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 【link】

「 ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】【軍事】 陸上自衛隊 81mm迫撃砲 射撃訓練

「ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】【軍事】 陸上自衛隊 84mm無反動砲 射撃訓練

「 ワレYouTube発見セリ」:【ニコニコ動画】203mm自走榴弾砲展開手順


 【質問】
 現状の自衛隊の砲数少なすぎるの?

 【回答】
 他国と比較すれば多い方だぞ.600門に削減されても少ないってほどじゃない.

 ざっくりいって,陸自の9個師団,6個旅団体制ってのは米英独式の旅団体制に直せば24個旅団程度.
 砲兵は18門大隊が標準だから,旅団砲兵合計432門.
 残りでMLRS中隊を3個旅団に一つ付けて,砲兵旅団を二個整備できる勘定だ.
 完全自走化が前提だけどね.

 これはアメさんとはドクトリンが違うからだ.
 陸自は現役の頭数も少なめなのに予備役が絶望的に少ないから,特科の援護に対する期待が大きい.
 戦車も600(未満)枠で削減されるからなおさらだ.
 この上に重砲制限は痛いぞ.
 ただでさえ牽引式ばかりなのに orz

軍事板
青文字:加筆改修部分

@陸上自衛隊観閲式予行

よしぞうmaro' in mixi,2007年10月22日01:52
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 特科はどのくらい減らされているのですか?

 【回答】
 特科は減った減った言われてますが,一応日本の師団旅団だと

・各連隊戦闘団に最低1個中隊〜最大1個大隊(2〜3個中隊)
・第2,3,4,5,6,8,9,10,13,14師団/旅団には普通科連隊戦闘団に1個ずつ配備しても,1個中隊or1個大隊(最大4個中隊)余る→全般支援(GS)用特科.

とゆー風に,火砲数減っても最低限,特科部隊を各連隊戦闘団組むのに必要な分は,確保し続けているのでした.

※7Dはまた特殊だろーと思われるので置いた.
※7Dの連隊戦闘団の組み方って
・1個TKR
・1個FV化iCo
・1個FABn
・1個AACo(87AW)
・1個ECo
・他

でいいんだろうか.
 それだと11iRの3個iCoと1個ECo,1個FABn,1個AACo(87AW)余って勿体無いことに.
 FAはGSに回せばいいんかもしれんけど,iCoとかは勿体無い.

 1TKGpと組んで連隊戦闘団モドキ?
 それとも2DのTkR残りと組むのか?
 冷戦期だと6個TKCoは1TKGPにあったんだから,2個TKCoに1iCoで編成すればいいのかしらん.

参照:http://dsimil.com/jdf/001.jdf.top.htm

邪夢 in mixi,2009年03月12日01:07

▼> それだと11iRの3個iCoと1個ECo,1個FABn,1個AACo(87AW)余って勿体無いことに.

 普通に11普連の残余に,直協大隊と87AW中隊と施設中隊1個ずつ付けて,機械化歩兵連隊戦闘団にするのではないだろうか.

nullpo in FAQ BBS


 【質問】
 15hspは水平射撃もしくは直接照準射撃はできますか?

 GOP(前方観測所)がPLを後退する際,敵戦車の突進を許した場合最終的に特火火力を運用するか否かで実際の所を知りたい.
 GOP長が使いたいと言ったらFAは対応するのか?離脱するのか?

 後退時の様相は厳しいはず.

 【回答】
 新15HSPが直接照準射撃が出来るかどうか知らないが,通常自走榴弾砲にはその機能があることが多いし,場合によっては対戦車戦闘用の眼鏡が装備されてあることが多い.

 とは言え,貴方が想定しているような「砲兵部隊の組織的な対戦車火力としての運用」は「×」だと思われ.
 現代のMBTと自走砲が交戦しても,一方的に蹂躙されるだけです.
 また,昔と違って砲兵部隊でも自衛用の対戦車火力を持っていますので,まずはこれを操作して時間を稼ぎ,その間に砲を退避させるというのが順当のようです.

 要するに,自走砲は「戦車と殴り合うようには作られていない」.
 そして戦車は「敵戦車を撃破し,敵陣を蹂躙するように作られている」.

ドカン・オオカミ◆s6tJH5.VuA in 自衛隊板

 そもそも特科火力を使わずにどうやって後退するつもりだ?

 で,特科火力をどうして直射火器として使わなければならんのだ.
 特科の直接照準射撃は基本的に自衛の手段でしょ?

 GOPがいるのにどうして特科が戦車の突進にさらされるんだ?
 戦車って15kmを5分で走るとか?

陸秀夫◆Bf5xepPT82 in 自衛隊板

 【質問】
 運用が×だったら任務達成できなくてよいの?

 【回答】
 味方の陣地内に敵戦車部隊が突入している時点で既に,「作戦指導の前提が破綻している」わけなのです.
 おまけにそんな混乱状態では,中隊レベルの単位でしか動きが取れないかと・・・.

 ・・・つうか事前に「突破された場合の行動」も当然考えてあるわけでね.
 そんな場合でも「砲兵による対戦車戦闘」は考慮外ですよ.

 だいたい,阻止任務と言っても「死守」でなければ部隊は遅滞行動を取りつつ後退するわけで,そんな状況下で虎の子の砲兵火力をすりつぶすのは愚策とも言えます.
(そりゃ〜「その部隊しかいない」のなら,それを使って死守させるだろうけど)

 まあ,第2次大戦でも砲兵が戦車と直接照準戦闘を交わした例は多いけど,それは殆どが現場指揮官の発意で生起したのであって,上級司令部がわざわざ命令した例は殆ど無かったと思うけどね.

ドカン・オオカミ◆s6tJH5.VuA in 自衛隊板

 GOPは,阻止するんじゃなくて,遅滞させるんだよ.
 しかも決定的な戦闘を避けてね.

 財布から1万円をスッてこいと言われたスリの子分が,途中で相手に気付かれたからといって,ナイフで相手を刺して,財布を奪ってくるっていうのは間違ってるよね?
 たしかに「1万円を持ってくる」という任務は果たせるかも知れないけど,そんなことをしたら周りの人々に囲まれて脱出できなくなるだろうし,逃げようとして勇気ある人たちに袋叩きにされるかもしれない.
 なにより指名手配されて今後の仕事ができなくなってしまう.
 親分はそんなことを意図したんじゃないよね?
 ただ,ほんのちょっと小手調べしたかっただけだよね.

 だから,当初の作戦と違う方法で表面上任務を達成したとしても,逆に上級司令部の意図を体していない場合もありうる.
 自分の任務が上級部隊の作戦上どういう地位役割をもつのか,事前に正しく認識しなければならない.
 現在,戦闘団として自分の指揮下にあるからといって,貴重な特科火力をGOPの戦闘ごときで潰してしまっていいわけがないじゃん.

陸秀夫◆Bf5xepPT82 in 自衛隊板

 だいたい,
「万が一には,直接照準でも歩兵戦でも逃走でも指揮官判断でご勝手に」
なんてことが想定される状況では,戦車が来る以前に砲兵は潰されていると考えることが普通.

自衛隊板

FH70 155mm榴弾砲 撮影:へぼ担当
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faq38g22e.jpg


 【珍説】
【軍事情勢】クラスター禁止は国土防衛の危機 野口裕之|産経新聞iza
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 代替火砲導入となると,さらに非現実的だ.
 MLRSの1個発射機当たりの瞬間制圧面積は,155ミリ自走砲を主力とする1個特科(砲兵)連隊(1100人)の火力に匹敵.
 従って,現有5個MLRS大隊(90発射機/1500人)を廃止するのなら,90個特科連隊(9万9000人)の増強が必要となる.
 1分間に発射可能な弾薬重量でも,155ミリ自走砲と比べると3倍近くの開きがある.
 人員で計算し直すと,1個MLRS大隊(300人)の瞬間交戦能力は3個特科連隊(3300人)に相当.
 現有5個MLRS大隊を解隊すれば,その穴埋めに15個特科連隊(1万6500人)を新設せねばならない.
--------------------------------------------------------------------------------

 【事実】
 これは大隊と連隊をゴッチャにしていますね.
 例えば後半の弾薬重量の話ですが,
「1分間に発射可能な弾薬重量で(MLRSは)155mm榴弾砲の3倍」
と書いた直後に,
「1個MLRS大隊は3個特科連隊に相当」
と平気な顔をして書いています.

 ですが1個特科連隊は複数の大隊で構成される単位ですから,もうこの時点で計算が間違っています.
 投弾量で3倍なら,1個大隊の3倍は3個大隊ではないのですか?
 なんで3個連隊になるんですか?
 部隊の編制はそれぞれで異なってきますが,陸上自衛隊の特科連隊は完全編制で60門.3個特科連隊180門で1個MLRS大隊18発射機の10倍となり,「155mm榴弾砲の3倍」という前提と話が合いません.

 また,数値を詳しく計算してもおかしな点が出てきます.
 MLRSのM26ロケット弾の弾頭重量は約150kg(ロケットモーター込みの総重量は約300kg),155mm砲弾は約50kg.
 155mm榴弾砲(75式自走155mm榴弾砲)が1分間に6発の発射速度だとして,MLRSは1分掛けて12発(装填数全て)を撃ち尽くす為,1分間に発射可能な弾薬重量はMLRSが150×12=1800kg,155mm榴弾砲が50×6=300kgで6倍の開きが有ります.
(ただ,6倍でも2個特科連隊に満たない)
 ・・・まさかと思いますが,「1発あたりの弾頭重量」と「1分間に発射可能な弾頭重量」を混同している可能性が・・・高そうですね.
 1発の差の時点で3倍ありますから.

 そしてMLRSのような多連装ロケットランチャーは,再装填に時間が掛かります.
 持続砲撃では通常の火砲と比べ,どうしても劣ってきます.

「MLRSの再装填時間について」

 155mm榴弾砲も毎分6発という数値を何十分と持続できるわけではありませんが,それでも多連装ロケットランチャーよりは上回ります.

 産経の記事は「瞬間交戦」「瞬間制圧」と瞬間に限定して話をしていますが,瞬間に火力を集中する砲撃の得意な多連装ロケットと持続砲撃が得意な通常火砲を比べて,瞬間火力でお互いを同等に揃えた場合,持続砲撃では通常火砲がMLRSを圧倒する事になります.
 それは対等な代替とは言いません.

 次は制圧面積での話です.
 これは制圧可能な範囲をどれだけに設定するかで大きく変わってくるので,計算の前提次第でどうとでも変わってくるのですが,
榴弾の威力範囲:大砲と装甲の研究
を参考に,155mm榴弾砲の1発の威力半径は近似値で39m,面積で4775平方mとします.
 ただしこれは対人・対軽車両のみの効果範囲です.

 一方MLRSは,12発で12〜20万平方mを制圧します.

M26 Multiple Launch Rocket System (MLRS):GlobalSecurity
>The average ground pattern of a 12-round ripple, with some overlapping of warhead patterns, varies from about 120,000 to 200,000 square meters, depending upon the range.

 155mm榴弾砲は1分間に6発,制圧範囲は2万8千平方m.MLRSは1分間に12発,制圧範囲は12〜20万平方m.その差は4〜7倍であり,産経新聞の言う,
「MLRSの1個発射機あたりの瞬間制圧面積は,155ミリ自走砲を主力とする1個特科連隊の火力に匹敵」
という事にはなりません.
 1個特科連隊とは完全編制で60門であり,60倍の制圧面積を発揮しないと産経新聞の言うような数値にはなりません.
 仮に155mm榴弾砲の威力半径を約半分の半径20mに見積もっても,1発あたりの制圧面積は1256平方m,6発で7536平方mで,MLRS1基あたりはこれの15〜26倍となり,充足率の低い特科連隊でも及びません.

 1個特科大隊は隷下の中隊の規模や数によって違ってきますが,10〜20門で構成されます.
 155mm榴弾砲の威力半径を30m程度で見積もると,ちょうど大隊規模の制圧面積がMLRSの1発射機分に収まります.
 やはり産経新聞は大隊と連隊を混同している可能性が高いです.

 結局,産経新聞の言う,
「現有5個MLRS大隊(90発射機/1500人)を廃止するのなら,90個特科連隊(9万9000人)の増強が必要となる」
という主張は間違いであると言う事になります.
 大隊と連隊を混同し,1発あたりの弾頭重量と1分間に発射可能な弾頭重量を混同する.
 MLRSは5個大隊で90発射機と書いているのに,155mm榴弾砲の数は書こうともしない.
 そして計算の算出根拠を碌に示さない.
 こんな事でまともな数値が出て来る筈がありません.
 ですがこの産経新聞の記事は,izaだけでなく産経新聞本紙にも
「専守防衛に空白 クラスター爆弾全面禁止合意」
という記事で載り,一部インターネットではこれで紹介された数字が正しいかのように吹聴されています.

「また産経新聞か」
「また野口裕之記者か」

 溜息が出ます.
 もういい加減にして欲しいですね・・・

 そもそも,クラスター弾頭は子弾のそれぞれが対装甲貫通力を持つのに対し,榴弾の効果範囲は対人・対軽車両のみ(威力半径39mの場合)ですから,単純な制圧面積での比較はあまり意味がありません.
 対人・対装甲兼用の汎用クラスター子弾の使い勝手の良さと,通常榴弾(直撃及び大破片なら装甲貫通が期待できるが,自然発生数が数個程度と少ない)や対装甲専用誘導クラスター(今回の規制の対象外.
 対人には殆ど効果が無い)との差をきちんと説明し,その上で制圧面積の差を説き,瞬間火力と持続砲撃の違いを説明し・・・
 一般新聞でそのような専門的な説明が難しいことはよく分かります.
 ですが基礎的な部分での数値計算間違い(というよりは単位を理解していない)で成り立った数値を振りかざし,一般人相手に煽るような記事は許されません.
 というか野口裕之記者のこの記事は,その他の内容もあまりに稚拙で,読んでいて恥ずかしくなってくるんですが・・・
 〔略〕

 ちなみに対装甲限定で話を進めた場合,MLRS用の対装甲誘導子弾SADARM搭載型ロケット弾「XM29」(開発中止)は,SADARM自己鍛造弾を6基搭載する予定でした.
 そしてSADARMは155mm榴弾砲には2基,入ります.
 1発あたりの差が3倍なので・・・結局はこれは弾頭重量の差と同じ話になります.

2008年06月20日付「週刊オブイェクト」
青文字:加筆改修部分

99式155ミリ自走榴弾砲@総火演・装備品展示
よしぞうmaro' in mixi,2007年08月27日01:21
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 戦後,国語審議会によって漢字の簡素化が行われ,当用漢字に含まれなかった文字の書き換えや平仮名標記がされるようになりましたが,自衛隊の特科の教範とかではどういう記なんでしょう?
 書き換え・平仮名表記を最も厳格にやってるのがお役所,とりわけ自衛隊だしなぁ.
 例えば「隷下」が「れい下」になってたり,「拿捕」が「だ捕」になってたりするし.
 もしPC出力不能な文字なら註釈の形で,「原文で「叉」の字は〜」って書くしかないのかも.

 【回答】
 学陽書房の陸上自衛隊新文書実務を確認したが,「夾叉」はなかったねえ.
 常用漢字表には『挟(挾)』があって,用例として「挟撃」はあるけど.「夾」も「叉」とも無かったね.
 やっぱりかな書きで「きょうさ」かなあ?
 意味としては,ふたつはさむ,だから,別に「夾叉」でも「挟叉」でもどっちでもいいんじゃないとは思う.

軍事板,2010/04/13(火)
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 緑装薬って,何かの軍事用語なのですか?

 【回答】
 砲兵(特科)用語.
 榴弾砲用の発射薬は射程によって量や種類が異なり,それぞれ違う色の布で包んである. ”装薬 緑”とか”装薬 黄”とか.

 陸自の場合”装薬緑(緑包装薬)”ならば,1号から5号までの短射程洋装薬の事を指す.
 シングルベースの急燃性無煙装薬.

155mm榴弾砲
(画像掲示板より引用)


 【質問】
 99式自走砲みたいな威力のある大砲持った自走砲にできて,自走迫撃砲にできないことって,要塞みたいに装甲のある目標に直撃させるぐらいの利点しかなさそうですが,高価な99式自走砲に利点はあるのですか?

 【回答】
 迫撃砲は構造上,射程,命中精度,発射速度,威力に限度がある.
 対迫砲撃を考慮すると弾速が遅いってのもネックになる.
 射撃時間が短くなるから.

 榴弾砲と同じだけの射程を,迫撃砲で実現するのは難しい.
 やってやれないことはないが,その場合大きくなるため移動も装弾も大変で,迫撃砲の利点である簡便性が失われる.
「だったら普通の大砲でいいだろ,普通の」
ということになるので.

 また,迫撃砲ってのは普通は前装式.
 砲塔式にするには,後装式の砲を新規に開発しなければならない.
 少ない生産量で開発費を割り掛けたら合わないの.

 で,後装式で砲塔式の自走直射迫撃砲と,自走榴弾砲で,前者が安くなる理由って特に無いと思わないか?
 自走榴弾砲だって仰角65度で射撃できるんだよ.
 それなら自走榴弾砲買っちゃった方が良いだろう.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 自衛隊の迫撃砲部隊の演習の画像や動画を見ると,ボディアーマー着用率が高いんですが何故でしょう?
 銃撃戦,それとも榴弾での反撃を恐れて?

 【回答】
 迫撃砲弾は危険だから.
 過去には筒の中で爆発を起こした事件があり,砲側にいる人員が死傷(亡くなったかは覚えていないが)したことがある.

 このため,暫くの間は紐を長く引いて離れたところから引き金を引く形で訓練をしていた.
 これでは出来るだけの速度で立て続けに撃つなどの訓練は不可能であった.

 また,対砲迫レーダーが発達しているので,射撃地点を割り出されて対抗砲撃食らわされるため,破片防御のためにボディアーマーを付けるのだと思われます.
 迫撃砲部隊は迅速な展開と迅速な撤収・移動で砲撃が振ってくる前に回避しなくてはいけません.
 砲というとはるか後方から撃っている印象がありますが,こちらが撃つときは,こちらも相手の射程内に入っている事のほうが多く,また,お互い砲というのは厄介な相手なので,戦闘では真っ先に潰すべき目標の一つでもあり,狙われやすいのです.

軍事板
青文字:加筆改修部分


 【質問】
 重迫撃砲関係の用語で3つ意味が分からないものがあります.
 陣地変換,シュセン(シュセンホウイカク?),シャコウ
 この3つの意味を教えてください.
 シャコウとシュセン(シュセンホウイカク?)については漢字も知りたいです.

 【回答】
 陣地変換は,陣地内の砲の配置を変えて,それまでとは異なる任務につくこと.
 陣地そのものを移動するのは陣地「変換」ではなく陣地「転換」.

 シュセンは主戦と書き,陣地の中央に位置する砲のこと.
 シュセンホウイカクは主戦包囲角と書く.
 相手の陣地に十字砲火を浴びせるとき,目標の中央を狙う砲が必要で, その任務を担う砲と,その他の砲とが為す角度を主戦包囲角という.

 シャコウは射嵩と書く.
 目標までの水平距離と砲の角度,目標上空における高度とが示すタンジェントのこと.
 詳しくは自衛隊の教範の「重迫撃砲小隊」と「普通科概要第2編」に書いてある.

自衛隊板

120mm 重迫撃砲RT
(撮影:へぼ担当)


 【質問】
 64式81mm迫撃砲って何?

 【回答】
 64式81mm迫撃砲は,アメリカ製のM29 81mm 迫撃砲を元に国産化され,豊和工業で製造されていた,陸上自衛隊の迫撃砲.
 警察予備隊創設時にアメリカ軍から供与されたM1 81mm 迫撃砲を更新するものとして,1964年から配備が始まったが,M1に比べて大幅に軽量化されており,また,底板を円形とするなど全周囲射界も備えた.
 現在ではL16 81mm 迫撃砲に更新され,第11旅団隷下部隊以外では,殆ど退役している.

 【参考ページ】
http://rightwing.sakura.ne.jp/equipment/jgsdf/firearms/type64-81m/type64-81m.html
http://airport.world.coocan.jp/i_0084.html

【ぐんじさんぎょう】,2011/08/20 20:10
を加筆改修


 【質問】
 自衛隊では「ミニGun」って使ってないですよね?
 何か理由があるのですか?

▼ 【回答】
 ミニガンってのは,M134というバルカン砲の愛称.
 ミニガンってのは,M134というガトリング砲の愛称.
 主な用途はヘリに積んだり,戦闘機の固定装備として使われてたりする.
 あまり見かけないが,車両に積んだりする事もある.

 主な用途は攻撃ヘリやハンビーに積んでの地上制圧射撃用.

 実はこのM134はM61A1というバルカン砲を小型軽量化したもの.
 で,空自が持ってるF-15戦闘機にはそのM61A1が装備されてる.

 つまり,ミニガンそのものは無いが,ミニガンの兄貴分のバルカン砲は既に持ってる.
 ミニガンという愛称のバルカン砲は使ってないが,戦闘ヘリや戦闘機で,既に良く似たバルカン砲を自衛隊は既に運用している.

軍事板
青文字:加筆改修部分


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