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「中東の窓」◆(2013/02/25) イラク・ヒズボッラー?


 【質問】
 アンサール・アルスンナ軍 the Ansar al-Sunnah Army とは?

 【回答】
 各種報道を纏めると,以下のようになる.

 イラク北部と中部を中心に,外国人の拉致や米軍とイラク治安機関への自爆テロなどを繰り返す,イラクで最も活動の激しい組織の一つ.
 外国人の殺害,米軍とイラク治安機関に対する自爆テロや待ち伏せでも知られる.
「イスラムに基づいたイラク解放」
を掲げ,米軍の撤退を求め,イラク国民議会選挙などの政治プロセスも否定.
 声明には
「背教者を殺害した」
「十字軍の手先を殺した」
といった宗教色の強い表現が並ぶ.
 拉致の声明を出してしばらくしてから,ネットで
「神の裁きとして処刑した」
と,殺害現場の映像をつけて流すケースが多い.
 これまで報道された限りでは,捕まった外国人が解放された例は確認されていない.

 グループの名称は「スンナ(イスラム教の預言者ムハンマドが示した規範,慣行)の支持者」を意味する.
 少数民族のクルド地域を本拠とする武装組織「アンサール・イスラム(AI)」と,イラク戦争後にできたイラクのスンニ派組織が核になって発足した,との声明を03年9月に出して存在が確認された.

 2004年12月には,北部モスルの米軍基地内で自爆テロをしかけ,米兵ら22人を殺害.
 移行政府内で力を握るシーア派や少数民族のクルド世俗派への敵意が強く,北部の都市アルビルで60人が死んだ4日の自爆テロでも,
「背教者のバルザニ(大統領)よ,我々にはまだまだ準備がある」
との声明を出した.

 AIはイラク戦争前,アフガニスタンにあるアルカイダの軍事キャンプで訓練を受けており,AI関係者を通してアルカイダと間接的なつながりを保っている可能性がある.
 ザルカウィ幹部率いる「イラク・アルカイダ機構」とも連携している模様だ.

 2004年10月にトルコ人運転手を殺した事件では,同機構員を名乗る男が犯行に及ぶ映像がアンサール・アルスンナ名の声明文と合わせて公表されている.
 同年12月末はスンニ派武装組織イラク・イスラム軍とムジャヒディン軍の連名で選挙妨害を宣言した.

(asahi.com, 2005/5/10)

 同組織は,多数の車爆弾攻撃,イラク政府高官の暗殺事件に関与しているとみられ, シリアの情報機関との関係も指摘される.
 2005年5月,拉致され,生死が依然,未確認となっている英国系警備会社スタッフ,斎藤昭彦さん(44)の事件でも,犯行を認める声明をインターネット上に載せている.

(CNN, 2005/6/4)

 2005/06/04,AP通信によれば,イラク軍と駐留米軍は,同組織と深い関係があるとみられるテロリスト指導者ムラー・マフディを,モスルで,小規模の交戦の後,捕そくした.
 イラク軍によると,兄弟の1人,イラク人3人,アラブ系外国人1人も同時に拘束した.
 同指導者の「アンサール・アルスンナ」での肩書などは不明.

(CNN, 2005/6/4)

 「アンサール・アルスンナ」のサイトは,
http://www.infovlad.net/mirror_alansar_alsunnah/Bayan%2021.htm(アラビア語)

 ただ,この種のテロ組織のサイトは,「抹消されては移転して復活」の繰り返しなので…….


 【質問】
 バース党残党は,どのような人々を殺害対象としてきたか?

 【回答】
MEMRI,Oct/30/2006,No.1329
によれば,以下のようなリストが発出されているという.
 以下引用.

 解散させられたイラク・バアス党は2006年9月5日,イラクの政治家,法律家,軍人のヒットリスト(殺害予定者リスト)を発出した.
 これら人物は犯罪者,(敵の)協力者,背教者であり,処罰(殺害)の標的とするとしている.

 ヒットリストはチラシ様の文書で,発出者名は「ズー・カール作戦局ーー特別作戦」となっている.
 この文書は特別部隊の指揮官たちに向け,(殺害)命令は同党事務局長と(イラク)軍総司令官代理が承認したと伝えている.
 軍総司令官代理はイッザト・イブラヒム・アル・ドゥリIzzat Ibrahim Al-Douriを指す.
 同人はサッダム・フセインの革命評議会副議長で,その逮捕に2,000万ドルの懸賞金が掛けられている.
 しかし,まだ捕まっていない.

 以下は,オリジナルの,殺害の標的とされた人々のヒットリストである.
 カッコ内は,メムリ・バグダッド(事務所)提供の情報で,現在あるいは以前のポジションやタイトルを示している.

1,アブドルアジズ・アル・ハキムAbd al-Aziz al-Hakim(イラク・イスラム革命最高評議会=SCIRI=議長,イラク議会の支配的なシーア派連合のヘッド)

2,アンマル・アブド・アル・ハキム'Ammar Abd al-Hakim(アブドルアジズ・アル・ハキムの息子,しばしばスポークスマンを務める.SCIRIの第二線級幹部)

3,ハディ・アル・アメリHadi al-'Ameri(国会議員,SCIRIの民兵バドル軍団のヘッド)

4,サドル・アッディン・アル・カバンチSadr al-Din al-Qabanchi(サドル派指導者の一人)

5,ムワッファク・アル・ラビイMuwafaq al-Rabi'i(国会議員,国家安全保障アドバイザー)

6,ヌーリ・アル・マリキNuri al-Maliki(現首相)

7,アリ・アル・アディブAli al-Adib(ダアワ党所属,国会議員)

8,ジャラル・アル・サギールJalal al-Saghir(国会議員)

9,イブラヒム・アル・ジャアファリIbrahim al-Ja'fari(前首相)

10,バキル・ジャベル・ソラグBaqir Jaber Solagh(前内相)

11,アフマド・アル・チャラビAhmad al-Chalabi(前副首相,「イラク国民会議」議長)

12,アブドルカリム・アル・インジAbd al-Karim al-Inzi(国会議員,ダアワ党の分派「イラク組織=タンジーム・アル・イラキ=」のヘッド)

13,アクラム・アル・ハキムAkram al-Hakim(国会議員,アブドルアジズ・アル・ハキムの従兄弟)

14,ムクタダ・アル・サドルMuqtada al-Sadr(急進的なシーア派聖職者,マフディ軍のヘッド)

15,アブドルハディ・アル・ダッラジAbd al-Hadi al-Darraji(バグダッドのサドル派=サドル運動=のヘッド)

16,サラム・アル・マリキSalam al-Maliki(国会議員,前運輸相)

17,バハ・アッディン・アリ・アル・アラジBaha al-Din Ali al-A'raji

18,ハゼム・アル・シャアランHazem al-Sha'lan(元アッラーウィー政府の国防相)

19,フセイン・アル・シャハリスタニHussein al-Shahristani(石油相,物理学者であり,かつて核プログラム参加を拒否したためサッダム・フセインによって逮捕された)

20,ハミド・マジド・ムーサHamid Majid Moussa(共産党書記長で国会議員)

21,アブドルカリム・マフード・アル・マフマダニAbd al-Karim Mahud al-Mahmadani(ヒズブッラー=神の党=のヘッド)

22,ガジ・アル・ヤウェルGhazi al-Yawer(国会議員,元イラク暫定大統領)

23,インティファード・カンバルIntifadh Qanbar(チャラビの元側近,現在ワシントンのイラク大使館勤務)

24,アッヤード・アッラーウィーAyad Allawi(元暫定首相,国会会派「イラク国民リスト」のヘッド)

25,ラシム・アル・アワディRasim al-Awadi(国会議員,イラク国民リスト所属)

26,マフムード・アル・マシュハダニMahmoud al-Mashhadani(国民議会議長)

27,ジャラル・タラバニJalal Talabani(イラク大統領)

28,マスード・バルザニMas'oud Barzani(クルディスタン自治政府議長)

29,フアド・マアスムFuad Ma'sum(計画相)

30,アデル・アブドル・メフディAdel Abd al-Mehdi(イラク副大統領)

31,サアドゥン・アル・ドゥレイミSa'doun al-Dulemi(国会議員)

32,ワフィク・アル・サマライWafiq al-Samara'i(イラク大統領安全保障アドバイザー)

33,ファッラフ・アル・ナキブFallah al-Naqib(元アッラーウィー政府の内相)

34,サアイル・アル・ナキブTha'ir al-Naqib(「イラク国民合意」所属)

35,ムハンマド・アブダッラー・アル・シャハワニMuhammad Abdallah al-Shahwani(軍事諜報機関ヘッド)

36,アヤド・ジャマル・アッディンAyad Jamal al-Din(リベラル派聖職者,国会議員)

37,タリク・アル・ハシェミTariq al-Hashemi(イラク副大統領で「イスラム党」のヘッド,国防相アドバイザーだった兄弟アメル・アル・ハシェミAmer al-Hashemi将軍は2006年10月9日暗殺された,シリアから作戦行動を取るイラク・バアス党が犯行声明を発表した)

38,アヤド・アル・サマライAyad al-Samara'i(イスラム党,国会議員)

39,アッバス・アル・バヤティAbbas al-Bayati(トルコマン人,国会議員)

40,ワイル・アブダッラティフWa'il abd al-Latif(バスラ選出の国会議員,イラク国民リスト所属)

41,ジャワド・アル・ブラニJawad al-Bulani(国会議員,ダアワ党所属)

42,アリ・アル・ラミAli al-Lami(国会議員,「統一イラク同盟」所属)

43,ラウーフ・ラシード・アブドッラフマン裁判長Judge Ra'ouf Rashid Abd al-Rahman(ドゥジャイル事件の裁判長,2006年9月28日,暗殺未遂に遭った,この事件で義兄弟と甥が死亡した)

44,ジャアファル・アル・ムサウィJa'far al-Musawi(最高刑事法廷首席検事)

45,ムンキズ・アル・ファルウーンMunqidth al-Far'oun(最高刑事法廷検事)

46,ラシード・ジュヒRashid Juhi(サッダム・フセインの捜査判事)

47,ミトハル・アル・アルーシMothal al-Alousi(国民民主党のヘッド,国会議員)

48,カシム・ダウードQassim Daoud(元アッラーウィ政府の国務相)

49,マフディ・サビーフ・アル・ガラウィ少将Mj.Gen.Mahdi Sabeeh al-Gharawi

(内務省事務局長)

50,フセイン・アリ・カマル少将Maj.Gen.Hussein Ali Kamal(内務省バグダッド司令部担当)

51,ラシード・フライフ少将Maj.Gen.Rashid Flaih

52,アフマド・アル・カファジ少将Maj.Gen.Ahmad al-Khafaji(内務省前事務局長)

53,ムハンマド・ザイダン少将Maj.Gen.Mohammad Zaidan

54,ムハンマド・アル・ヌウマMohammad al-Nu'mah

55,ムハンマド・ズー・アル・フィカル少将Maj.Gen.Mohammed Dhu al-Fiqar(国防省,軍司令官)

56,アブドッサラーム・シャフワン准将Brig.Gen.Abd al-Salam Shahwan(国防省,狼旅団,司令官)

57,アブドルジャリル・カラフ・シュワイル・アル・マフマダウィ准将Brig.Gen.Abd alJalil Khalaf Shwail al-Mahmadawi(国防省)

58,ナジュム・アル・イカビ准将Brig.Gen.Najm al-Iqabi(国防省,ハムザ群,司令官)

59,アッバス・フセイン・アル・ムサウィ准将Brig.Gen.Abbas Hussein al-Mussawi

60,カリム・ナセル准将Brig.Gen.Karim Nasser(国防省)

61,ムハンマド・アル・ウライビ・マジド・アル・カリファ判事Judge Muhammad al-Uraibi Majid al-Khalifa(サッダム・フセインのアンファール裁判の裁判長,当初のヒットリストに名前はなく,メモ書きで挿入された)

 この文書が本物かどうかについては,本サイトは判断する材料を持たない.


 【珍説】
 「踊る大捜査線」の中に,リーダーがいない"指揮系統のない”犯人グループが出てくる.
 個人がそれぞれ自由に殺人する犯人グループに,警察が翻弄されるという話だ.
「これって,今のイラクの状況に似ている!」

 イラクでの米兵攻撃がやまない.毎日のように殺されている.

 イラクで行われているのは
「指揮系統のないゲリラ戦」
なのだ.これは怖い.
 ゲームのように米兵を勝手に殺す.

(小林よしのり from SAPIO 2003/9/3号,p.77)

 【事実】
 ザルカウィ・グループやバース党残党などの「指導部」の存在は,かなり早くから指摘されていたはずですが…….

 また,テロ攻撃対象一つとってみても,当初は直接,米兵を標的としていたものが,その後,イラク人警察官などへと切り替わり,さらに選挙前には,宗教対立を煽るためのものと思われるシーア派へのテロが集中して行われるなど,明らかに背後組織の存在を示しています.

 小林の主張は,テレビでも見ていて,思いつきで言っているとしか思えませんね.


 【質問】
 サミラ・ジャサムって誰?

 【回答】
 サミラ・ジャサム(51)はイラクにおいて,80人以上の女性を強姦組織にレイプさせ,自爆テロ犯に仕立て上げていた“自爆テロの母”.
 「アンサール・アル・スンナ」に属していたとみられている.

 彼女は,まず自爆テロの候補になりそうな女性を集め,次に裏で組織している男たちにレイプさせた.
 そして,イスラム文化圏ではレイプされた女性は死刑,そして家族全体の名誉を汚した存在であるため,「その恥をぬぐうためにはアッラーの教えに従い,聖戦に参加するしかない」と誘導.
 生きることが恥(そして死刑)になるため,被害者の女性たちはおのずと自爆テロへの道を選ぶという.

 2009.1.21,イラク警察によって逮捕.

 【参考ページ】
2009年02月05日 10:00,デジタル・マガジン


 【質問】
 Abd al-Hadi al-Iraqiとは?

 【回答】
Senior Al Qaeda operative Abd al-Hadi al-Iraqi captured
にてビル・ロジオが解説するところによれば,
・ビン・ラーデンの副官の一人で,グローバルなテロの計画に関与
・アメリカ政府は$1Mの懸賞金をその首にかけていた
・彼が,何処で逮捕されたのか発表されていない.昨年末に逮捕,グアンタナモに拘留

・逮捕を今まで秘密にしていたのはテロ計画の聞き出しや捜索の為か?
・ビン・ラーデンにアドバイスする10人からなる「ruling Shura Council 」のメンバー
・アルカイダの軍事評議会のメンバー

・アフガニスタンとパキスタンのテロの背後にいて,ムシャラフ大統領暗殺に関与
・ビン・ラーデンとアイマン・ザワヒリの同士で信頼されていた
・英国諜報部のリークでは,彼が英国でブレア首相の引退前に大規模テロを計画していた

・アルカイダのグローバル・テロを指導する位置にいたので,イラク,アフガニスタン,パキスタン其他での主要なテロ組織や人物,計画を知っていたはずである

 一方,
CIA Held Al-Qaeda Suspect Secretly
という記事で,WaPoが述べているところによれば,Abd al-Hadi al-Iraqiは昨年12月ごろ逮捕され,今週グアンタナモに送られるまで数ヶ月の間CIAによって拘束され取り調べられていることから,ヒューマンライト・ウオッチなどの発した,拷問などによる自白強要があったのではないかというコメントを掲載してブッシュ政権とCIAを非難している.
 国際法違反だと言う.
 以下引用.

Yesterday's announcement "raises worrying questions about how long he has been detained by the CIA, where he was held, what kind of treatment he endured, and whether other prisoners still remain in CIA detention," the New York-based organization Human Rights Watch said in a statement, referring to al-Iraqi.
The group called the secret detention "a blatant violation of international law."

 正規の軍隊ではないアルカイダのテロリストの拘束が人権侵害で国際法違反と言うのは些か疑問.
 国家は国民を守るために,テロリストのやっている無差別大規模テロを阻止,防止すべき責務を負うであろうから,拘束や取調べを非難するのは如何なものかと思ふ.
 現実には欧州各国はじめ,殆ど全ての国がテロリストに対しては特別体制であたっているわけで・・

ニュース極東板


 【質問】
 アリ・ワリとは?

 【回答】
 イスラーム原理主義過激派「アンサール・アル・イスラーム」の軍事指導者.
 イラク・クルド人.
 「アンサール・アル・イスラーム」の軍事部門の中核的存在で,イラク領内で軍事訓練・作戦(自爆テロ含む)・待ち伏せ攻撃・誘拐などを実行した責任者とされる.
 爆弾のみならず大砲や戦車など各種兵器にも精通していた人物といわれ,中でも生物化学兵器の専門家として知られていた.
 2006年5月6日に行なわれた米軍の奇襲で,死亡.

 ソースは,
おきらく軍事研究会,平成18年(2006年)5月15日
より.


 【質問】
 サウディアラビアのイスラーム法学者達が,米軍へのジハードを支援するよう呼び掛けるコミュニケを発表したそうだが?

 【回答】
 公式のものではなく,法学者個人のサイトで発表されたもの.
 MEMRIによれば,これによって同国内で法律抗争が巻き起こったとされ,またイラクからは批判に晒されている,という.

 最近サウジアラビアのテロリスト達がイラクに入国した時点でイラク軍に逮捕された.
 うち幾人かは,サウジのイスラム法学者26人が(2004年11月発出した)反米ジハードを許可するコミュニケに唆されたと供述した.
 コミュニケはサウジのイスラム主義者サルマン・アル・オデ師Sheikh Salman Al-'Odehのウェッブ・サイトで発表された.
 コミュニケの署名者の1人でもあるオデ師は2005年3月,カタールの衛星テレビ,アル・ジャジーラのインタビューに,26人の宗教人が同コミュニケを発出したのは,サウジの公式な宗教指導部が,かかるジハードを呼び掛けなかったためできた真空を埋めるためだったと説明した.
 オデ師はコミュニケについて,イラクの占領者に対する抵抗を同国民に呼び掛けたにすぎないと主張する.
 しかし,コミュニケは,全てのムスリム,つまりイラク国民とそれ以外の人々双方に対し,イラクで米軍へのジハードを支援するよう呼び掛けたものとみなされている.

 コミュニケはサウジの反体制派を奮い立たせた.このため,サウジの公式宗教指導部の一部高官は,コミュニケとその署名者を批判する.
 サウジ・メディアのコラムニストも同様に批判する.
 さらにサウジの日刊紙アル・ワタンは,オデ師が息子をイラクでのジハードに行かせないため政府の関与を要請し,その協力を得たと報道.
 この結果,同紙とオデ師との間で法律抗争が持ち上がった.

 一方,イラクでは,政府・政党幹部やコラムニストなどが,コミュニケはイラクの内政に対する露骨な干渉だと批判.
 また,コミュニケはイラク国家の治安回復を助けず,逆に流血を奨励していると批判した.

 コミュニケは
http://www.islamtoday.net/articles/show_articles_content.cfm?id=72&catid=76&artid=4436
に掲載された.

 26人の署名者は以下の通り.

アハマド・アル・クダイリ師(博士)Sheikh Dr. Ahmad Al-Khudhairi:アル・イマーム・ムハンマド・ビン・サウード大学イスラム法学講師,
アハマド・アル・アブド・アル・ラティフ師(博士)Sheikh Dr. Ahmad Al-Abd Al-Latif:ウンム・アル・クラー大学神学講師,
ハメド・ビン・ヤアクブ・アル・ファリーフ師(博士)Sheikh Dr. Hamed bin Ya'qub Al-Farih:ダンマーム師範学校(コーラン)注釈講師,
アル・シャリフ・ハテム・アル・アウニ師(博士)Sheikh Dr. Al-Sharif Hatem Al-'Awni:ウンム・アル・クラー大学ハディース講師,
カレド・アル・カセム師(博士)Sheikh Dr. Khaled Al-Qasem キング・サウード大学イスラム研究講師,
サウード・アル・ファニサン師(博士)Sheikh Dr. Saud Al-Fanisan アル・イマーム大学注釈・コーラン研究講師,
サイド・ビン・ナセル・アル・ガムディ師(博士)Sheikh Dr. Sa'id bin Naser Al-Ghamdi アブハ・シャリーア(単価)大学神学講師,
サファル・ビン・アブド・アル・ラフマン・アル・ハワリ師(博士)Sheikh Dr. Safar bin Abd Al-Rahman Al-Hawali ウンム・アルクラー大学元神学講師,
サルマン・ビン・ファハド・アル・オデ師(博士)Sheikh Dr. Salman bin Fahd Al-'Odeh イスラム・トゥデイ(ウェッブ・サイト)のスーパーバイザー,
スレイマン・アル・ラシュディ師(弁護士)Sheikh Suleiman Al-Rashudi,
サレハ・ビン・ムハンマド・アル・スルタン師(博士)Sheikh Dr. Saleh bin Muhammad Al-Sultan アル・カシム大学イスラム法学講師,
アブド・アル・ラフマン・ビン・アルシュ・マドカリ師(博士)Sheikh Dr. Abd Al-Rahman bin 'Alush Madkhali師 範カレッジ・ハディース講師,
アブド・アル・アジーズ・アル・ガムディ師(博士)Sheikh Dr. Abd Al-Aziz Al-Ghamdi アブハ・キング・カレド大学イスラム法学講師,
アブド・アッラー・ビン・イブラヒム・アル・タリキ師(博士)Sheikh Dr. Abd Allah bin Ibrahim Al-Tariqi アル・イマーム大学イスラム文化講師,
アブド・アッラー・ビン・アブド・アル・アジーズ・アル・ザヤディ師(博士)Sheikh Dr. Abd Allah bin Abd Al-Aziz Al-Zayadi アル・イマーム大学イスラム文化講師,
アブド・アッラー・ワキル・アル・シェイク師(博士)Sheikh Dr. Abd Allah Wakil Al-Sheikh アル・イマーム大学ハディース講師,
アブド・アル・ワハブ・ビン・ナセル・アル・タリリ師(博士)Sheikh Dr. Abd Al-Wahab bin Naser Al-Tariri イスラム・トゥデイ(ウェッブ・サイト)副スーパーバイザー,
アリ・ビン・ハッサン・アシリ師(博士)Sheikh Dr. Ali bin Hassan 'Asiri アブハ・シャリーア・カレッジ神学講師,
アリ・バダフダハ師(博士)Sheikh Dr. Ali Badahdah キング・アブド・アル・アジーズ大学ハディース・コーラン研究講師,
アウダ・ビン・ムハンマド・アル・カルニ師(博士)Sheikh Dr. 'Awdh bin Muhammad Al-Qarni アル・イマーム大学元イスラム法学講師,
カセム・ビン・アハマド・アル・カトラディ師(博士)Sheikh Dr. Qasem bin Ahmad Al-Qatradi アブハのジャリーア・カレッジ注釈講師,
ムハンマド・ビン・ハッサン・アル・シャリフ師(博士)Sheikh Dr. Muhammad bin Hassan Al-Sharif キング・アブド・アル・アジーズ大学コーラン・コーラン研究講師,
ムハンマド・ビン・サイド・アル・カハタニ師(博士)Sheikh Dr. Muhammad bin Sa'id Al-Qahtani 元ウンム・アル・クラー大学神学講師,
ムサッファル・アル・カハタニ師(博士)Sheikh Dr. Musaffar Al-Qahtani キング・ファハド石油・天然資源大学イスラム法学講師,
マハディ・ムハンマド・ラシャド・アル・ハカミ師(博士)Sheikh Dr. Mahdi Muhammad Rashad Al-Hakami ジャザンの師範学校ハディース講師,
ナセル・アル・オマル師(博士)Sheikh Dr. Nasser Al-'Omarアル・ムスリム(ウェッブ・サイト)スーパーバイザー.

(MEMRI)


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