきたときには,唖然としたに違いない.
 ある夜,カルバールの近くの峰を占領していた侵略軍は,
「アッラーフ・アクバル」
と唱える声を聞いて応援部隊がやってきたと思い,峰まで登るのを手助けしようと陣地から駆け出していったという.
 彼らが,「神は偉大なり」と唱えていたのはインドのイスラム集団であるグレナディア近衛歩兵第20連隊だと気づいたときには,既に遅すぎた.★20
 インドの「ヴィジェイ作戦」は増強され,侵略軍と食料や料理用燃料,弾薬の主な供給源とを結ぶ補給ラインは崩壊し始めていた.
 そして飲料水を作るための雪は,爆発兵器から出た火薬で汚染されていた.
 ★20 'Muslim Grenadiers surprise enemy' by Gaurav C. Sawant, The Indian Express, 10 July 1999

C. Kremmer著「『私を忘れないで』とムスリムの友は言った」
(東洋書林,2006/8/10),p.393

インド軍騎兵隊
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 冷戦終結はインド軍にどんな打撃をもたらしたのか?

 【回答】
 冷戦時代は,兵器輸入の見返りに,ソ連東欧へ消費財を輸出するという貿易構造が成り立っていたが,それが崩壊してしまった.
 以下引用.

 ソ連軍のアフガニスタンからの撤退完了と,それに続く1991年のソ印平和友好協力条約の失効は,南アジアにおける冷戦構造崩壊の象徴的な過程の一つであった.
 この中で,軍の装備の70%以上をソ連製に依存していたインド軍も,手痛い打撃を受けた.
 さらに,ソ連・東欧から武器・軍需関連技術を供与し,インドからはこれらの諸国に決定的に不足していた消費財を見返りとして低価格で供与するという貿易構造も一挙に崩壊した.
 インドは,これらの物資を他の市場に輸出することも,その低品質ゆえに不可能であった.

兵頭長雄 in 『南アジアの安全保障』(日本国際問題研究所編,
日本評論社,2005.10.10),p.127-128

 教育大国政策がなかったら,今頃インドはどうなっていた事やら.


◆◆◆海軍


 【質問】
 インドの海上戦略の変遷について教えて下さい.
 60から80年代にかけては,反米路線を取っていた時期もありましたし,何よりソ中冷戦の中にあって,パキスタン海軍とも対峙しなければなりませんでした.
 現在では若干,外交関係の改善が行われていますが,中国海軍がミャンマー,パキスタンを使ったインド洋進出を図り,またアメリカ海軍もディエゴガルシアを基点に,中東戦略の一環としてインド洋を重視し始めています.
 果たしてインド海軍は過去から未来に向かってどう変わろうとしているのでしょうか?

 【回答】
 一言でいえば,「より外洋を目指した海洋海軍の建設」ということになると思います.
 インド海軍は1950年代から艦艇の整備を行ってきましたが,独自で艦艇を建造する能力に乏しく,旧宗主国であるイギリスから購入した艦艇で小規模な艦隊を編成していました.

 インド海軍が本格的な整備の途についたのは第2次印パ戦争(65〜66年)以降のことです.
 特に第3次印パ戦争(71年)において機動艦隊による海上優勢と航空優勢の確保に成功したことで,空母を中心とした機動艦隊を整備することを強く意識するようになり,イギリスとソ連から購入した艦艇で小規模ながら艦隊を整備し,維持してきました.
 しかし,空母の維持には非常にコストがかかりますが,経済規模が小さかったインドでは慢性的な経済難から近年まで海軍には十分な予算が回されませんでした.

 原子力潜水艦のリースなどソ連との関係を強めていたインド海軍ですが,ソ連崩壊後ヨーロッパ諸国からも協力を仰ぐことになっていきます.
 近年の経済規模の拡大に伴い停滞していた海軍力整備にようやく力を入れられるようになり,ロシアからの空母「ゴルシコフ」の購入,イタリアの会社の設計によるADSと呼ばれる空母の建造など,海洋海軍の建設をより強く志向するようになってきました.

 インド海軍は,これらの艦艇によりインド洋における制海権を確保することで,パキスタンを押さえ込み,また南シナ海に進出著しい中国海軍を牽制することが十分可能になります.
 ペースはやや遅いものの,空母機動艦隊を中心とした強化されつつある海軍力でインド洋をコントロールすることが,今後の至上命題になるでしょう.

名無し軍曹◆Sgt/Z4fqbE


 【質問】
 インド海軍はシーレーン防衛のためには,どのような方策を打ち出しているのか?

 【回答】
 2007/12/21,インド海軍のGCC(ペルシャ湾岸諸国協力会議)担当駐在武官スレシュ大佐(在マスカット)は,GCC加盟国との間で行なう統合演習への参加準備が整った明らかにしました.
(「いつでもどこへでも出動できます」と言っています)

 〔略〕

 オマーン海に望むフジャイラ港は,艦艇の停泊に適し,ホルムズ海峡での航行を避けうる地理的条件を持っています.
 世界一の船舶給油拠点でもあります.

 GCCは,産油国であるサウジ,バーレーン,カタール,クウェート,オマーン,UAEから成り立っています.
 インドとシナはGCCが生産する原油の二大顧客です.

 インド海軍によるこの地への艦艇訪問は,この三年で四十回以上に及んでいます.
 これは,西アジア諸国とインドの軍事関係が急速に発展していることを示す証左ですね.
 インド政府高官は
「世界最大の給油拠点であるフジャイラ港に,わが海軍の十一隻の艦艇が訪問している.
 これらの訪問は,何世紀もの間,インドがこの地域で維持した海のつながりを,湾岸諸国が再確認するという歓迎すべき出来事である」
と述べています.

「原油ルートの安全を確保するシーレーン問題が国益の筆頭に上げられているが,ルートを確実に確保する責任はこれまで湾岸諸国の肩に載せられてきた」
とスレシュ大佐は述べています.

 インドのみならずわが国にとっても,ホルムズ海峡のみならず紅海とアラビア海の接点に当たるマンダブ海峡は,タンカーが必ず経由する地であるだけに特別重要であるといえます.

 インドはシーレーン確保のために動き始めています.
 湾岸諸国との連携を深化・強化し,インド洋の安定に対する脅威に立ち向かう姿勢を明らかにし,兵器の質・量の向上を図っています.

 〔略〕

 ⇒インド洋にわが海自部隊が参加する意義については,各方面でいろいろ言われていますが,
「対テロ戦争参加を通じて湾岸諸国をテロの脅威から護る姿勢を示すことが,わがシーレーンひいてはエネルギー確保に直結する」
という視点は極めて重要ですね.

おきらく軍事研究会,平成19年(2007年)12月24日


 【質問】
 スレーシュ・メーフタ提督について教えられたし.

 【回答】
 インド海軍参謀総長スレーシュ・メーフタ大将は1947年8月18日生まれ.
 〔略〕
 前ロシア海軍総司令官ウラジーミル・マソリン提督と同年同月生まれです.

 国防軍士官学校(NDA)卒業後,1967年7月に海軍へ任官.
 空母ヴィクラントのシーホーク艦上戦闘機のパイロットとなりました.
 空母艦載機パイロット(アヴィエイター)出身の提督です.

 2006年10月31日,インド海軍参謀総長に任命されました.

メーフタ提督

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/12/5(水) 午後 5:05


 【質問】
 インドの空母は何の為にあるのですか?
 ハリアーを運用する空母と,ロシア製の正規空母にミグ29のせると聞きましたが,あの国にそんなたいそうなものがいるのでしょうか?

 【回答】
 インドが空母保有にこだわるのは,印パ戦争の戦訓によるものです.

 1971年12月に生起した第三次インド・パキスタン戦争において,インド海軍は保有していた空母ヴィクラントをベンガル湾に派遣し,パキスタン空軍が保有していた東パキスタンでジェット機が唯一発進出来たチッタゴン飛行場を空襲して制空権を確保しました.
 この結果,インド海軍はパキスタンの海上封鎖に成功しています.

 また,この戦争ではインド側の動きをけん制するため,アメリカは空母エンタープライズを中心とする機動部隊をインド洋に派遣しており,これもまたインドに空母保有の重要性を認識させることになっています.

名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE


 【質問】
 「ヴィクラント」艦載戦闘機のF-35案について教えてください.

 【回答】
 米ロッキード・マーティン社は,インド海軍が2015年に取得予定の国産空母の艦載機に,F-35BまたはF-35Cを提示しました.
Indian Navy Fighter RFI:Lockeed To Respond With Both F-35B & C:Live Fist

 インド海軍は国産空母「ヴィクラント」を,2015年し取得します.
 「ヴィクラント」はヒンズー語で「勝利」を意味し,アレスティング・ワイヤーを備えたアングルド・デッキがX字型になっているという,ユニークな形になります.
ヴィクラント-Wikipedia

 MiG-29Kの艦載をも想定してアレスティング・ワイヤーを備えていますが,MiG-29K以外にもF-35を配備するのかも知れません.
 確かに不安はあるとはいえ,F-35はステルス性能を備えた第5世代戦闘機であり,提示してみるのも手だと思ったのでしょう.

 ただ,開発遅延が目立つF-35を,果たしてインド海軍は待つでしょうか?
 今も深い繋がりがある宗主国イギリスの働きかけがあれば,選定の可能性も十分ありえるでしょう.

バルセロニスタの一人 in mixi,2010年06月30日20:13


 【質問】
 「アドミラル・ゴルシコフ」がインドに売却されるまでの経緯は?

 【回答】
 1995年7月に現役を去ったアドミラル・ゴルシコフは,他の同型艦のようにスクラップとして売られる事は無かった.
 1990年代前半に修理していた事もあって状態は良好であり,艦齢も比較的若かったため,ロシアは本艦をインドに売却する事を望み,何度もインドと交渉を行った.
 むろん,このままの状態では有効な戦力にならないので,キエフ級の特徴である甲板上に有るミサイル等の兵装を全て撤去し,全通甲板を持つ「正規空母」への改造が提案された.

 1998年には,
「艦そのものは無償でインドに譲渡し,全通甲板空母への改造費用と搭載機MIG-29K改等の代金だけ支払う」
という内容で仮契約に漕ぎ付けたのだが,この改造費用を幾らにするかで両国の溝は埋まらず,以後もたびたび交渉が行われた.
 21世紀初頭になっても交渉は妥結せず,痺れを切らしたロシア海軍高官が
「インドが買わないのなら,ロシア海軍用に改造する」
などと発言した事も有ったが,これはインドに対するハッタリであった.

 インドは,独自に西側の協力を得て国産空母(ADS)を建造する計画を立てていたが,計画は遅延に遅延を重ね,インド唯一の現役空母ヴィラートの退役までに就航する見込みは極めて薄くなった.
 そうなると,呑気にダラダラと交渉している余裕も無くなり,インドは,「ストップギャップ」としてゴルシコフの購入を決断せざるを得なくなった.

 2004年1月,改造費用及び艦載機の代金の合計は約15億ドルにする事で両国が合意(というか妥協)し,デリーでインド・ロシア両国防相が本契約に調印した.
 これを受け,既にセヴェロドヴィンスク市に回航されていた旧ゴルシコフは,同市のセヴマシュ・プレドプリャーチェ(北方機械建造会社)において改造工事が始められた.

 まだ工事中の2005年3月10日,インドへの引渡し式が行われ,同艦はインド軍艦ヴィクラマーディティヤ(INS Vikramaditya)となった.
 改造工事は2009年に完了予定とされている.

 なお,本艦の引渡しの時期ですが,当ブログでも取り上げているように,当初は2010年まで延びたと報じられましたが,数日後,インド海軍当局によって否定されました.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/18310509.html
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/18582204.html


 ちなみに,ヴィクラマーディティヤ(Vikramaditya)の由来は,
http://www.pandaemonium.net/rdb/menu/file/2794.html
によれば,

「ヴィクラマーディティヤの名は,グプタ王朝チャンドラグプタ二世(註1)をはじめとする諸王が号し,伝説が,彼ら諸王の実際の業績と混同されるようにさえなった.
 伝説では,調伏されたはずのアスラ(註2)が蛮族として地上に再生したおり,神々の要請によってシヴァ神(註3)が,ウッジャイニー王マヘーントラーディティヤの息子として降臨したのがヴィクラマーディティヤであるとされる.」

註1:グプタ朝王第三代の王.在位376〜414年頃.領土を広げて最盛期を迎えた.中国文献は「超日王」と記した.
註2:インド神話における神敵
註3:インド神話における破壊と癒しの神

Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/5/14(月) 午後 7:35

 ただし,
Indian Carrier Costs Threaten Russian Arms Sales
(ストラテジー・ページ)インド海軍の,ロシアの中古空母購入計画に問題発生

October 12, 2007

という記事によれば,予算が大きく超過する問題が発生しているという.
 以下引用.

 インド海軍は2004年にロシアと契約を結んで,ロシアが1987年に配備して1996年に財政的理由で退役にした空母,Admiral Gorshkovを改修して購入する契約を結んだ.
 この契約は$1.5B(1700億円)にのぼり,空母の補修改善($700M)と航空機や弾薬,機材などの購入($800M)をあわせたものである.空母の引渡しは2008年が予定されていた.

 しかしSevmash造船所での改修工事は当初のプロジェクト予算を大きくオーバーしていて,昨年時点では$1.1B以上(157%)とされ,最近では$2B(285%)といっていて,当初の見積もりに誤りのあったことが指摘されている.

 インドは年間$10B規模のロシア製軍備を購入する顧客であるので,ロシアに善処を求めている.
 インドとの契約を交渉した当時のボスは解雇され,犯罪捜査が行なわれている.
 造船所はこの問題の為に新規プロジェクト(オフショア・リグなどの新規分野)に着手できず困難に陥っている.

ニュース極東板

「ゴルシコフ」を購入しますか?


 【質問】
 アドミラル・ゴルシコフからヴィクラマーディティヤへの改装の中身は?

 【回答】
 キエフ級4番艦アドミラル・ゴルシコフの正規空母への改造は,ロシアでは「プロジェクト11430」と呼ばれている.

 アドミラル・ゴルシコフ(旧バクー)は,甲板上に各種のミサイルや兵装が並べられていたが,11430改造により,これらの兵装は全て撤去され,全通飛行甲板を持つ「正規空母」に変身する.

 艦首には,ロシア海軍のアドミラル・クズネツォフのような14度のスキージャンプ勾配が設けられ,発着艦もクズネツォフ同様のSTOBAR(Short Take Off, But Arrested Recovery)方式を採用する.

 旧バクー時代に装備されていた艦橋のフェイズド・アレイ・レーダー「マルス・パッサート」及び艦首ソナー「ポリノム」も撤去される.
 代わって艦橋上には,大型3次元レーダー「ポドベレゾヴィク」(フラットスクリーン)が装備され,補助用としてフレガートMA(トッププレート)が搭載される.
 大型レーダー「ポドベレゾヴィク」は,ロシア海軍黒海艦隊所属の大型対潜艦「ケルチ」でテストされたもので,実用型はヴィクラマーディティヤが最初の搭載艦となる.

 改造後の兵装は,近接防御用複合体「カシュターン」(CADS-N-1)6基のみとなるようである.
(当初は,この他に,オーニクス超音速対艦ミサイルのインド版「ブラモス」を搭載すると言われていた)

 プロジェクト11430の機関は,旧バクー時代と同様の蒸気タービンだが,ボイラーは,サンクトペテルブルク市のバルチースキィ・ザヴォートで製造された新型に換装される.
 この新型ボイラーはKVG-ZD(KVG-2M-GM)と呼ばれ,軽油を使えるのが最大の特徴である.
 以前のボイラーは重油専焼であり,ガスタービン艦やディーゼル艦とは違う燃料を用意する必要が有ったが,軽油を使えるようにする事で,ガスタービン艦及びディーゼル艦と燃料を共用出来るメリットが有る.

 艦載機は,バクー/アドミラル・ゴルシコフ時代には,Yak-38M艦上VSTOL襲撃機,Ka-27対潜ヘリコプターなどを搭載していたが,11430改造により,MIG-29K(9-41)艦上戦闘機,Ka-28対潜ヘリコプター,Ka-31早期警戒ヘリコプター等を合計36機搭載する.
 この他にも,現在,インド海軍で運用されているシーハリアー(FRS Mk.51)や,インドが開発中の国産軽戦闘機LCAテジャスの艦載機型などが搭載されるかもしれない.

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Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/5/23(水) 午後 7:35

インド海軍参謀総長は,ロシアでMiG-29Kの組立作業を視察する
モスクワ,3月13日(RIAノーボスチ)

>改装を終えた後,ゴルシコフは30年間の耐航性を有すると予想される.

というわけで,この記事によると,〔略〕 改装終了後のヴィクラマーディティヤは,30年間の寿命を有するようです.
 つまり,2040年頃まで使えるという事です.

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/3/14(金) 午前 11:35

 【関連リンク】

「ロシア・ソ連海軍」:インド空母「ヴィクラマーディティヤ」進水

「ロシア・ソ連海軍」:インド空母「ヴィクラマーディティヤ」進水(2008年11月〜12月4日)

「ロシア・ソ連海軍」:インド代表団は,空母「ヴィクラマーディティヤ」改装費用についての交渉を妥結させる為,モスクワを訪問する

「ロシア・ソ連海軍」:空母「ヴィクラマーディティヤ」近影(2008年11月)

「ロシア・ソ連海軍」:"Google Earth"で真上から見たインド空母「ヴィクラマーディティヤ」

「ロシア・ソ連海軍」:インド空母「ヴィクラマーディティヤ」最新情報

「ロシア・ソ連海軍」:空母ヴィクラマーディティヤ近影(2008年2月26日)

「ロシア・ソ連海軍」:空母ヴィクラマーディティヤ,ドック入り(2005年11月30日)・その1

「ロシア・ソ連海軍」:空母ヴィクラマーディティヤ,ドック入り(2005年11月30日)・その2

「ロシア・ソ連海軍」:空母ヴィクラマーディティヤ,ドック入り(2005年11月30日)・その3

「六課」:インド空母ヴィクラマーディティヤ近影(2009年1月17日)

「六課」:インド空母ヴィクラマーディティヤ近影(2009年4月12〜13日)

「六課」;インド空母「ヴィクラマーディティヤ」の再艤装は開始される

「六課」:ロシアは空母「ヴィクラマーディティヤ」の費用の減額に同意する

「六課」:インドは,空母ヴィクラマーディティヤの為に1億200万ドルを追加支出する
「追い証が発生しました」

「六課」:インドは,空母ヴィクラマーディティヤの為に1億2000万ドルを追加支出する(続)


 【質問】
 ヴィクラマーディティヤへの改装工事の遅れの原因は?

 【回答】
 イタル・タス通信報道によれば,新しく敷設されるケーブルの量をロシア側が過小評価していたため,工事が遅れているとか,共同作業の困難のせいで遅れているとか言われている.
 まあ,計画の遅延や狂いは兵器にはつきもの.
 遅れを否定する情報もあって,その辺はまだ不明確.

セヴマシュ・プレドプリャーチェは,空母ヴィクラマーディティヤの乾ドックからの進水を,年末に予定する
モスクワ,2007年8月3日(イタル・タス)


「セヴマシュ・プレドプリャーチェは,航空母艦ヴィクラマーディティヤの乾ドックからの進水を,年末に予定している」
 現在,インド航空母艦となる航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフの改造工事を続けているセヴマシュは,タス通信にそう伝えた.

 現在,乾ドックでは,設計に従って,船体への攻撃に対処するため,艦の水中構造の増強工事が行なわれている.
 なお,航空母艦の船体工事完了および進水後,その他の装備の取付けが行なわれる.

 以前,同艦は2008年初頭のインド引渡しが計画されていた.
 但し,近代化工事の遅れから見て,実現はもっと後になるだろう.
 ある情報によると,顧客への航空母艦の引渡しは,2年間以上延期されると言われている.

 インド側の情報源に従えば,艦の工事の遅れは,新しく敷設されるケーブルの量をロシア側が過小評価していた為によるものである.
 但し,何人かの専門家は,航空母艦のような重量級大型軍艦を建造する力を持つロシア企業の協同作業の難しさが,工事の遅れの実質的理由であると見ている.

 〔略〕

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Морские Силы〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/8/5(日) 午後 2:06

(青文字は加筆部分)

 【関連リンク】
「六課」:ヴィクラマーディティヤの費用問題,22億ドルで決着


 【珍説】
露大統領 空母早期引き渡し指示 対印「遅れたら重大な結果」
2009/7/9


 ロシアのメドベージェフ大統領は2日,同国の艦艇建造会社セブマッシュに対し,インドに引き渡すことになっている,ロシア海軍の改キエフ級航空巡洋艦(航空母艦)「アドミラル・ゴルシコフ」の,近代化改装を急ぐよう指示した.
 大統領は「空母を早くインドに届けなければ重大な結果を招く」と述べた.

 同艦(インドでの呼称は「ビィクラマディティア」)の引き渡しは大幅に遅れている.
 改装契約は,ロシアとインドの広範な防衛産業協定の柱だが,良好な印露関係の対立点にもなっている.
 2004年に締結した契約は改修費が16億ドル(約1500億円),08年に引き渡しとなっていた.
 ところが,引き渡し遅延に加え,ロシア側はいまや総工費を28億ドルと見積もっている.
 セブマッシュの幹部は2日,通常動力から原子力動力への変更,戦闘機が離着陸できるよう甲板の滑走路を改修するなど,同艦の工事規模が大きくなり,複雑化したことが遅延の理由と説明.引き渡しは2012年末になるとの見通しを示した.
 〔後略〕

 【事実】
 メドベージェフ大統領が,7月2日に「セヴマシュ」を視察した際,そのような発言をしたのは確かです.
 7月2日のロシア通信社ノーボスチでも報じられています.
http://en.rian.ru/mlitary_news/20090702/155413447.html
http://www.rian.ru/defense_safety/20090702/176122032.html

 が,しかし・・・・

>通常動力から原子力動力への変更

 ・・・・・あのー,ココは笑うところですか?(笑)

 「アドミラル・ゴルシコフ」の近代化改装を実施している,株式会社「生産連合セヴマシュ」公式サイトより.
2006年6月19日
http://www.sevmash.ru/?id=2142&lg=en
【ボイラーの配置】

 インド海軍の為に改装される「アドミラル・ゴルシコフ」は,「バルチースキー・ザヴォート」で新たに製造された8基のボイラーKVG-ZDを装備する,と書かれていますが.

 言うまでも無く,原子力推進にボイラーは要らないよね.
 キーロフ型原子力巡洋艦のような例外も有るが,同型は,非常用に2基の蒸気発生用ボイラーを装備するだけだ.
 そして,改装される「アドミラル・ゴルシコフ」は,8基の蒸気発生用ボイラーを装備する.
 改装前の「アドミラル・ゴルシコフ」も,8基の蒸気発生用ボイラーKVN-98/64を装備していたから,これは単にボイラーを換装するだけだ.

 もちろん「セヴマシュ」の幹部が,動力を原子力に変更するなどと発言した事実も無い.

 だいたい,通常動力(蒸気タービン)の搭載を前提に設計,建造されている「アドミラル・ゴルシコフ」を,後付けで原子力推進に変更することなど不可能だ.
 通常動力(蒸気タービン)の搭載を前提に設計,建造されているという事は,艦内の機関スペースも,蒸気タービン機関に合わせて作られているわけだ.

 原子力推進という事は,原子炉を設置する必要が有るが,その為には,当然,原子炉区画の周囲を厳重に放射線遮蔽する必要が有る.
 これだけでも,相当のスペースと重量を必要とする.
 ボイラーを入れていた区画に,そのまま原子炉を入れれば良いと言うものではない.

 そして通常動力艦の場合は,艦内に相当の燃料搭載スペースを必要とする.
 通常,燃料搭載スペースは,機関室周囲だけではなく,艦全体の重量バランスを考慮し,船体の前後に配置される.

 しかし原子力推進にすれば,燃料搭載スペースは不要になる.
 空母の場合,それを艦載機用の燃料搭載に充てるという方法が使えるが,いずれにせよ,原子力機関そのものは,通常動力機関よりも重くなる.
 つまり,機関スペース(原子炉とタービンエンジン)の重量は増加する.
 分かりやすく言えば,船体後部(特に水面下)に大重量が集中するわけだ.

 だからね,原子力推進艦艇は,その辺りのバランスを考慮して設計しなければならないんだよ.
 水の上に浮く水上艦ならば,尚の事ね.
 通常動力艦よりも設計は難しいんだ.

 当然ながら,通常動力の「アドミラル・ゴルシコフ」は,設計時に,そんな事は考慮されていないよね.

 フジサンケイグループ(サンケイ)は,造船というものを知らないようだ.

 というか,通常動力から原子力推進への変更が,難なく実行できるのならば,とうにアメリカ海軍が通常動力空母(キティーホーク級とかフォレスタル級)で実行に移しているでしょ.

 まあサンケイに限らず,日本じゃ,艦の改装とか機関の換装を安直に考えている奴が多いけど.
 例えば架空戦記では,日本海軍の戦艦「大和」などがガスタービン機関に換装されて能力アップ!,という描写がよく見られますね.
 かの『紺碧の艦隊』では,高速戦艦「比叡」(金剛型)がガスタービン機関に換装されていましたが・・・(^^;
(金剛型が換装されているくらいですから,他の日本戦艦もガスタービンなのでしょう)

 大和型戦艦の機関スペースでは,ガスタービン機関の搭載は無理が有るでしょう.
(第一,給排気スペースが足りない)
 大和型の機関出力は15万馬力ですが,少なくとも,これと同出力のガスタービンは搭載できない.

「ロシア・ソ連海軍報道・情報管理部機動六課」
2009/7/12(日) 午前 8:23


 【質問】
 「アメリカがインドに対し,空母キティーホークの無償譲渡を持ち掛けた」というのは本当?

 【回答】
 全くのガセ.

ロシアは,5月からインドへMiG-29K戦闘機の引渡しを始める
モスクワ,3月14日(RIAノーボスチ)

という記事によれば,インド海軍参謀総長・スレーシュ・メータ大将は,記者会見の席上,その報道について以下のように回答している.

――――――
「これらの噂は,メディアによって作成された単なる悪戯です.
 私が知る限り,我が国はそのような提示を受けた事がありません」
――――――

 詳しくは,「Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜」,2008/3/15(土) 午後 8:24付を参照されたし.


 【質問】
 「ヴィクラマーディティヤ」で起きたボヤについて教えられたし.

 【回答】
【インド航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に火が付いた事は航海試験準備に影響しない】
アルハンゲリスク,6月4日(アルムス-タス)
より.

 セヴェロドヴィンスクの防衛造船所「セヴマシュ」の,広報サービス部長アナスタシア・ニキーチンスカヤが,イタル-タス通信に伝えたところによると
「6月1日,同艦の工業用絶縁体で煙が生じました.それは5分で収まりました.
 施行規則によると,このようなケースでは,煙が充満した部屋から人員を避難させ,沿岸火災警備隊を呼び寄せる事になっており,(外部からの)援助は必要ではありません」
 ニキーチンスカヤは説明した.

 他の情報提供者がイタル-タス通信に伝えた所では,モスクワ時間6月1日17時17分,艦のボイラーの1つで火が付いた.
 航空母艦に5台の消防車が派遣された.
 怪我人は報告されていない.

 〔中略〕

――というわけで,6月1日夕方,空母「ヴィクラマーディティヤ」のボイラーで小火が発生しましたが,短時間(セヴマシュ公式発表によると5分)で収まったとの事です.

 記事原文でも,通常,「火災」の場合はПожарと記されますが,今回はВозгорание(火が付いた)或いはзадымление (煙が出た)としか書かれていません.
 つまり,大した火災では無かったという事です.

新「六課」,2012.6.4
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 ロシアからインドへの原潜貸与計画について教えられたし.

 【回答】
 2008年7月4日付,ノーボスチ記事,
ロシアは2009年にインドへ「完全な」原子力攻撃潜水艦を貸与する
によれば,アクラII型核動力攻撃型潜水艦が2009年後半から10年間,インド海軍に貸与される予定.
 該当の原潜はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で建造されており,INSチャクラ(Chakra)としてインド海軍に就役するという.
 インドは現在,極秘の先進技術艦(ATV)プログラムの下,国内で3隻の原子力潜水艦の建造を計画しているが,この貸与は,インド海軍が国産潜水艦の開発に先立ち,原子力潜水艦の操作,展開および整備の経験を得る目的だという.
 なお,ミサイル技術拡散に関する国際的な規制により,同原潜には長距離巡航ミサイルを装備しないという.

 詳しくは同記事を参照されたし.

***

 インド海軍原潜・INSチャクラとして就役するのは,K-152「ネルパ」です.
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/21855314.html

 本文記事の末尾で,旧ソ連時代にリースされたチャーリーI型原潜の事に触れられていますが,この時の艦(K-43)も,インド海軍ではチャクラと命名されています.

 本文中の「ミサイル技術拡散に関する国際的な規制」というのは,MTCR (Missile Technology Control Regime)の事でしょう.
 この国際規制では,最大射程が300kmを越えるミサイルの輸出は禁止されております.
 MTCRには,ロシアも参加しています.

 アクラ型原潜は,地上攻撃用巡航ミサイル「グラナート」(最大射程3,000km)を運用出来ますが,インド海軍がリースするK-152「ネルパ」には,当然,「グラナート」は搭載されないでしょう.

 ただ,インド海軍に就役後,インドが,自国で開発・生産した「最大射程が300kmを越えるミサイル」を「ネルパ」に装備するのは「自由」です.
 MTCRは,そこまでは規制していない.

 また,
http://www.bharat-rakshak.com/NEWS/newsrf.php?newsid=10145
によると,インド海軍将兵が訓練を受けているのは,サンクト・ペテルブルク近郊のソスノヴイ・ボルSosnovy Borです.

ロシア海軍原潜アクラ級の現況
http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/32862853.html

ソスノヴイ・ボル

ソスノヴイ・ボルの訓練センター

Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2008/7/5(土) 午後 7:54

※一部改修


 【質問】
 インド初の国産ステルスフリゲート「シヴァリク」について教えてください.

 【回答】
 2010/04/29就役.

・建造費は5億ドル以上
・ムンバイにあるマザゴン造船所が建造
・最新鋭レーダーと対潜ソナー,ロシア製最新鋭巡航ミサイルKlub(8連装VLS発射機),イスラエル製バラク防空システム(近接艦対空ミサイルVLS4基(ミサイル32発)等),最高レベルの対NBC兵器防護システムを装備.

――――――
"SS-N-27“Sizzler”(3M-54 Klub or Alfa)","SS-N-27“シッズラー”(3M-54クラブ/アルファ);
ロシア海軍,対艦(対地・対潜)巡航ミサイル,3M54,Novator Design Bureau製,'85開発開始,'01配備開始,射程300km,GPS/Glonass誘導,巡航時は亜音速飛翔,終末段階の20kmは超音速飛翔, Radar MMS ARGS14シーカ搭載(3M-14と同じ),中国は潜水艦と共に導入予定; <性能諸元>全長6.2〜8.22m,直径0.533m,重量1,300〜2,300kg,パワープラント:固体燃料ロケット・ブースタ+ ターボジェット・エンジン,最大射程300km,飛翔高度=海面上10〜15mのシースキマー,速度:M2.5〜3.0超音速,誘導:慣性(INS) /GPS+無線指令+アクティブ・レーダ・ホーミング(ARH: Active Radar Homing)<海>
――――――

 20世紀末に就役し,退役時期(就役からおよそ20年前後)に入るフリゲート「ニリギリ級」3隻の後継として計画されたのが「シヴァリク」級だが,戦力化に想定以上に時間がかかったため,その間をつなぐ目的でロシア製「タルワー級」3隻「タルワー」「サトプラ」「サヴァドリ」が導入された.
 ニリギリ級の次の世代となる「ゴーダーヴァリ級」3隻も,退役間近である.

 今回就役した「シヴァリク」級フリゲートは,21世紀前半のインド海軍フリゲートの中核艦となる.
 過渡期にあるインド海軍のフリゲートであるが,海軍は今後10年間で16隻のステルス・フリゲートを配備する計画で,うち10隻を国産,6隻を輸入で調達する予定としている.
 「シヴァリク」級フリゲートの「サトプラ」「サヴァドリ」は,国内で建造中で来年中に就役予定.
 また,3隻はロシアで建造中とされる.

 いってみればこれから次々に,艦の退役時期が押し寄せてきて,それに代わる艦を保有しなければならないわけ.
 軍事の空白を許されない国防相にとっては,艦の就役を見るまでは安心できないわけで,「とにかく早くやれ」と尻をたたきたい気持ちなのだろう.

 わが空自の戦闘機をはじめ,各自衛隊の各種兵器も同じ状況にあることを,忘れないようにしたいものである.

 ちなみに就役式典の席で,アントニー印国防相は,造船施設近代化の必要性を強調している.
 インド海軍では現在,退役する艦艇の数が就役する艦艇の数を上回る状況にあり,この最大の理由は近代的造船施設が不足していることにある,との認識を同国防相はもっているらしい.
 式典で次のように述べた.
・わが国は,造船施設の再編と近代化に向けた努力を続ける必要がある
・各造船施設には,国内需要をまかなう「量的側面」と,最新の国際標準を達成する「質的側面」の両者の実現が求められる
・インドは,コストが低く高品質な艦船をより早く建造できる力を持たなければならない
・国内のすべての造船関係者に対し,ベストを尽くし新たな造船計画を開発することを訴えるものである

おきらく軍事研究会,平成22年(2010年)5月3日(月)


 【質問】
 「タルワー」級フリゲートとは?

 【回答】
 ロシア・
カリーニングラードの沿バルト造船工場「ヤンターリ」において建造された,インド海軍のフリゲート艦.
 プロジェクト1135.6.
 同フリゲートは,潜水艦を探知,撃破し,対水上艦,対潜水艦防衛,航空攻撃からの保護の為に設計されている.
 艦の排水量は4000トン,乗組員は220名,航続距離は5000海里である.
 兵装は,ロシア・インド共同開発の対艦ミサイル「ブラーモス」である.

 株式会社「沿バルト造船工場ヤンターリ」は,1996年に登録された.
 同社は,軍および民間用の小規模から中規模のトン数の船舶の建造,および艦船修理作業の実施を専門とする.

 現在までに「タルワー」型フリゲートは,インド海軍向けに6隻,ロシア海軍向けに3隻が起工され,インド海軍へは既に4隻が引き渡されている.
 ロシア海軍向けには,更に3隻が起工されます.
 これに加え,インド海軍向けの「タルワー」型フリゲートが,新たに3隻起工される予定.


[インド海軍向け]
・「バルチースキー・ザヴォード」で建造
タルワー(F40):1999年3月10日起工/2000年5月12日進水/2003年6月18日就役
トリシュル(F43):1999年9月24日起工/2000年11月24日進水/2003年6月25日就役
ターバル(F44):2000年5月24日起工/2001年5月25日進水/2004年4月19日就役

・「ヤンターリ」造船所で建造
テグ(F45):2007年7月28日起工/2009年11月27日進水/2012年4月27日就役
タルカシュ(F46):2007年11月27日起工/2010年6月23日進水/2012年就役予定
トリカンド(F50):2008年6月12日起工/2011年5月25日進水/2013年就役予定
7番艦:2012年起工予定
8番艦:2012年起工予定
9番艦:2012年起工予定


[ロシア海軍向け]
・全て「ヤンターリ」造船所で建造
アドミラル・グリゴロヴィチ:2010年12月28日起工/2012年進水予定/2014年就役予定
アドミラル・エッセン:2011年7月8日起工/2014年就役予定
アドミラル・マカロフ:2012年2月29日起工/2015年就役予定
アドミラル・コルニロフ:2012年起工予定/2015年就役予定
アドミラル・イストミン:2013年起工予定/2016年就役予定
アドミラル・ブータコフ:2013年起工予定/2016年就役予定


 プロジェクト11356/1356M(「タルワー」型シリーズ)は,合計で少なくとも15隻が建造される事になる.

 この他,未確認情報ですが,ロシア海軍向けのプロジェクト11356M警備艦2隻が極東のアムール造船所で建造される可能性がある.

新「六課」 on May 19, 2012
青文字:加筆改修部分


◆◆◆航空


 【質問】
 クルト・タンク技師は,インドではどんな航空機開発に携わったのか?

 【回答】
 I.A&egrave;.33を設計したKurt Tankは,Argentinaの後,今度はIndiaに赴きます.

 独立以来,航空機の修理工場だったHindustanを拡大し,Vampire戦闘機やOuragan戦闘爆撃機のライセンス生産で腕を上げ,1951年に国産初の機体として,基本練習機HT-2を設計,製作し,1964年までに170機を生産,うち13機を非同盟の誼で,Ghanaに輸出したことで自信を深めます.

 1950年代のジェット戦闘機のライセンス生産で技術を蓄積したHindustanとIndia政府は,次に超音速国産戦闘機の設計へと一挙にステップアップしようとする野望を持ち,1956年にTank一党を招請して,Hindustan社内スタッフと共に,基本計画を練り上げました.
 そして,先ずは実物大の木製Gliderを製作し,テストを重ねます.

 こうして出来上がった機体は,全金属製のエリア・ルールを取入れたセミモノコック構造の胴体で,胴体側面にショックコーンを持つ空気取入れ口が開口しており,主翼はトーションボックス構造に犬歯状前縁を持つ薄翼,昇降舵は油圧駆動ですが,方向舵は手動で動かします.
 エンジンは後部胴体内に2基並列に置かれ,燃料は翼内のインテグラル・タンクと胴体中央タンクから胴内コレクター・タンクを使って供給されます.

 武装はADEN30mm機関砲を4門と,Matraの68mm空対空ロケット48発,更に主翼下面4カ所に2t程度の爆弾,燃料タンクなどを搭載することが出来ました.

 …とまぁ,Tank博士,Indiaの国情に合わせた戦闘機を設計してくれた訳ですが,牛の歩みの様に製作は遅々として進まず,原型機は1961年6月17日に初飛行しました.

 ところが,適当なエンジンが入手出来なかったので,Bristol-SiddleyのOrpheus703(推力2,200kg)を装備したのですが,これが戦闘機としては致命的に推力不足.
 そりゃ,戦後日本初の国産ジェット機である富士T-1練習機と同じ型のエンジンを積んでいる訳ですから….

 取り敢ず,形ばかり音速を突破して超音速戦闘機となりましたが,2機の試作機に続き,同じエンジンを積んだ生産原型16機を発注して,空力性能とか安定性をテストすることになりました.
 この生産原型1号機は1963年3月に初飛行し,最終の16号機は1966年と亀の歩み.

 その間,仕方ないので,1963年3月に推力不足のアフターバーナー無しエンジンを搭載したMk.Iを約100機生産することになりました.
 同時に,複座練習機型Mk.ITも開発され,こちらは実に量産原型初飛行から7年後の1970年4月に初飛行します.

 で,こんな低性能では非同盟諸国への輸出もまま成りません.
 そんな訳で性能向上型を模索します.

 先ずは,手っ取り早くOrpheus703にアフターバーナーを付けて推力を500kg向上したOrpheus703Rに換装したMk.IRを1966年9月製作しましたが4機で打ち止め.

 次いで,本命となるMk.IIを開発しますが,その装備エンジンとして,1965年,HindustanとIndia政府は,推力が約2倍のソ連製KlimovVK-7を装備する計画を立てました.
 これで,Mach=2クラスの戦闘機になる予定…だったのですが,同じ非同盟諸国のアラブ連合が,当時国産戦闘機と,国産ジェットエンジンを開発中で,その売込みにより,1966年,アラブ連合謹製ジェットエンジンを採用する事に決しました.

 このエンジンはE-300と呼ばれ,推力3,400kg,アフターバーナーを用いれば5,000kgと言う立派な性能です.
 それもそのはず,後にSNECMAのATARエンジンを開発した元BMWの技術者Brandner博士が中心になって開発したエンジンだからだったり.

 1966年にHF-24Marutの原型1機がアラブ連合に引き渡され,1967年3月にE-300を片方に装備した試験機が初飛行しました.
 このエンジンを装備して量産化した機体はMk.IIと呼ばれる予定で,これによって,Mach=2.2に達する夢の機体に成るはずでした.

 ところが,アラブ連合は1967年の六日戦争で軍備が崩壊してしまい,その穴埋めに予算が取られた為,結局,野心的な国産機と国産エンジンは開発中止になってしまいました.
 この頃,Tank達ドイツ人スタッフはIndiaを去り,後はインド人の手にこの機体は委ねられることになりました.

 結局,このHF-24は1963年から1974年の11年間掛けて作られた第1期生産だけで中止となります.

 この代償は大きく,VampireTrainerの後継機として,1959年に開発されていたHJT-16 Kiranジェット練習機は,結局初飛行が1964年となり,その後20数年掛けて生産が行われることになりました.

 その後も,Adour装備のMk.IIとか,ATAR9K-50/53装備のMk.IIIとか,RB.199装備のMk.IIIとか浮かんでは消え,浮かんでは消えすることになります.

 流石に,21世紀に入ると次のHCLに移っていますが….
 とは言え,何だかんだで3個飛行隊に装備されたHF-24は,1971年12月の印パ戦争で実戦に参加し,1機も失われなかったと言う記録を打ち立てたりしています.

 後継機も瞑想迷走中ではありますが…

眠い人 ◆gQikaJHtf2 in mixi,2007年08月20日22:37


 【質問】
 LCAは,10年にわたって開発がストップしているのに,ほんとにモノになるんでしょうか?
 MIG1,44の方がまだ現実的な気も…….

 【回答】
 インドHALのLCAのことであれば,2001年に初飛行,2003年までにプロトが5機製作.2004年一月までには140回の試験飛行がなされており,2003年8月には試作機1号が,11月には2号がそれぞれ超音速を出しています.
 今後,2004〜2013年の間に合計104機が製作される予定.

 この機は中国のFC-1(J-17)と比較されるサイズだが,静的安定性が低く,完全なデジタルFBWを採用していてはっきり世代が違う.
 エンジンはグリペン用のF404のバリエーションに,F/A-18E/F用F414のフルデジタル制御システムを導入.
 もっとも,ペイロードは4トン足らず.サイズと共にむしろグリペンと比較すべきか.
 重量の半分近くは複合材.

 今後,ロシアから赤外探索追尾装置とか,スラストベクターとか,ヘルメットマウントサイトとか導入していくと,けっこうな軽戦闘機になりそう.
 ただインドの生産システムの優柔不断と非効率性は有名だから,今からでもいくらでもダメになりそうだが.

LCA


 【質問】
 インド軍がアメリカ製航空機を導入する可能性は?

 【回答】
 比較的高いようです.

 2006/12/16の段階でロッキード・マーティン社の関係者は,インド空軍がロッキード・マーティン社製の輸送機「C-130J」の購買情報を求めたことを明らかにしました.
 情報はすでに,在ニューデリーの米国大使館に提供されているそうで,インドは6機購入する計画とのことです.

 ⇒C-130J(ハーキュリー)は,整備されていない滑走路からでも短い距離で離発着ができる輸送機で,システムによっては1機あたり7000万ドルします.
 販売に当たっては米議会の承認が必要です.
 ブッシュ政権はシナへの押さえとしてインドとの軍事協力関係を進めようとしており,今回の武器取引が第一号になりそうです.

 ブッシュ政権は他にも,インド空軍の戦闘機採用計画に対し,F-16とF/A-18スーパーホーネットを提示しています.
 インド海軍が米海軍のヘリ「H-3シーキング」を6機購入するとの話もあります.

おきらく軍事研究会,平成18年(2006年)12月18日


 【質問】
 インド空軍のMiG-27の現状について教えてください.

 【回答】
 インド空軍事情を2ch軍事板で見つけてきました.

インド空軍のMiG-27,早期退役の可能性
http://www.bharat-rakshak.com/NEWS/newsrf.php?newsid=12889
http://www.militaryparitet.com/perevodnie/data/ic_perevodnie/839/

 インド空軍のMiG27は,ジャギュアと共にインド空軍の第一線で活躍している戦闘機ですが,今年2月の墜落事故で,P-29タービンエンジンのタービンブレードが低圧時に破損するトラブルに見舞われました.
 エンジンをAL-31に換装し近代化を計る計画でしたが,結局は2015年に引退する可能性が出てきました.
 やはり老朽化には勝てなかったという事でしょうか.
 これにより,国産のテジャスMk.1戦闘機が増産される可能性が出てきました.
テジャス

 テジャスはLCA(インド国産戦闘機計画)により開発・量産されている戦闘機で,インドの核実験による経済制裁で開発遅延になったものの,911テロによる対テロ戦争から経済制裁が解除され,アメリカとフランスの技術の元で開発,量産が開始され現在28機量産されています.
 エンジンはF404を搭載し,ロッキード・マーティンも開発に参加しています.
 スーパークルーズはできないものの,MiG27の後継にはなれそうです.
 また,開発が難航しているものの,将来は国産のカヴェリGTX-35VSエンジンが搭載される予定です.

 さらに将来,ロシアのステルス戦闘機・T-50も導入されれば,インド空軍は現在よりも強化される事になります.

 しかし,ロシア製と欧州製が主流だったインド軍の兵器ですが,最近は米国製も台頭しつつあります.
 その証拠に,C-17輸送機が評価試験される事になっています.
 場合によっては選定されるかも知れません.
インド,6月にC-17輸送機の評価試験を実施

 こうなるとインド空軍次期F-Xも,F/A-18E/FがMiG-35を抑えて選定される可能性もあります.

バルセロニスタの一人 in mxi,2010年05月29日19:45
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 インド空軍のMiG-29近代化改修計画について教えられたし.

 【回答】
http://news.rediff.com/report/2009/oct/04/mig-29-upgrade-delayed-at-russian-end.htm
によれば,2008年3月に結ばれた契約では,9億5000万ドルをかけて空軍の60機のMiG-29に対して,エンジン出力の向上(8.3トン→9トン)アビオニクスの近代化,新型兵器やBVRミサイルの運用能力付与などが行われる事になっていた.
 近代化により,MiG-29は対空対地対艦能力を向上させたマルチロールファイターになる.

 最初の6機はRSKミグにより近代化され,残りの機体はRSKミグから供給される部品を使用して,インドで改修が行われるとされていた.
 この改修により,MiG-29の運用期間は25年から40年に延長される.

 近代化ではジューク-MEレーダーと新型兵器完成システムを搭載,機内燃料の増加,最新のアビオニクスの導入とコクピットの人間工学的改善が行われ,精密誘導兵器の運用能力が付与される.

 ロシア空軍のMiG-29が尾翼の強度劣化により墜落した事故を受けて,インド空軍でも当該箇所の検査を行った.
 これにより6機が問題がある事が発見され,換装が必要となった.

 当初,2010年3月には最初の改修機が空軍に配備される予定であったが,これは2011年にずれ込む事になった.
 全ての機体の改修には3年間を要するとされていたが,さらに1年かそれ以上かかることになるであろうと,軍の士官が述べた.

軍事板,2009/10/08(木)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 インド海軍に採用されるMiG-29K艦上戦闘機は,旧ソ連時代の末期にテストされていた「MiG-29K」と同じ機体なのか?

 【回答】
 同じ機体ではありません.

 旧ソ連時代のMiG-29Kは,設計番号9-31と呼ばれるタイプであり,空軍用のMiG-29M(9-15,1987年初飛行)の艦載機型でした.
 これに対し,インド海軍に採用される「MiG-29K」は,設計番号9-41と呼ばれるタイプで,基本的には,1990年代末に開発されたMiG-29SMT(9-17,1998年初飛行)の艦載機型です.

 9-41は,
通常離艦重量18,550kg
最大離艦重量22,400kg.
エンジンは,今のところクリモフRD-33-3M×2基の双発の予定.
推力は通常で5,035kg,
アフターバーナー使用時8,300kg,
緊急時最大8,700kg
エンジン寿命4,000時間
オーバーホール間隔は1,000時間.
 さらに改良されたRD-33-10M(最大推力10,500kg)に変更される可能性も有り.

最大速度は高空で2,400km/h,海面で1,240km/h
海面上昇率17,760m/分,実用上昇限度17,500m
機内最大燃料搭載量5,240kg
戦闘行動半径は機内燃料のみで850km,増槽付きで1300km(空対空ミッション時)

機首レーダーは「ジュークME」
外部兵装搭載量は最大4,500kg
固定武装はGSh-301 (TKB-687/9A4071K) 30mm機関砲1門

 運用可能な武器は,以下の通りです.
・R-73RDM2赤外線誘導空対空ミサイル
・R-27RE1/TE1セミアクティブレーダー誘導空対空ミサイル
・R-77RVV-AEアクティブレーダー誘導空対空ミサイル
・Kh-35空対艦ミサイル
・Kh-29空対地ミサイル
・Kh-31A2/P2対レーダーミサイル
・KAB-250KR誘導爆弾
・FAB-250自由落下爆弾
・FAB-500自由落下爆弾
 この他,イスラエル製のエルタEL/L-8222ECMポッドを装備.

 ただ,その後も改良が続けられているので,これらの数値は変わる可能性が有ります.

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Небесный бытьネベスニィ・ビィチ〜ロシア・ソ連海軍〜
2007/3/29(木) 午後 8:26


 【質問】
 インド空軍の次期戦闘機はMiGで決まり?

 【回答】
■「今週の軍事関連ニュース」を更新しました.(2009/05/28 21:45)
インドでは,不死身の戦車と復活組の戦闘機が熱い ! (え

によれば,必ずしもそうとは言えなくなった模様.

――――――
 インド空軍の MMRCA (Medium Multi-Role Combat Aircraft) コンペティションで,いったんは脱落と報じられた Dassault Aviation の Rafale だが,脱落の原因になっていた品質要求の件についてメーカーが対応し直したため,戦列に復帰できたという報道.
 その Rafale については AESA (Active Electronically Scanned Array ) レーダー・RBE2 のテストが進んでおり,年末には量産開始,次の調達分・60 機に装備される見込み.
(DID 2009/5/25)
――――――

 RSK-MIG最大のピンチか?
 せっかくライバルが一人減って安心できたのに,これで勝たないと倒産の危機ががが
 しかし安心して欲しい,RSK-MIGは「プーチンのリスト」入りしているので,約3500億円の公的資金が投入されており,今回のコンペでも最有力候補の一員でもある.
 もしこのコンペを勝ち取れば,RSK-MIG再生の道しるべになることができるだろう.

 勝ち取ればの話だがね 勝ち取れば・・・

※ 戦略的に重要な企業を保護するために作成された,このリスト入りすれば公的資金を受けることが出来る.

スホーイ社の社長でもあり,RSK-MIGの社長でもあるポゴシャンとプーチン
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CRS@空挺軍 in mixi,2009年05月28日22:38
青文字:加筆改修部分

▼ 【追記】
インドの次期中型多用途戦闘機計画の決定が1年延期
>Selection delayed a year, bidders asked to re-submit. (April 27/10)

 上記報道を受けて,
インド空軍司令官,次期中型多用途戦闘機計画には遅れは無いと語る
> インタビューにおいて,戦闘機の評価期限は4月末までであったが,
>契約調印予定には遅れは出ないであろうと述べた.
> 司令官は,6つの候補の評価は,時間を要する困難な作業であったが,
>彼らは5月末までに飛行試験と兵装試験を完了するであろう,
>これは5日から10日の遅延に収まり,評価期限延長が調達ペースを遅らせることは無い
>――との見通しを示した.

 ・・・RSK-MIGの勝利じゃないの?

軍事板,2010/05/04(火)
青文字:加筆改修部分
レス回収:CRS@空挺軍 in mixi,2010年05月05日00:53


 【質問】
 インド空軍向けに開発が行われている,ステルス性向上型Su-30MKIについて教えられたし.

 【回答】
http://www.forceindia.net/specialfeaturereport4.aspx
http://www.militaryphotos.net/forums/showthread.php?t=160592
によれば,胴体の両エンジンの間の空間にウエポンベイを入れるという方式.
 F-15SEとはまた違った方式で,外部搭載装備をなくす手法を取っている.

 この他に,AESAレーダーの搭載,自己防御システムの改良も行われる.
 インドとロシア共同開発のBrahMos超音速巡航ミサイルの運用能力も付加される.

 写真を見ると通常型のSu-30MKIに搭載されているカナードが見えない事が分かる.
 さらに二番目のサイトではインテークの形状も変更されている事が指摘されている.

軍事板 in 2009/08/07(金)
「軍事板常見問題 mixi支隊」に転載
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 インド国産戦闘機「テジャス」の艦載型試作機について教えてください.

 【回答】
 インド国産戦闘機・テジャスの,海軍向け艦載型の試作機がロールアウトしました.
 これによりMiG-29の艦載型やF/A-18E/F,F-35Bのどれかの機体の相棒として,テジャスがインド海軍の空母に艦載される事になります.
India rolls out 1st indigenous naval combat plane:COMBAT AIRCRAFT.com

 実用化は2015年としており,ちょうどインド国産空母「ヴィクラント」の就役予定と重なるので,ヴィクラントへの艦載用であるのは明らかです.
 また,ヴィクラントにはテジャスの他に上記に挙げた機体のどれかも,搭載される事になります.

 ここまでインドが海軍力を強化する背景には,インドの仮想敵国・中国が国産空母の建造・就役を意識しており,中国とインド洋の覇権を巡り両国は火花を散らしています.
 また,敵国でもあるパキスタンが中国と軍事同盟を結んでいるのも海軍力増強の理由の一つでもあります.
 中印国境紛争がまだ火を噴けば,インド洋も戦場になる可能性も否定できません.

バルセロニスタの一人 in mixi,2010年07月09日


 【質問】
 インドがF-35を調達するという話,どうなった?

 【回答】
 消えました.
 インド紙「Time of India」はインド軍のF-35選定・調達を否定し, ロシアとの間で第5世代戦闘機の開発契約を結んだ事を明らかにしました.
 これにより,F-35の調達のある可能性のある国が,一つ無くなった事になります.
インド,米F-35ライトニング2の購入を否定,ロシアと契約明かす:Search China

 うまくいけばインド空軍にはF-35Aが,海軍にはF-35Bが選定されるかも知れなかったのですが,インドはそれよりロシアとの間で,恐らくT-50と思われる第5世代ステルス戦闘機の開発を選ぶ事になりました.
 とはいえ,これはあり得る話でした.
 インド軍はロシア製と英国製(NATO規格装備)の兵器体系となっており,米国製は問題外でした.
 そしてロシアとの開発は,インドの仮想敵国である中国にとっても,脅威となるのは間違いありません.
 だからこそ中国は殲20の開発を急いだのであり,日本のF-35選定・調達にアレルギー反応を示すのでしょう.
 東にはF-35,南にはT-50に囲まれる事になるからです.

 今後,第5世代戦闘機の開発は,東アジア・南アジアでも進められるでしょう.
 ステルス戦闘機をいかに開発できるか,または調達できるかが,その国の安全保障にも大きく関わる事なのですから.

バルセロニスタの一人 in mixi,2011年02月01日22:12
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 テジャス開発遅延について教えられたし.

 【回答】
インド空軍と防衛開発研究機構(DRDO)テジャスのエンジンで対立
によれば,インド空軍は,テジャスによるMiG-21の更新が出来ない状況について,国防省に対してDRDOを批判する報告を提出.

 レポートでは,テジャスのエンジンを巡る状況についても指摘が成されている.
 テジャス実用型のエンジンについて,既に外国製の二種類のエンジン(F414とEJ200)が候補に上がっているにもかかわらず,DRDOが第3の候補を提示した事により,問題全体が混乱している事を指摘している.
 DRDOはテジャスのエンジンについて,開発失敗したカヴェリの発展型の再審査を要請している.
 これはフランスのスネクマの支援を受けて開発されるもの.
 インド空軍は,DRDOは20年以上の時間をかけてもカヴェリを実用化できなかったとして,改良型の実用化を待つのは時間の無駄であるとした.
 そして,改良型自体も推力が83〜05kNしか出ないの対して,F414とEJ200は90〜96kNの推力を発揮する,と述べている.

 インド空軍に配備されるテジャスの内,最初の42機(テジャスMk1)はF404-GE-IN20エンジンを装備して就役する.
 そしてその後に生産されるテジャスMk2×110機は,より強力なエンジンを搭載することが決定している.

 インド国防省は,テジャスや次世代戦闘機用に,カヴェリの発展型の開発を支援しているとみられる.

 私はインド軍の皆さんに同情するよ・・・

軍事板,2010/07/03(土)
レス回収:CRS@空挺軍 in mixi,2010年07月03日20:39
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 「ブラモス」巡航ミサイルとは?

 【回答】
 2008年6月20日付,「ノーボスチ」によれば BrahMos は,「ブラモス航空宇宙合弁事業」によって開発された超音速巡航ミサイル.
 同社は1998年,ロシアとインドが超音速巡航ミサイルを設計,開発,生産し,かつ売却する為に設立されたもの.

 「ブラモス」の名は,インドのブラマープートラ川およびロシアのモスクワ川にちなむ.
 660ポンド以内の通常弾頭を搭載し,180海里(290km)の射程を有するという.
 10メートル(30フィート)の低高度を,マッハ2.8――トマホーク巡航ミサイルよりも約3倍速い――で飛翔し,地上と海上の目標を攻撃可能.
 海上発射型および陸上配備型はテストに成功し,すでにインド陸軍および海軍にて配備中.
 インド海軍用にロシアで建造される3隻のプロジェクト11356(クリヴァクIV型)フリゲートにも,「ブラモス」超音速対艦巡航ミサイル・システムが搭載される予定だという.

 また,サンクト・ペテルブルクの造船所で建造中のロシア海軍向け新型フリゲート,プロジェクト22350「アドミラル・ゴルシコフ」にも,「ブラモス」巡航ミサイルが装備されるかもしれないという.

 詳しくは,「ロシア・ソ連海軍」,2008/6/21付を参照されたし.

faq39in02w01b.jpg
(こちらより引用)


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