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◆◆◆◆経過
<◆◆◆Yah! Yah! Yah! テポドン Two がやってきた(2006年6月テポドン2発射実験)
<◆◆ミサイル・核問題
<◆北韓FAQ目次
東亜FAQ目次


 【質問】
 テポドン2発射の兆候は,いつからあったのか?

 【回答】
 2006年5月頃から,発射準備ではないかと見られる動きがあったという.
 日本の麻生太郎外相の,国会での答弁からみるところ,5/19よりも「かなり前から」動きはあったらしい.
 しかし米国や周辺国は,本当にテポドン2が発射されるかどうかは,当時はまだ確信が持てなかったようだ.
 以下引用.

北朝鮮テポドン2号の準備か

 北朝鮮が,アメリカ本土も射程におさめるとされる,弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備とも受け取れる動きをみせていることが明らかになり,核開発をめぐる6か国協議の再開のめどがたたない中,アメリカを揺さぶる狙いがあるのではないかという見方も出ています.
 韓国政府筋などによりますと,今月初めから北朝鮮北東部ハムギョン北道ムスダン里のミサイル基地で,大型のトレーラーなどが活発に活動を始め,その後,全長およそ35メートルのミサイルが発射施設の近くに持ち出されているのが,衛星写真などから確認されたということです.
 このミサイルは,大きさなどから北朝鮮の弾道ミサイルのうち,最も射程が長い「テポドン2号」とみられています.
 「テポドン2号」は射程がおよそ6700キロで,アメリカ政府高官は,改良型であれば1万5千キロとアメリカ本土全域を射程におさめるという見方も示しています.
 テポドン2号をめぐっては,2004年4月に,同じミサイル基地でエンジンの燃焼実験が行われたともみられています.
 ただ,北朝鮮は,2002年9月に合意した日朝ピョンヤン宣言の中で,2003年までとされていたミサイル発射の凍結期間を,それ以降も延長することを表明しています.
 今回のミサイルも現段階では発射準備は整っていないとみられ,核開発をめぐる6か国協議の再開のめどがたたない中,北朝鮮への圧力を強めているアメリカを揺さぶる狙いがあるのではないかという見方も出ています.
 このためアメリカや韓国などは,引き続き動向を注視しながら,北朝鮮の真意がどこにあるか慎重に見極めることにしています.

NHK 2006/05/19/06:33

 2001年に「03年までのミサイル発射凍結」を表明した北朝鮮の金正日総書記は,02年9月に小泉純一郎首相が初めて訪朝した際の日朝平壌宣言に「発射凍結の延長」を明記,ミサイル発射は行っていない.
 しかし,エンジン燃焼実験を行うなど,ミサイル開発自体は続けている.

西日本新聞夕刊 2006/05/19,13時28分

 イギリスの「ミリタリーバランス」によると,北朝鮮は2年前にも今回と同じミサイル基地で「テポドン2」のロケット・エンジンの燃焼実験を行ったとされていて,その射程距離は最大で6000キロに及ぶと推測されています.

TBS 2006年05月19日18時58分(y19:17)

 安倍晋三官房長官は同日〔2006/5/19〕午前の記者会見で,
「現時点でミサイル発射が差し迫っているとの認識は持っていない」
と述べた.
 〔略〕
 麻生太郎外相は衆院外務委員会で,北朝鮮によるテポドンの発射準備の情報に関し,
「かなり前から知っていた」
と答弁し,日本政府が以前から情報を得ていたことを明らかにした.
 ただ,現時点でミサイルへの燃料注入などは確認されておらず,
「少なくとも1週間程度は実際に発射できる段階には至らない」(政府関係者)
との指摘もある.
 米国も衛星などでミサイル実験場の監視活動を強化しているが,弾道ミサイルの発射を探知・追尾できるレーダーを備えた海軍のイージス艦を日本海などに展開させておらず,政府筋は
「(発射の)危険水域には入っていない」
との見方を示している.
 また,額賀福志郎防衛庁長官は記者会見で
「防衛庁としては日常的にいろいろな情報に接しているが,個別のことにはコメントは控えたい」
と述べ,ミサイルの種類がテポドンかどうかなどについて,具体的な言及は避けた.

産経新聞 2006/05/19/11:30

19日午前の衆議院外務委員会で,公明・丸谷佳織議員が
「『このミサイルは大きさなどから北朝鮮の弾道ミサイルのうち最も射程の長いテポドン2号とみられている』という報道があったが」
と質問したのに対し,麻生外相は
「かなり前から知っておったとだけ申し上げておきます」と述べたうえで,「いつごろから知っていたか,内容はどれくらいかは言えない」
と語った.
 政府筋によると,政府が入手している衛星写真には,ミサイル本体は映っておらず,液体燃料はまだ注入されていないということで,安倍官房長官と額賀防衛庁長官は,それぞれ記者会見で
「差し迫った状況であるとは認識していない」
と述べ,今後も監視を続ける姿勢を見せている.

FNN HEADLINES, 2006/05/19/13:24(y14:2)

 麻生氏は
「1998年(のテポドン1号)以来,関心を持ち続けてきた.(ただ)日本の情報収集能力が明らかになる」
と詳しい説明は避けたが,

西日本新聞夕刊 2006/05/19,13時28分

 防衛庁では,現時点で警戒態勢をとっていないが,アメリカ軍は沖縄・嘉手納基地に「WC135気象観測機」を配備して情報収集にあたっているという.

NNN 2006/5/19/14:05(y14:9)

 直ちに発射する状況にはなく,「示威行動の可能性もある」(関係者)と日本側は分析している.

 関係者によれば,動きがあるのは咸鏡北道舞水端里(ムスタンリ)にあるミサイル実験施設周辺.ミサイルとみられる物体が近くの吉州(キルジュ)駅まで列車で輸送された後,トレーラーで発射台近くに運ばれた状況が続いており,こうした動きが衛星写真でとらえられているという.

 〔略〕

 米韓関係筋は「通常の訓練の一環と見ることは困難」としたうえで,ミサイル能力を誇示することによって人権や金融問題で圧力を加える米国を揺さぶる狙いがあるとの見方を示している.

朝日新聞 2006年05月19日15:28

 〔韓国〕軍研究機関のある専門家は,
「北朝鮮がミサイルに燃料を注入するまでは,発射準備をしていると断定できない.
 米国の強度な圧迫に,北朝鮮が真っ向から対決する意志を誇示しようとする示威行動とみられる」
と述べた.
 北朝鮮は昨年3月,外務省の備忘録を通じて,
「我々は,ミサイル発射の保留においても,現在いかなる拘束力も受けていない」
としており,ミサイル発射実験の猶予措置を撤回しようとするのではないか,という観測が提起されもした.

東亞日報 2006/05/20/03:00

 共同通信は北朝鮮の事情に精通した複数の軍事消息筋の言葉を引用し,北朝鮮は1995年の「テポドン1号」の場合は2000年まで,「テポドン2号」は2008年までに開発を終えるよう内部的に決定していたが,当初の予定を早め,1998年8月には「テポドン1号」ミサイルを発射することに成功し,続いて「テポドン2号」の開発も予定よりはるかに早く完了したと伝えた.
 韓国,米国,日本の軍事消息筋は,北朝鮮がミサイルエンジンの燃焼実験を非定期的に行っていることを確認しているが,テスト発射の段階まで開発が完了したという事実が明らかになったのは初めてだと共同通信は報じた.

朝鮮日報 2006/05/22/15:54

 ヒューミントによる事実確認手段が殆どないことが,見極めを困難にした理由だと推測される.

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 北韓からロシアへの事前連絡はあったのか?

 【回答】
 以下の情報から考えて,ロシア政府に対する事前通告はなかった模様.
 以下引用.

ロシア外務省,ミサイル発射で駐ロシア北朝鮮大使を召喚=タス通信

 [モスクワ 5日 ロイター] ロシア外務省は5日,北朝鮮のミサイル発射について説明を受けるため,駐ロシア北朝鮮大使を召喚した.タス通信が関係筋の話として伝えた.
 タス通信によると,北朝鮮大使はすでにロシア外務省に到着したという.

(ロイター)-2006年7月6日6時46分

 イタルタス通信などロシアメディアはこの日,北朝鮮が発射したミサイルのうちの2発がそれぞれウラジオストックから200キロ,ナホトカから数十キロの海上に落ちたと報道した.
 しかしウラジミル・マソリン・ロシア海軍司令官は
「北朝鮮のミサイルがロシアの排他的経済水域内に落ちた」
という報道内容を否認した.

 一方,ロシア国防部は
「北朝鮮のミサイル発射について事前に北側から通達を受けたことはない」
としている.(モスクワ=チョン・ビョンソン特派員)

朝鮮日報,2006/7/7


 【質問】
 なぜロシア軍はテポドン2発射を察知できなかったのか?

 【回答】
 報道によれば,早期警戒衛星が壊れたまま放置されているため,同地域の監視がガラ空きになっているためだという.
 以下引用.

ロシア軍,北ミサイル探知できず…露紙が無力ぶり指摘

 【モスクワ=古本朗】
 ロシア軍は北朝鮮のミサイル発射を全く探知できなかった――.露有力紙コメルサントは6日,露軍防空体制の無力ぶりを暴く特ダネ記事を掲載した.
 同紙によると,露軍は5日に決行されたミサイル発射を探知出来なかったばかりか,海上の落下点を確定することも出来なかった.
 発射の情報が世界を駆けめぐった後,露国防省と参謀本部の担当者たちはインターネットから情報を集める有り様だった,という.

 醜態をさらす羽目になった理由の一つは,アジア太平洋地域でのミサイル発射を赤外線センサーで探知する露軍の早期警戒衛星は2003年に壊れたまま放置されているため,同地域の監視がガラ空きになっている点だ.

(読売新聞)-2006年7月6日18時54分


 【質問】
 中国には北韓からの事前通告はなかったのか?

 【回答】
 なかったとする報道がある.
 それによれば,事前通告がなかったのは,このところの中朝関係に小さな亀裂が生じていたためだったという.

 以下引用.

北朝鮮予告なく発射し中国あわてる

 北朝鮮のミサイル発射で北朝鮮と中国関係に小さな亀裂が生じているという.
 北朝鮮は中国の明らかな反対意思表明にもかかわらずミサイルを発射した.
 温家宝首相は先月28日,ジョン・ハワードオーストラリア首相との首脳会談で,ミサイル発射に反対するという立場を明らかにした.
 その1日前,韓中外相会談でも中国は反対の意思を北朝鮮に伝えたことを明らかにした.
 北京のある消息筋は
「中国は北朝鮮がミサイル発射直前になった時点でも発射を敢行するとは思っていなかった」とし,「事前に予告なく発射されたミサイルをめぐり中国が大きくあわてた様子だ」
と述べた.

 朝中関係を研究する北京の専門家は
「北朝鮮と中国は両国首脳の相互訪問で基本的に友好関係を進めているが,その裏には対立要因もある」
と指摘した.
 中国が北朝鮮に無償で建設した平壌(ピョンヤン)の泰安(テアン)ガラス工場をめぐって最近起こった両国の微妙な対立関係がその例だと説明した.
 北朝鮮は泰安ガラス工場について,中国に規模や施設,資材供給部分で相当な不満を表した.
 そこで中国は一部関連者を問責している.

 4月,両国が相手国公務(官用)旅券所持者に与えた「6カ月ノービザ」の優待措置を撤回したことも,両国間に存在する「特殊関係」がなくなった現象の1つと分析されている.
 こうした点を挙げ,中国内専門家は朝中間の一部不協和音が事前通告なくミサイル発射に表れた上,中国の対北影響力にもある程度影響を及ぼしていると見ている.

中央日報,2006/7/7


 【質問】
 「純情きらり」の放送しないで,テポドン2の報道してたけど,どうなってんだよ!

 【回答】
 休止した分は1日ずつずれて放送.
 そして土曜日に2話まとめて放送されましたとさ.

 NHKは6日,北朝鮮のミサイル発射を報じるため,5日の連続テレビ小説「純情きらり」の放送を休止した結果,視聴者から約2400件に上る問い合わせが殺到したことを明らかにした.

 総合テレビでは現在,「純情きらり」の放送を1話分順延しているが,あす8日に2話分を連続で放送する.

(2006年7月6日20時5分 読売新聞)

 2400人のツラを写真に撮って,壁一面に飾ってみたいね.


 【質問】
 なぜ北韓はミサイルを何発も発射したの?

 【回答】
 色々な見方があるが,主なところを紹介すると……

●北韓の本気度を米国に知らしめ,対米交渉カードとして使うつもりであるため.

2006-0705-1900NHKニュース 江畑発言要旨

 アナ:各国の警戒の中,7発も打った狙いは?
 江畑:おそらく対米交渉カードの二枚(核・ミサイル)のうちのミサイルカードを切ったということだ.
  数から言って本気でカードを使うつもり.
  戦争状態でない平時において長距離ミサイル(弾道ミサイル)実験で七発も打ったのは私の記憶でも無い.
 アナ:本気ぶりが見られると言うことか.
 江畑:強く使おうと言うそぶりが見られる.

2006-0705-2100 NHKニュース
江畑発言要旨(ビデオ)

 ミサイルがほとんど北のほうを向いていることに注目すべき.
 日本に向けたら露骨なので,あまり影響が無い北のほうに発射した.
 着弾地点がそろっていることからも,それは言える.

 日本に向けずに打ったり,日本上空を飛ばさないということにより,国際世論の反発をある程度抑えながら, 数が多いと言うことで,日米に大きな圧力を掛けるのが目的なのでは?

●今までは試験発射の様な1発ずつの打ち上げだったでしょ?
 しかも複数箇所から打ち上げている.
 つまり北韓は,特定の射場以外からもミサイル発射が出来る事も誇示したわけですよ.
 この行為が今後,政治的に北をどう締め付けるかは分からないが,少なくとも軍事的なプレゼンスとしては十分な成果を納めたと言えるでしょう.

軍事板

●リムパックへの牽制説.
 以下引用.

 北朝鮮は米海軍の主催でハワイ沖で行われている環太平洋合同演習(リムパック)を強く非難しており,リムパックへの対抗のためミサイルを発射した可能性がある.

07/0511:58:00 共同通信

●党大会等への布石説.
 以下引用.

 金正日政権の「内部事情」を指摘する声もある.ある日本政府関係者は発射前「金正日総書記の支持基盤である軍部による突き上げで発射は避けられない」との見方を示していた.
 北朝鮮がミサイルを発射した5日は北朝鮮にとって特定の政治的記念日ではなく,近く節目となるような記念日や行事も見当たらない.
 このため情報筋の間では,80年10月を最後に開かれていない朝鮮労働党大会の開催や,金総書記の後継体制準備に関連している可能性も指摘されている.
 テポドン1号の場合,打ち上げの約1週間後に建国50周年記念日や,国家の最高ポストとなった国防委員会委員長への金総書記の再選を控え,政治的意義を持っていた.
 党大会については,今年春に開催されるのではないかとの情報があったことから,開催準備はほぼ終了しているとの見方が根強い.
(了)

07/0511:58:00 共同通信

●顧客への前でのデモンストレーション説
 以下のような報道があり,これが事実だとすれば,顧客であるイランの技術者の前で,外貨を稼ぐことができる貴重な輸出品目,ミサイルのデモンストレーションを行った可能性がある.
 江畑謙介も,そういう側面もある事を否定していない.

 以下引用.

イラン技術者が訪朝 テポドン発射準備参加か

 【ワシントン=有元隆志】北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備をめぐり,米政府などが北朝鮮とイランとの弾道ミサイル開発での協力について注視しているなか,イラン人のミサイル技術者10人が北朝鮮を訪れていることが30日わかった.朝鮮半島情勢に詳しい米政府関係者や軍事筋が明らかにした.北朝鮮が中国から導入したミサイル関連機器の性能を確認する目的もあるという.
 〔略〕
 同筋などによると,訪朝したのはイラン革命防衛隊のミサイル開発部門の幹部技術者で,北京経由でこのほど空路北朝鮮入りしたという.テポドン2号発射準備に参加するのが目的とみられる.

 同筋などは中国製機器の性能を調べることで,「イランが中国から直接購入するかどうかの判断材料にしようとしているのではないか」と語る.

2006.07.01 産経東京朝刊

 江畑謙介も,そういう側面もある事を否定していない.

2006-0705-1900NHKニュース 江畑発言要旨

 テポドン2以外にもこの付近に落ちている.
 ノドン・スカッドは確実にこのエリアに落ちている.
 このようにかなり正確に落ちると言うことは,日本を狙えばかなり高い確率で日本に落ちると言うことだ.
 北朝鮮のミサイルを買いたい国には(言い方は悪いが)いいPRになっただろう.

●失敗した時に糊塗できる体制にしていた説

 「ニュース23」に出演されてた小川和久さんの弁によれば,

いっぺんに何発も発射した理由=
「テポドン2が失敗する確率が高いのは北韓にもわかってたので,他の信頼性のあるミサイルを同時に何発も撃って,その成功で失敗を糊塗しようとしたのでは?」
だそうです.

Shaul in mixi支隊

●北鮮の瀬戸際外交の一環であろうが,今回の行為は,国際社会が繰り返し止めるよう説得しているなかで発生した,いわば衆人環視の中で発生したという点で,これまでの行為とは決定的に異なる.

 いずれにせよ,北鮮はかなりの覚悟を持って今回の発射を実施している.
 いい方向に出ても悪い方向に出ても,近い将来の戦争発生は回避できない,との覚悟をすでに北鮮指導部は固めているのではないか?

おきらく軍事研究会,平成18年(2006年)7月5日

●オリエンタルラジオがネタフリしてるんだから,同じところに落とさないと,首領様.

●意味なく爆笑しながらボタン押してるような気がする.

軍事板

●TBSの朝の番組に田岡元帥が出演し,
「日本に向けたものではない」
といっているのだから,間違い無く日本を狙ったもの.

軍事板

 情報筋によれば,秋葉原ではイージス艦のプラモが売り切れのようです.
 DVD「真実のイージス」も売り切れです.
 つまり,秋葉原の商店街の陰謀なんだよ!!!!!!

軍事板

 一発だけだと誤射だと思われるからさ!

凸 in mixi支隊

●アメリカ独立記念日の花火と一緒説

 2006/7/5,テレビ朝日「スーパーモーニング」にて.

鳥越「アメリカは独立記念日に花火をあげる それといっしょ 大騒ぎするのはおかしい(嘲笑)」
 森本教授等がまじめに解説するも,鳥越が
「まぁ 騒がないほうがいい(^^;苦笑」
とちゃかす.
 最後に,もうひとり女性コメンテイター山崎洋子.
「男の人は,こういう話になるとやけに高揚する.
 私は今回のことで,再び軍国日本に戻るんじゃないか,いつか来た道を進むんじゃないかと不安になる」
鳥越「今回の出来事は,小泉外交が何の意味も成さなかったという証拠.まったく,小泉政権というのはこの国にとってなんだったんでしょうかねェ」

軍事板


 【質問】
 発射されたミサイルの種類と着弾地点はどこ?

 【回答】
【1】3時32分 ノドン?   北海道沖日本海着弾
【2】4時4分  スカッド  日本海北西部に着弾
【3】4時59分 テポドン2 打ち上げ失敗 発射40秒後に爆発
【4】7時13分 スカッド  日本海北西部に着弾
【5】7時31分 スカッド  日本海北西部に着弾
【6】8時17分 スカッド  日本海北西部に着弾
【7】17時22分スカッド  日本海北西部に着弾(ロシア領?)

 さらに数発が発射準備中?

軍事板

 なお,発射されたスカッドの中に,改良型が含まれていたとする情報もある.
 以下引用.

北ミサイル,新スカッドも実験か…額賀防衛長官が指摘

 額賀防衛長官は8日午前のフジテレビの番組で,北朝鮮が5日に発射した7発の弾道ミサイルのうち, ノドン(射程1300キロ)かスカッド(射程300〜500キロ)とされる6発について,
「スカッドの能力を高めて,ノドンに近い飛距離に伸ばす新スカッドの実験をしたのではないかという話もある」
との見方を示した.
 その上で,
「これからキッチリと正確な分析に基づいて把握していく必要がある」
と述べた.
 〔略〕

読売新聞,2006/7/8

(画像掲示板より引用)


 【質問】
 着弾点は稚内沖110kmじゃなかったの?

 【回答】
 一般論としては,こういった場合の第一報が間違っているのは珍しくないことなので,誤報だとしても不自然ではない.

軍事板


 【質問】
 最初、稚内の近くの海じゃなかったのか? 発射場の1.5kmってのじゃあ全然違う.
 ある程度あいまいな発表は理解できるけど,ちょっと酷すぎでは? 全然探知追跡できてなかったん?
 又は追跡しようとした時は既に爆発していたのか?

 【回答】
 誤認したのはレーダーにいったん捕らえられてから落ちたせいで,予測進路上のゴーストがフィルタを抜けてしまったためかと.

 以下引用.

The Taep’o-dong-2 class flight lasted only upwards of two minutes and traveled on a trajectory that is estimated ballistic-ally achieving an altitude of around 10.4 kilometers and a range ground track of perhaps 8.4 kilometers based on comparative system Titan-II ICBM performance data. The hardware separation at 30-35 seconds in flight only achieved an altitude of some where in the range of 2.3-3.2 kilometers with an inland ground track range of 0.5-0.8 kilometers.
While the final failure at 40-42 seconds rose only to about 4.3 kilometers with a ground track range of 1.2 kilometers perhaps just off shore. This is definitely not the suggested 499 km ground track range or seven minutes of flight but may be spurious radar reflective data that has been declared wrong upon analytical re-review.
 テポドン2クラスのミサイルの飛行をタイタンII・ICBMの飛行軌跡などから推定しても,2分間の飛行で高度10.4キロメートルにしか達せず,水平距離で8.4キロメートル程度である.30-35秒で分離した場合は高度2.3−3.2キロメートル,水平距離で0.5-0.8キロメートルになる.
 40-42秒の上昇は高度で4.3キロメートル,水平距離で1.2キロメートルである.
 こうした計算から,韓国の言う499キロメートルの飛行はありえない.

Global Security

 この数値を拝借して,↓のサイト
http://www.kaisho.com/nki_data/cul/gankou/nav2.html
に眼高1=20m(SPY-1のおおよそ設置高),眼高2=4300mとすると,269kmとなって北朝鮮の経済水域近辺でないと,そもそも水平線上に出てこない事になる.

 これがあるから,発射初期の観測はふつう衛星か専用観測機が行なうので,イージスの探知失敗というより ,イージスの観測エリアにすら到達しなかった程に,テポドンが大失敗であったと言えると思う.

軍事板


 【質問】
 着弾地点とかって着弾した時点で分かるものじゃないの?
 分かってないなら迎撃とか無理なんじゃないの?
 米軍が機能してなかったの?

 【回答】
 第一の理由として,軍事機密なので公開されてない.
 民間は独自の予測とか漏れ伝わってくる断片的な情報から類推するしかない.

 第二の理由.
 ノドンのように射程の短いミサイルでは,弾道観測可能な時間も短い(低空飛ぶことも理由)ので解析が間に合わない.

 そして第三の理由.
 そもそも弾道解析は「正常に飛ぶ」ことが前提であり,今回のテポドンみたいに途中で落下したら通常の計算式が適用できない.

軍事板


 【質問】
 なぜテポドン2を三番目に打ったのか?

 【回答】
 江畑謙介によれば,米軍のコブラボールが到達するまで,わざとテポドン2発射を待たせた可能性があるという.

2006-0705-2100 NHKニュース
江畑発言要旨(ビデオ)

 推測だが,北朝鮮が本当にアメリカに発射を探知されないためなら一番目に打つはず.
 まず射程の短いのを打ってからアメリカに警戒態勢をとらせる.
 アメリカは一発目を打ったあとコブラボールを飛ばす.
 コブラボールが発射探知範囲に達するまでに30分から一時間かかる.

 このようにわざと待って見せたのかも知れない.

おながいします ◆zD.tvziESg in 軍事板

 もちろん,これは見方の一つに過ぎないので念のため.
 例えば,単なる不具合のため,順番が1番目から三番目に変わったという見方などもできる.


 【質問】
 テポドンがなかなか発射されなかったのは何故?

 【回答】
 出待ち.


 【質問】
 最初に発射を確認したのは米軍? 自衛隊?

 【回答】
 米軍の監視衛星だったという.
 以下引用.

米軍の早期警戒衛星が最初に発射確認,日本に緊急連絡

 北朝鮮が5日未明から断続的に発射したミサイルについて,日本政府に最初に入った情報は,米軍の早期警戒衛星からだった.

 スカッドまたはノドンと見られる1発目のミサイルが北朝鮮南部から発射された午前3時半すぎ,
 米軍から防衛庁に対して,「北朝鮮が弾道ミサイルを発射した」との緊急連絡があった.
 発射情報は午前3時50分ごろ,防衛庁幹部から,小泉首相,額賀防衛長官ら政府要人に伝えられた.
 米軍の早期警戒衛星は,その後も続いたミサイル発射を確実にとらえていたという.

 一方,日本海で警戒を続けていた海上自衛隊のイージス艦「こんごう」は米海軍のイージス艦と連携し,ミサイルの弾道を捕捉した.
 上空からも,海自の電子データ収集機EP3が北朝鮮軍の指令などの電波傍受を試み,哨戒機P3Cは海上を警戒した.
 在日米軍の弾道ミサイル追跡用電子偵察機「RC135S」(コブラボール)も出動し,ミサイルを追尾したという.

(読売新聞)-2006年7月5日11時29分


 【質問】
 複数ミサイル発射を,日米はどのくらい前から掴んでいたのか?

 【回答】
 報道によれば,2日前には,発射台周辺から不要機材が取り除かれたなどの予兆を掴んでいたという.
 以下引用.

複数ミサイル発射,2日前に予兆…日米政府が確認

 北朝鮮による弾道ミサイル発射直前の3日の段階で,日米両政府が北朝鮮が複数のミサイルを発射する予兆を確認していたことが明らかになった.複数の日本政府筋が5日,明かした.
 それによると,米軍の衛星写真などを分析した結果,北朝鮮は3日ごろから,北東部の舞水端里(ムスダンリ)のテポドン発射基地の「テポドン2号」の周囲で,注入用の液体燃料タンクなどを撤去する動きを見せていた.4日には,発射台周辺から不要な機材がほぼ取り除かれたことが確認されたという.
 北朝鮮南東部の旗対嶺(キッテリョン)から発射されたノドンまたはスカッド計6発に関しても,3日ごろから,北朝鮮軍の部隊や機材の移動など,発射準備の動きがあったという.

 日米両政府は,早ければ4日夜にも,北朝鮮が複数のミサイルを発射する可能性があるとして,警戒態勢を強化していた.
 〔略〕
 また,日本政府は,北朝鮮が4日から1週間程度,同国北東部沖合に漁船などの航行禁止海域を設定したことも把握していた.

読売新聞,2006/7/6


 【質問】
 北韓のミサイル発射に対する,日本の危機管理体制には問題はなかったのか?

 【回答】
 米軍からの情報により,政府の緊急警報が発令されたのは,発射後約20分も経過した5日の03:52とのことですが,目標に着弾してからの危機管理体制は全く意味がなく,タイムラグもここまでくれば,言うべき言葉がありません.
 「非常呼集」の訓練を受けていない文官に任せていては,いずれ,日本の何処かに着弾した場合,右往左往するのがせきの山でしょう.

 テポドンの燃料注入はだいぶん前から「警戒警報」が出ていた筈だから,24時間体制で監視活動を行なうことが急務ではなかったのか.
 一度,担当者は空自のスクランプルを身を持って体験するか,アメリカで実弾を使った特殊部隊の訓練を受けなければ,「危機管理」とは何か,を身につけることは出来ないでしょう.

teruteru in おきらく軍事研究会,平成18年(2006年)7月31日


 【質問】
 なぜ北韓のミサイルは日本の都市に落ちなかったんですか?
 空中分解したとか聞きましたけど.

 【回答】
 エポキシ・パテの量が足りなかったから.

koheimaniax in mixi支隊


 【珍説】
 日本海側で猛毒かつ強酸性の劇物「ヒトラジン」を多量に含む雨が降っているそうだ.
 ヒトラジンはロケット燃料として使われており,テポドン二号の失敗による大気への撒き散らしか,燃料過多による不完全燃焼による撒き散らしかは分かりません.
(40秒で墜落ですので恐らく両方の理由によると思われます.)
 ヒトラジンを皮膚に浴びると高確率で皮膚がんになり,気体を吸ってしまった場合は90%以上で肺がんになる猛毒です.
 致死量も非常にすくなく,日本海側の一部は死の町と化す可能性もあります.

 【事実】
 テポドン2の燃料は石油=硝酸系でヒドラジンは使っていない.

 推進剤は1,2段が
燃料  FuelTM-185(20%Gasoline+80%Kerosene)
酸化剤 AK-27I(27%N2O4+73%HNO3+IodiumInhibitor)
 3段が固体推進剤
http://www.fas.org/nuke/guide/dprk/missile/td-2.htm
なので,ヒドラジンは関係ない.

軍事板

 また,ヒドラジンの半数致死量って200mg/kg前後.
 しかも塩基性還元剤だから酸性雨で分解される.

 雨でどれだけ希釈・分解されると思ってるんだよ(笑).

>日本海側で猛毒かつ強酸性の劇物「ヒトラジン」を多量に含む雨が降っているそうだ.

http://www.pref.shiga.jp/e/imuyakumu/dokugeki/hi08.html
>|6.水と接触すると強アルカリ性を示す.

軍事板


 【質問】
 42秒でテポドン2落下したけど,燃料減らしてたんじゃね?

 【回答】
 重心位置が変わって再設計必要なのでありえない.
 第一段の燃料はともかく,第二段以降の燃料減らすと重心が風圧中心より下がるので制御不能になる .
 安定翼があるという時点で,噴射方向制御による姿勢変更能力は小さめと推測可能.

 どうしても燃料減らすというなら,燃料と同じ比重のバラスト積む必要が有る.
 第一段燃焼試験なら地上固定でも出来るし,最低限第二段分離 点火までしないと実験として無意味.

軍事板


 【質問】
 テポドン2が40秒で爆発したのは,どうしてですか?

 【回答】
●パターン1
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14b.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14c.jpg

●パターン2
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14d.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14e.jpg
http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq24e14f.jpg

新所沢の三等兵◆Uk in mixi


 【質問】
 テポドン2が完全燃焼で飛翔していたら,どこに落下していたでしょうか?

 【回答】
■北朝鮮,「人工衛星」打ち上げか 科学者集め軌道計算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060617-00000118-kyodo-int

 すると今回も真東に向けて撃つでしょう.予想着弾地点は・・・ミッドウェー島の向こうです.

JSF in mixi

 この予想が外れたのは,
・テポドン2が40秒間しか燃料噴射せずに海に落下したこと
による.

 以下引用.

テポドン2号,ハワイ周辺海域に照準

≪米硬化,制裁決議へ圧力≫

 北朝鮮が5日朝打ち上げた長距離弾道ミサイル「テポドン2号」は照準をハワイ周辺海域に合わせていたことが6日,分かった.
複数の日米政府筋が明らかにした.北朝鮮の狙いが米国による金融制裁解除だったことが明確になったといえそうだ.
 〔略〕

 複数の日米政府筋によると,防衛庁と米軍は,イージス艦や弾道ミサイル追跡用電子偵察機「RC135S」などで収集したデータをもとに,テポドン2号の弾道を解析.
 発射直後の弾頭の傾斜角度や到達高度などから,照準をハワイ沖に合わせていたと断定した.

産経新聞,2006/7/7


 【質問】
 テポドン2発射は失敗だったの? 成功だったの?

 【回答】
 両論あるが,失敗説のほうが有力.

 NHKに出演していた江畑謙介によれば,
「成功なのか失敗なのか五分五分」
 同氏は
「アメリカなら,わざと落としたのかどうかわかるし,アメリカに届くかどうかも分かる」
とした上で,
「とりあえず日本列島上空を飛び越えなかったことで,ある程度,世界的な非難を避けようとしたのではないか」
と推測している.

 また,燃料を最初から1〜2割しか入れなかったのではないかという見方もある.
 以下引用.

 一方,宮澤政文・元静岡大工学部教授は,当初計画通りだった可能性も捨てきれないという.
「想像だが,燃料の調達に苦労しているのではないか.初めから1,2割しか燃料を入れなかった可能性もある」
 宮澤さんは,10年前に中国の長征ロケットが発射直後に爆発した例を挙げ,
「今回は数百キロ飛んでいるし,着火やエンジンの作動も確かめられたはずだから,北朝鮮は成功だと思っているかも知れない」
と指摘する.

朝日新聞,2006/7/5

 一方,失敗という見方は,
「40秒程度での飛翔時間では,技術的に得るものが何もないから」
というのが根拠となっている.
 テポドン2らしき飛翔体は,発射40秒後に爆発あるいは墜落したが,同ミサイルは基本的に2段式ロケットなので,第1段の燃焼時間は100秒以上あると思われる.
 つまり,発射後40秒だと,まだ第一段の燃焼中.ブースター付ならこれもまだ燃焼中.
 第2段分離や点火の検証も出来なかったから,技術的に得るものがない.
 ただのデモンストレーションだけのために,貴重なテポドン2を浪費するだろうか?
(ただし,実験やテストにしては日本海の着弾地点周辺で北韓の船が確認されていないので,純粋なデモンストレーションという見方もできる)

軍事板

 また,米軍当局によれば,「空中分解」したという.
 さらに,本来の軌道から外れたという報道もある.
 それらが本当なら,失敗説を裏づける材料となるだろう.

 以下,上述のソースを引用.

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の的川泰宣教授は
「液体燃料ロケットは,制御して止めない限り2分以上は絶対に燃える.なにか不具合があったのではないか」
と言う.

朝日新聞,2006/7/5

 北朝鮮の新型弾道ミサイル「テポドン2号」は発射直後にトラブルを起こし,基地近くの海上に落ちていた可能性が強まった.
 テポドン2号は当初,ロシア沿岸に着弾したとみられていたが,その後の分析で,発射40秒後にトラブルが起きてバラバラになり,舞水端里(ムスダンリ)のミサイル基地から十数キロの海上に落ちていた可能性が高いことがわかった.
 衛星写真からも,基地周辺に落下した破片が確認できるという.
 〔略〕

日テレニュース24

テポドン2,打ち上げ直後に「分解」 日米が分析

 北朝鮮が7月5日に発射した長距離弾道ミサイルのテポドン2は打ち上げ直後に分解・飛散し,1段目は発射基地から2キロの地点に落下していたことが日米両政府の分析でわかった.
 2段目の落下地点も防衛庁は当初400キロ先の日本海上と分析していたが,実際は北朝鮮の東海岸付近に落ちていたとみられ,防衛庁は打ち上げは完全な失敗だったと断定した.
 〔略〕
 複数の日本政府関係者によると,テポドン2は北朝鮮北部の舞水端里(ムスタンリ)にあるミサイル基地からハワイ沖に向け発射.直後に1段目と2段目が分離し,1段目は後方に反り返りながら落下した.
 日米の情報衛星は,基地から約2キロの地点に縦100メートル,横50メートル程度の焼けこげた穴を確認.基地周辺は部品が散乱しており,発射直後から分解し始めたとみられる.
 防衛庁は当初,情報衛星から得た発射台の角度や,米国早期警戒衛星が約40秒間赤外線を探知したことなどから落下地点を約400キロ先と分析した.
 だが,米国は弾道ミサイル発射監視機「コブラボール」などが集めた情報で軌道を再計算し,「発射直後に分解・飛散した」と日本側に伝えた.
防衛庁幹部は「発射は完全な失敗だったと断定できる」としている.
 〔略〕

朝日新聞,2006/7/5

 外電貼りスレより転載.
 グローバル・セキュリティがホワイトハウスとDoD文書からまとめたもの(部分抜粋)

The third missile launch, which occured at 4:01 PM, was either a Taep’o-dong-2A or 2B and or 2C/3 configuration that failed between 30 and 60 seconds of launch according to initial reports. Indications are that the telemetry was lost between 50-52 seconds perhaps due to its break-up or possibly sea impact.

According to DoD, sources and White House National Security Adviser Stephen Hadley, based on telemetry, it failed between 35-40-42 seconds into the launch over the Musudan-ri (No-dong-A/Taep’o-dong-2) launch infrastructure since it only for burned 42 seconds.

This launch failure is indicative of a characteristic max?Q maximum dynamic pressure failure mid-air tilting over folding break-up taking several seconds of in flight catastrophic disassembly. Speculating a little further, it would appear to be a possible propulsion clustering and or Vernier steering control authority, guidance loss of control failure by the first stage which should have burned between 112-120-130 seconds depending on which configuration was launched as the final design.

 北朝鮮もきっちりテレメトリも取ってるんだね,傍受されてるけど(笑).
 で,50〜52秒で電波消失,35〜42秒で噴射停止,多分空中分解か海面衝突と.
 ここからは推測で,MaxQ(最大抵抗)でバランスを崩したときの展開っぽい,クラスタロケットの出来が悪いかバーニア制御が粗雑か誘導失敗,制御失敗のどれかだろう,
 設計は112〜130秒噴射だろう,とのこと.

軍事板

 ロシアの軍事専門家やミサイル専門家からみた北朝鮮のテポドンの評価(Viktor Litovkin in RIA Novosti)によれば,結果は大変明瞭で,北朝鮮は,マジなICBMを設計製造して飛ばせるようなレベルのはほど遠いというもの.
 1998年のテポドン1も技術的には失敗であり,そのあと始めてのテポドン2発射実験がこの程度なら,実戦に使えるICBM技術があるとはとてもいえない.
 従って中短距離ミサイルの脅威はともかく,アメリカなどの言う,北朝鮮による(ICBM+核弾頭)の攻撃の脅威と言ったものは,可能性が完全にゼロである.

 ロシアのミサイル技術者から見ると,スカッドDを継ぎ足したり束ねたりするような設計には限界があって,到底ICBMといえるようなものにならないのだという.
 ロシアのミサイル技術者からみると,テポドンは見せ掛けだけのこけおどしの玩具.


 【質問】
 もし今回のテポドン2打ち上げが失敗なのだとしたら,その原因は何なの?

 【回答】
 原因として推測されるのは
・第一段のエンジンに問題があって推力不足(第一段には4基のエンジンが付いてると推定されている)
・第一段の姿勢制御に失敗

 比較的大きい翼がついてることから第一段は無誘導と推定される.
 2段目以降はスピン安定か推力偏向装置による誘導.
 ゆえに,風によって姿勢を乱したのかもしれない.

軍事板


 【質問】
 準備中とされる8発目以降のミサイルの中に,テポドン2は含まれているの?

 【回答】
 北朝鮮内で多段式ロケットの射点として報道に載ってるのは咸境北道舞水端里(ハムギョンプクト・ムスダンリ)だけ.
 そのムスダンリでは,発射準備と受け取れる動きがあったが,8月初めにテポドン2は撤去されたという.

 以下引用.

北朝鮮・ムスタンリでテポドン2号の2号機と思われるミサイルが再発射準備完了NHK,2006/7/6

 北朝鮮が,再び,弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備と受け取れる動きを見せていることが分かりました.
 日本やアメリカは,再び発射する可能性も否定できないとして警戒を強めています.
 日米の政府当局者などによりますと,北朝鮮北東部,ハムギョン北道ムスダン里のミサイル基地内で,5日発射されたテポドン2号とは別の長距離弾道ミサイルが発射台の近くに運び出されたことが,先週の段階でアメリカの偵察衛星などを通じて確認されていたということです.

 新たに運び出されたミサイルは,長さなどからテポドン2号ではないかとみられています.
 そして5日までに,ミサイルを発射台に設置すると受け取れる動きも確認されているということですが,発射台への設置が完了しているかどうかは明らかになっていません.
金正日総書記が「テポドン2号をなんとしても撃て!」との緊急指令NTV, 2006/7/6

 北朝鮮のミサイル発射問題で,北東部のミサイル発射基地で別の「テポドン2号」が組み立てられているとの情報が日米両政府に入っていることがわかった.
 情報によると,新たなテポドン2号は北東部の舞水端里(ムスダンリ)にあるミサイル発射基地内の組み立て工場で,発射に向けた組み立て作業が行われているという.
 発射台にはまだ設置されていないが,発射台周辺では,5日の発射の後の残がいなどを片づける復旧作業が急ピッチで行われているという.

 北朝鮮・金正日総書記は,5日のテポドン2号の発射失敗を受けて,次は成功させるよう指示を出したもようで,日米の政府関係者は,早ければ5日間で発射準備は完了するとみている.

 一方,スカッドは車載式単段ロケット=ミサイル.
 寝かして輸送しておいて現場で発射台を起こす.
 射点について燃料注入して発射準備完了まで1時間といわれている.
 ただし,燃料注入状態での移動は不可能.

 ノドンも単段式なので,スカッドに準ずると思われる.

軍事板・改

 しかし,ムスダンリにあったテポドン2は,8月初めに撤去されたという.
 以下引用.

北朝鮮,テポドン2号の2号機を他の場所へ移動

 北朝鮮が咸鏡北道花台郡舞水端里(ハムギョンプクト・ファデグン・ムスダンリ)ミサイル発射場隣近組立倉庫に保管していた残りのテポドン2号ミサイルを,最近撤収したものと確認された.
 北朝鮮は南浦(ナムポ)特級市隣近の箴進(チャムジン)軍需工場で製作したテポドン2号ミサイル2基を5月初め,舞水端里発射場に移し,このうち1基を先月5日に発射した.情報当局者は3日「韓米情報当局の衛星写真の判読結果,北朝鮮が7月中旬,咸鏡北道花台郡舞水端里ミサイル発射場隣近にあったテポドン2号を別の場所に移動したものと確認された」とし「北朝鮮の意図を分析中」と述べた.
 しかしテポドン2号ミサイルがどこに移されたかは確認されていない.

中央日報,2006/8/4

(画像掲示板より引用)


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