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◇ ZTD-10 vs 10式戦車
<◆◆◆◆◆◆◆着上陸戦と10式戦車
<◆◆◆◆◆◆10式戦車
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<東亜FAQ目次
(画像掲示板より引用)
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)05式水陸両用戦車は通常の3倍のスピードです ← コメントno.563まで回収
【質問】
>搭載する105mm砲から発射する最新型APFSDS(L/D比30:1)は
>距離2000mで垂直500mm鋼板を貫通,
>十分にM60A3戦車とM48戦車を撃破可能です.
おいらとしてはこっちの方が驚いた.
たかだか水陸両用軽戦車の癖して(一昔前の)主力戦車を撃破出来るだと!?
今時そんなものが要るのかねぇ?
10式戦車よりもこっちの方の存在を疑問視して欲しいところ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
11:45:38
【回答】
ZTD-05は,まず揚陸直後の歩兵に,大径榴弾の直射による直協支援火力を提供し,次に機甲偵察車輌などを火力の優越によって排除し,必要とあらば浜頭堡に対する機甲逆襲にも対抗する意図があると.
あのシリーズで理解に苦しむのは,PLZ-07Bの方だ.
直射支援火力はZTD-05で足りるし,射距離10数キロまでの曲射なら,ZBD-05のシャーシを流用した120mm自走迫で済むはずではないのか.
それ以上の射程は,長砲身の牽引砲などを揚陸して撃たせることになろうから,わざわざ水陸両用の自走榴という難題に挑む必然性が見えない.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
12:26:56
基本的にZTD-05は,浮航速度を最優先した水陸両用車輌であり,兵員輸送を目的としたZBD-05と組み合わされる可き,火力支援バージョンだ.浮航性能を重視したため,EFVと同じく貧弱な装甲に甘んじざるを得なかったと.
ZBD-05の砲塔前面は12.7mmに堪えるとされるが,もしZTD-05の砲塔がPLT-02の設計を流用しているならば,前面だけ増厚していても耐弾性は12.7mm抗堪を超えない可能性がある.
現用IFVのほとんどが浮航性を諦めた理由は,耐弾性を高めれば車重が増し,浮航能力が非現実的になるためだ.
裏返せば,浮航性を優先する限り,装甲防護の強化は断念せざるを得ない.
FCS-MCSがそうだったように,APSでも装備しなければ満足な防護力を得られそうにない.
ただし.ZTD-05の砲配置は命中精度に理想的でないけれども,車台は装軌である.
この点に於いて,直射火砲のプラットフォームとしてMFVに優る.
MFVが優位に立つには,
(1) 初弾必中,
(2) 優れたセンサー能力によって,ZTD-05より先に相手を発見できること,
(3) シグネャーを抑え,少なくとも発砲前は発見されないこと,
(4) 数的劣勢を補うため,C4Iを奢りネットワークを介した情報共有や,重複しない目標割当などの実現
という,これら4つが満たされなければならない.
MFVは装輪である以上,砲の速射性に劣る欠点はどうにもならないが,それに関する一部機能を除き,MFVに求められるヴェトロニクスは10TKと変わりない.
ZTD-05の装甲がペラ々々だからといって,簡易な装輪対戦車自走砲で対抗できる訳ではない.
ルクレールでは,価格の半分がヴェトロニクスで占められているそうだ.MFVのヴェトロニクスが10TKと略同じなら,その価格も大差ない.
たとえヴェトロニクスを除いた部分の価格を,10TKの半額に抑え得たにせよ,MFVの単価は10TKの75%前後に達してしまう計算だ.
装輪であることの維持費の有利さは,乗員が1名多いことの人糧費の不利によって削られてしまうため,ライフサイクルコストの比較でも,MFVが10TKの50%に達しないだろう.
同じコストで10TKなら2輌を,MFVなら3輌を調達運用できるとして,果たして何方が抑止力に寄与できるか?と.
有事,少なくとも当該正面の方面隊の戦車は,自走によって進出展開することを基本にした戦略に改める可きではないか?
ついては,必要に応じて戦車隊の駐屯地と演習場も増設する可きだし,それこそが根本的な解決というものだ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
14:11:37
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【質問】
ZTD-05なんですが,105mmライフル砲は定石通り,注退復座機に手を入れてリコイルの低減を図っているようですが,先端にマズルブレーキ,一方で重量は26tという状態で,如何に高性能なFCSを搭載したからといって,スペック通りの威力・命中精度を発揮できるものなのでしょうか?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
05:10:01
【回答】
Rh105-20/30じゃ,-30は砲口制退器なしで車重30トン台に適応,-20は砲口制退器つきで車重20トン台に適応とあるので,このZTD-05は車重「26t」という説に順う限り,非現実的な数値とは言えない.
しかし,車重26トンに根拠はあるのか?
EFVの全備重量は74500ポンド=33.793トンと説明されており,積載人員がEFVの半分と見られるZBD-05がZTD-05のベースである以上,車重26トンは過大な推測かも知れない.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
10:02:51
連続射撃や急制動後発砲(車体が落ち着くまで)に問題があるかも知れませんが,橋頭堡をつぶしにくる第2世代を待ち伏せ,撃破には十分かと.
これ水陸両用の戦車駆逐車で,戦車じゃないでしょ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
05:39:00
74式の鋳鋼装甲厚100mmじゃ,APFSDSを持ち出すまでもなく,HEATでも危ういでしょ.
空間装甲すらないのだから.
なにより,ようやく日本も周辺技術も含めて,世界トップ水準の戦車を造れるようになったのだから,装備させてやろうじゃないの.
キルレシオ1:10の戦いなんて勘弁して.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
10:04:55
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【質問】
水上から主砲撃ってあたるかな?
振動周波数自体は低く,砲の安定化は出来るけれども,反動で大揺れじゃないか?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月27日
22:59:50
【回答】
さすがに水上から対戦車戦闘はねえべ(笑)
でも制圧砲撃は十分できる.
そして大事なのは,エアクッション揚陸艇だと確かに高速だが,一度にせいぜい戦車1〜3両(軽戦車)程度なのに対して,自力航行できる05式は,必要なら数十両を一気にのし上げることができること.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月27日
23:06:42
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月27日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【珍説】
74式で充分が「戦車不要論」なのかね?:隅田金属日誌
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こっちのデータを『ミリタリーバランス2010』に揃えただけの話.
そのはずなのですが,ソ連海軍歩兵の場合,1980年代にはT-72やT-80が装備されていたにも関わらず,実際の揚陸で出てくるのはT-55でした.ソ連海軍歩兵は沿岸防備もするわけですから,新鋭戦車はそっち用なのでしょう.中国海軍の水陸両用戦車ですけど,まあ強力なのでしょうけど,防御力は水陸両用戦車でしょう.
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【事実】
最初の言い訳が,「ミリタリーバランスに書いてあったから俺は悪くない」では通りません.
自説を補強する資料を自分で選んでそれが間違っていたら,それは当然自分の責任です.
学生の書く論文だってそうでしょう,
参考文献が間違っていたら,それを選んだ自分のミスであり,自分が責任を取らねばなりません.
ミリタリーバランスとは大まかに見るもので,細かい部分が間違いだらけなのは,この世界では常識の話です.
私は3年前に,ホーク練習機を「ミリタリーバランスで戦闘機に分類されている」とか,非武装のガゼルを「ミリタリーバランスでは攻撃ヘリだ」と言い張る太田述正・元防衛庁審議官を相手にした事があるので,もう食傷気味なんですよ,そういうのは.
(2007/06/14)資料の意図的な読み間違え方
(2007/06/11)資料の悲惨な読み間違え方
(2007/06/06)太田述正・元防衛庁審議官は一体何を学んできたのか?
立派な資料があっても読み方を知らないようでは,宝の持ち腐れです.
真ん中の反論の,「T-55しか揚陸演習に出て来ていない」という部分は,この記事の最初で間違いであると示しました.
海軍歩兵のT-72が揚陸演習している写真があります.
〔略〕
最後の「防御力は水陸両用戦車でしょう.」という反論は,74式戦車で対抗するという条件では,何の意味も持ちません.
何故なら最新の105mmAPFSDSは,距離2000mで貫徹力がRHA換算400mm以上にも達し,装甲厚100mm程度の74式戦車など楽々貫通されてしまうからです.
複合装甲を持たない第2世代戦車の74式戦車では,どう強化しても焼け石に水です.
お互いに相手を貫通してしまう105mmAPFSDSを発射出来る74式戦車と05式水陸両棲突撃車は,撃ち合いになれば先に当てた方が勝ちます.
エンジンが74式戦車の2倍近い出力で,高機動を誇る05式水陸両棲突撃車を相手に,74式戦車では苦戦を強いられるでしょう.
しかし10式戦車ならば,正面装甲は105mmAPFSDSに楽々耐える事が出来ます.
圧倒する事が可能でしょう.
これが装甲の価値です.
<以下,コメント欄>
資料の読み方云々以前に,揚陸能力が限られているからこそ,旧式AFVなんぞにリソースを割くようなバカは真似はしない,って考えられないんだろうか,隅田金属さんは.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月26日
20:44:52
って言うかこいつ,自分で「海軍歩兵は沿岸防備に新鋭戦車まわしてる」って言ってんのか.
「よそは新鋭戦車で本土防衛していいけど,日本はダメ」ってダブスタじゃねえか.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月26日
21:05:55
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月26日)
青文字:加筆改修部分
【質問】
05式とか水上機動性最優先でクソデブい自走対戦車砲なんで,74式じゃヤバイとかどうかねえ?
昔から戦車単体でさえ,質と量共に劣勢が前提だった,本州以南の74式装備の隊のやれることと,その戦い方を考えると,今更05式で10式必要だどうのって意味が分からん.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
15:45:46
水上機動性は高い作りだが,その反動で浮航性能優先のデブ車台になってんだろ.
あんなんで山がちな所で,地上戦やってどんだけ活躍できんの?
デブのくせに紙装甲とか,近代国家相手に侵略かまして内陸作戦に転用して何できる存在でもないが.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:12:19
日本という土地でモバイルキャノンやるには,最低でも姿勢制御がないと無理って結論は,すでに存在しとる.
05式はそんな機能ないし,車台がああも浮航性能のために巨大だと,動く的でしかないわな.
戦車砲塔のっけて浮航するAFVじゃ,装輪戦車とも同じという扱いはちょっと違うっちゅうか,陸戦最優先のK21だって40mmMC砲塔で浮き輪付きだしね.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:29:32
【回答】
「中国の05式水陸両棲突撃車は,26トンの車体に主力戦車用の1500馬力エンジンを搭載し,水上最高速度40km/hを発揮出来ます.
これは従来の水陸両用戦車(63A式)の3倍のスピードです.
搭載する105mm砲から発射する最新型APFSDS(L/D比30:1)は,距離2000mで垂直500mm鋼板を貫通,十分にM60A3戦車とM48戦車を撃破可能です」
本文ちゃんと見てますか?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
15:50:56
・老朽化した74式の代替
・第2世代は装甲が貧弱
・05式は機動力に優れている.
クソデブって何処で聞いた話だよ?
それに,05式の後ろからは0910工程が揚がって来るんだけど,あれも74式で相手しろと?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:17:13
第2世代MBT相当の能力はあるんだから,自走歩兵砲(ぶっちゃけ本邦の機動戦闘車と同じ用途)としてなら,使い道も有るでしょ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:22:33
74式 38t 720馬力
05式 26トン 1500馬力
んで両方の火力が,防御力を遥かに上回る.
で,05式の何処がデブなんだ?
パワーウェイトレシオは05式が圧倒的に上だぞ?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:42:40
的がでかいといっても,前身の63A1で,砲塔正面は1000mからの25mm徹甲弾,100mからの12.7mm徹甲弾に耐えるそうな.
05式でこの部分も改良されてりゃ,並みの装甲車じゃ厳しいのは確かだろ.
後から主力戦車が来るし.
そういやEFVは基本全周14.5mm防御で,防弾装備の追加を検討中とか,どっかの雑誌で読んだ記憶が.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月31日
16:47:29
74式 1tあたり約19馬力
05式 1tあたり約57馬力
と3倍の差があるんだけどね.
世代差を考えると,トランスミッションの効率も05式の方が上だろうしね.
これだけ差があるのに,根拠もデータもなしに
>05式とか水上機動性最優先でクソデブい自走対戦車砲なんで74式じゃヤバイとかどうかねえ
というのは妄想としか思えませんねえ.
Posted by 名無し岩手県民 at 2010年09月01日
13:18:01
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【反論】
いや,でも05式の大馬力ってウォータージェットに大半回ってるから・・・
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月01日 14:31:55
【再反論】
2種類エンジンを搭載してあり,それの合計が1500馬力なら,その説明も理解出来るけど,1種類だけなら普通に切り替えとかしてるはずだよな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月01日 15:30:41
『アメリカ海軍の超戦闘艦&有事作戦(河津幸英 著)』見てみた.
EFVは切り替え式だね.
水上用のトランスファーと地上用のトランスミッションが,別々の処にある.
水上モード2702馬力,地上モード850馬力とあるけど,水上モードは燃費が悪いとあるから,多分,燃調マップも変えるんだろうと思う.
水上モードは持続時間が短いのかも.
05式については情報がないけど,EFVの影響を受けているというから,似たようなもんじゃないかな?
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月01日 19:53:43
補足するけど,EFVはエンジンが1基.
そこからの出力を水上用のトランスファーか,地上用のトランスミッションのどちらかに切り替える方式.
水上モードと地上モードの出力の差が,燃調マップの差か,スプロケ出力の差かはよく分からない.
Posted by 557 at 2010年09月01日 20:03:11
EFVのエンジンは戦車用で,1500馬力出るモデルを出力調整してるだけだよ.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月01日 20:46:31
あれはユーロ・パワーパックと同系統.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月01日 20:58:33
しかしマジメな話,10式がいかに戦略機動性に優れようとも,MBTだから長距離移動はそれなりに手間なわけで,05式が揚がってきたら,初動は他の部隊がやるより仕方ないな.
現状だと偵察隊の87式偵察警戒車あたりだから,05式相手だと厄介だな.
機動戦闘車も,戦車枠と絡めて語られるから叩かれてるけど,アレはあれで必要だと思うんだな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月02日 23:55:35
まぁ,そりゃ確かに言える.
05式の装甲なら機関砲でもなんとかなるだろうけれど,火力はデカい方がいいわな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年09月03日 01:56:58
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【反論】
「敵は来る」・「上陸戦は戦車の質」と信じなければならないJSF氏:隅田金属日誌
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> 05式水陸両棲突撃車
> エンジンが74式戦車の2倍近い出力で高機動を誇る
水上では10ノットもでないでしょうね.操縦性もよくない.よい標的でしょう.
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【再反論】
いえ,その3倍の速度が出ます.
・・・私は,中国の05式水陸両棲突撃車は,74式戦車の倍近いエンジン出力があると教えたのに,アメリカのEFV(遠征戦闘車)を意識した設計だと教えて上げたのに,どうしてそんな勝手な思い込みで出鱈目を断言するのですか?
隅田金属氏,貴方は間違っています.
ZBD-05式?栖突??方?出?准?受?:新浪网
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我?新型ZBD-05式?栖突??采用?型更?秀的?体,配?99A式坦克的1500?力大功率??机,加装大面?的前后滑水板,水上行使速度超?40公里/小?.加高的?体改善了???乘坐条件,??????乘坐也不会像老式装甲?一?感到明?不?它的出?可将中国?栖装甲部?的航渡速度提高3倍,使中国机械化登?部?能?以最快速度冲?无掩?的登??,攻上地方???地,可以有效?少人??亡. 装?性能:ZBD-05式?栖突??全重26?乘????3人加??8人,水上速度可?30-40公里/小?,??机功率高?1103千瓦. 武器配?:装?105毫米低后坐??坦克炮.是在63A水?坦克的同口径火炮上改?而来的.??火炮和??105毫米坦克炮相比,通?揄チ炮口制退器,改?反后坐装置降低了火炮后坐力,使?型?栖突??能?承?并在水中安全?射.中国的105毫米坦克炮自80年代从西方引?以来,??20余年的消化吸收,性能已??到相当高的水平,近年来最新研制的?芯?径比接近30:1的新型脱?穿甲?2000米距?垂直穿深?到500毫米水平,足以?付M60A3和M48H坦克.
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※記事はZBD-05とあるが,ZTD-05の表記ミス.
中国の05式水陸両棲突撃車は,26トンの車体に主力戦車用の1500馬力エンジンを搭載し,水上最高速度40km/hを発揮出来ます.
これは従来の水陸両用戦車(63A式)の3倍のスピードです.
搭載する105mm砲から発射する最新型APFSDS(L/D比30:1)は,距離2000mで垂直500mm鋼板を貫通,十分にM60A3戦車とM48戦車を撃破可能です.
この05式水陸両棲突撃車(ZTD-05)は,ZBD-05水陸両棲歩兵戦闘車の駆逐戦車型です.
この系列は水上航行速度の速さが特徴で,アメリカが開発中のEFV(遠征戦闘車)に影響を受けています.
しかしEFVはもっと速いのですが,水上航行モードがあまりにも複雑な変形を行う為,中国はコンセプトを真似つつ変形機構は取り入れず,技術的冒険は避けました.
それでも大出力エンジンとウォータージェットにより,従来型の3倍の水上航行速度を達成しており,EFVがまだ量産に入っていない現時点で,世界最速の水陸両用戦車です.
05式両棲突撃車(ZTD-05) - 日本周辺国の軍事兵器
http://www.youtube.com/watch?v=Vw3-4lODwz8
〔略〕
中国の最新型105mmAPFSDSは,距離2000mで貫徹力がRHA換算500mmにも達し,装甲厚100mm程度の74式戦車やM60,M48など楽々貫通されてしまいます.
複合装甲を持たない第2世代戦車戦車では,どう強化しても焼け石に水です.
お互いに相手を貫通してしまう105mmAPFSDSを発射出来る,第2世代戦車と05式水陸両棲突撃車は,撃ち合いになれば先に当てた方が勝ちます.
エンジンが第2世代戦車の2倍近い出力で,高機動を誇る05式水陸両棲突撃車を相手に,第2世代戦車の74式戦車やM60,M48では苦戦を強いられるでしょう.
しかし複合装甲を持つ10式戦車ならば,正面装甲は105mmAPFSDSに楽々耐える事が出来ます.
圧倒する事が可能でしょう.
これが装甲の価値です.
もう一度噛み砕いて説明します.
いいですか?
攻撃力について74式と05式は,お互いに貫通力500mmのAPFSDS弾を発射出来ると仮定します.
防御力では74式の装甲厚を100mm,05式を30mmと仮定します.
これで分かりますよね?
過剰な攻撃力の前には,多少の装甲厚の差など無意味だと.
500mm貫通出来るAPFSDSの前では,100mm装甲だろうと30mm装甲だろうと同じです.
なお,台湾軍のM41ウォーカーブルドック軽戦車の76mm砲にも,M454というAPFSDS弾があり,貫通力は250mmです.
105mm砲の半分の威力ですが,74式の装甲でも抜かれてしまいます.
また,海岸線付近での戦車戦は過去の戦史に幾つか例が有ります.
ノルマンディー,シチリア,ビアク,サイパン,硫黄島,占守島などです.
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)
青文字:加筆改修部分
▼「隅田金属」へのコメントを保管
> 水上では10ノットもでないでしょうね.
> 操縦性もよくない.よい標的でしょう.
根拠は何ですか?
05式はまだ登場してまもなく,不明な点も多い新兵器ですが,
「水上では10ノットも出ないでしょうね.操縦性もよくない.」
と断言される根拠なんでしょうか?
63A式水陸両用戦車では,液冷ディーゼルで水上520hpでウォータージェットを使って,浮航速度14.9km/hです.
05式は1000〜1500馬力級のエンジンを積んでいると言われていますので,63式と同じくウォータージェットの効率が悪かったとしても,少なくとも15km/h以上は出ると考えられるのではないんでしょうか?
是非ご教授ください,宜しくお願いします.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
00:12:02
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月26日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
▲
05式水陸両棲突撃車
(画像掲示板より引用)
【質問】
12月に日出生台で実施予定の島嶼奪還訓練では,05式水陸両用戦車への対抗手段はどうするつもりなのか,非常に気になりますね.
陸自はまともな水陸両用車輌を持たず,重装備を揚陸するには,ゆら型輸送艦や一号輸送艇でビーチングするか,LCACを使うしか無い現状の陸自の能力では,非常に厳しいものがあるように思えますが.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
05:19:20
【回答】
敵は滞空陣地を構築済みで,さらに周辺海域に海軍艦艇集結済みという想定だそうな.
奪還は
護衛艦を使って敵艦艇を攻撃&沿岸から砲撃.
P3CとF-2で対艦&対地攻撃.
これにより敵対空攻撃を弱体化させた後,
F-15に護衛されたC130を投入し,
空挺降下,制圧.
てな想定らしいよ.
C-1の足が届かない離島という想定なのかな.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月28日
05:32:19
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分
【質問】
>JSF氏は海岸で戦車vs戦車が始まるという考えなんでしょうけれども.
>陣地を粉砕するための火力として上がってくるんじゃないのかな?05式って.
by 隅田金属
【回答】
ノルマンディーの時って,第22装甲師団に「敵情陸軍を海岸から追い落とせ」って指令が出たよな.
それで出撃したけど,結局英軍が先んじて構築しておいた対戦車陣地が抜けなくて,海岸まで到達できなかったと・・・
第22装甲師団の麾下戦車隊が海岸に到達できていたら,戦車vs戦車が起こっていたかもしれんと,普通に想像できないかねえ.
それ以前に,シチリアでは連合軍橋頭堡に対して,ドイツ軍戦車隊が突入して戦闘になり,連合軍駆逐艦が座礁と味方撃ちを顧みない砲撃を加えた為に,撃退されたという話もある訳だから,「海岸で戦車vs戦車」という展開は充分あり得る訳だ.
あと,ぼるじひ氏は05式が,橋頭堡潰しに向かってくる敵軍を迎撃する為にも使えるって事を理解できてないんだろうなあ.
空挺戦車とか水陸両用戦車って,陸軍式の戦車がすぐに運び込めない環境下で,限定的ながらも対戦車戦闘が行う為の兵器だのに,単なる火点潰し用としか考えとらんのか.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月29日
13:53:50
開戦劈頭の(奇襲)上陸において,「海岸で戦車vs戦車」が起きるのは,揚陸側に問題があるような・・・
まあ,粉砕される陣地が構築できるくらいの時間的余裕や,国内情勢(反戦運動とか)であれば,ラッキーと思えるのが悲しい.
Posted by 名無しT72神信者 at 2010年08月29日
14:37:01
「週刊オブイェクト」◆(2010年08月28日)コメント欄
青文字:加筆改修部分